毎年、GWは、自分の中では何となく「川開き」と決めているフシがありまして、
毎年なんやかんやと理由をつけて川に入るようにしています。
たしかに水は冷たいし、雪解けのために水量は多いので
結構大変です。
でも、あえてこの時期に川にいかないと、、
今年1年の活動において、
川に限らず、
冷静な判断や決断をちゃんとやれるようになれないような気がして、
なので、自分を追い込むように冷たい川にはいります。
今年は、歴舟川でラフトボートに乗りました。
コースは、カムイコタンキャンプ場から大樹橋までの約8キロ。
おりからの雨で、河川の氾濫にご注意ください、という天気予報を気にしつつ、
でも、川そのものはまだ増水手前…今がチャンス!という状況です。
夏のコンディションのよい時期だと、とても快適に下りてこられる場所です。
カンのいい子どもだったら、子どもだけで漕いで下りて来れるぐらい。
しかし、なんせ今シーズン初めてです。
この雪解け水で、川の形が変わったり、今まで無かった倒木があるかないかは
行く前は全くわかりません。
そこが、判断決断のしどころであり、
自分の技術が耐えられるかどうか試されます。
しかも、今回はラフティングなので、チームワークも重要です。
最初に、どうなっているかわかんないから、どうなるかわかんない、
その時は、みんなでどうにかしよう、というDSRを確認し、
乗る乗らないも自分の判断で決めました。
船の操舵技術だけではなく、
そういう判断決断、議論も含めての、スタッフトレーニングです。
で、結果は…。
大成功!
自分たちの技能を十分に使いこなし、
常に全身を使って川の情報をキャッチし、
早めの判断と決断をしながら、無事にしかも楽しく下りてくることができました。
川のシーズンを迎える前に、
良いプロセスと、良い経験ができたと思います。
乗り込んだスタッフ諸君は、大満足の様子です。
ワタシは、満足+ぐったり。
その日の晩は、あっという間にお酒に飲まれたのは言うまでもなく。
激流に落っこちてぐるぐる回っているような感じになっちまいました。
お酒のせいではありませんが、
さすがに、翌日はムリ。川が大増水してました。
出番を失ったラフトくんは、雨に濡れたまま倉庫に片付けられました。
次、また行こう。