いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

頂きました。ありがとうございます!

2011-04-29 17:55:58 | うえだんな
森っこクラブでお世話になっているお母さんより、
薪を大量に頂きました。本当にありがとうございます!!!





アリとキリギリスではありませんが、
今年から、暖かいうちにせっせと薪を運び続けることになりそうです。
いやはや、本当に助かります。ありがとうございます。

そして、和みの森運営協議会会長様よりお預かりした、
ネコ型ロボット。



たくさんあります。段ボールからはみ出しています。

これは、幼稚園の保育で、森の中で使う予定です。
いろんな人たちのおかげで、いぶり自然学校は徐々に形になってきています。




その後のアク

2011-04-29 17:51:10 | うえだんな
灰汁せっけん、その後使ってみました。
油がたっぷりついたフライパンに灰汁石鹸を入れて、
漬け置きにしました。

そしたら、漬け置きにしたところはしっかり落ちました!

が、スポンジでごしごしこすったら、
他の部分の油がついちゃって、ちょっと失敗しました。

つまりですね、洗剤のようにゴシゴシするタイプではないのですね、多分。
しばらく漬け置いて、軽く汚れをとって
水ですすぐのがよいかも知れません。

夜、洗いおけにつけておいて、
朝、洗えば、台所の電気もあんまり使わないで済みますな。

これ、たくさん作っても腐るものではないらしいので、
これからせっせと作ることにしますか。
大きなかめとか、ポリバケツにためて、ひしゃくですくって
使うぐらいがいいかな。

アク

2011-04-24 19:26:26 | うえだんな
灰汁とかいて、アクと読みます。

まだまだ冷えるこのいぶり事務所、
相変わらず薪ストーブにお世話になってます。
それにしても、体積にしたらけっこうな体積を燃やしてますが、
薪ストーブの中にたまる灰は、ほんのちょっぴりです。
LEAFのテキストによりますと、灯油と木材、同じ量の熱量を得るには
木材は灯油の8倍ほどの体積が必要なのだそうです。
だから、うずたかく積まれた薪は、実はあっという間に燃えちまいます。
で、残るのは灰です。

でも、灰には
そんなにでっかい体積を持つ木のエネルギーが、むしろ凝縮しているのではないか、
と考えたりもするわけで、
それを無駄にすることはないな、と思い、
噂の灰汁洗剤とやらを作ってみることにしました。

薪ストーブから取り出した灰です。



ざるに、タオルを敷いてみますか。



薪ストーブの上にかけてあったお湯をやかんで2杯、かけます。
あたりにもわっと、灰の匂いが漂います。
この匂い、どこかでかいだことあるなあ、どこだっけ?
ヤカン2杯はちょっと多いかなあ?灰は、庭の木の下に撒いてあげよう。



で、とりだしたのがこれです。とりあえず、ペットボトルに入れました。



早速使ってみたいのですが、
とりあえず今は洗い物がないので、出番はなしです。
調べてみると、洗濯によいとか、体も洗えるとか、そう書かれています。
たしかに、理屈はそうですね。
でも、洗剤っていうと泡が出ないと効かない、というイメージがあるから
そんなあやかしに騙されないように、実験してみたいものです。
漬け置きがいいのかな?
はてさて、その効果はいかに!?


薪割りとエネルギーの循環

2011-04-24 12:32:02 | うえだんな


昨日、ウヨロ環境トラストで育林研修でした。
(ワイヤーロープを編んだ けっこう難しいですね)
帰りがけに、パイプいすやらウォータージャグやらを頂きました。
大変助かりました!ありがとうございます!

育林研修の前の時間を使って、同じくウヨロのBNNさんの林から
カラマツを頂いてきました。

けっこうな雨の中、
林に転がっているカラマツをトビで引っ張り出し、
玉切りにして、トレーラーに載せて、
事務所に運んで、おろして、太いのは割って、積み上げ、並べる。

この作業、果たして1人でどれぐらいできるのかと試した結果、
上の写真となりました。
(腰が痛いっす)

果たしてこの量が多いのか、少ないのか。
ともかく、ウエダという有機物のかたまりが約4時間放出したエネルギーが、
これぐらいのエネルギー、というかカロリーに変換した、
ということでしょうか。

震災の影響もあり、今エネルギーのあり方について
少し考える機会が増えました。
何気なく使っているストーブや電気のコンセント。
これらの見方を少し変えると、
そして自身の持つエネルギーのことを考えると、
けっこう消費しっぱなしなことに気がつきます。

このカラマツを扱うにも、車のガソリンは使うし、
チェーンソーの混合油は使うし、
ぼく自身も腹いっぱい食べないと動かないし、
雨に当たっているから冬まで乾かさないといけないし、
この木自身ここまでになるのに数十年かかっているし、
けっこうエネルギーが放出されてますね。

それが、薪ストーブにくべられて、火がついて、
「熱」が出てきて、それで僕たちがまた腹いっぱい食べられるわけですな。

こう書くと、
「エネルギーの循環」ってけっこう目に見えないけど
複雑に循環してますね。

その中に人間、という有機物も、映画マトリックスのように
ひとつの「エネルギー」と考えると、
なんか無駄にため込んだり、無駄に浪費したりと
けっこう「問題児」的なエネルギーなのかもしれない。

私、というエネルギーを、どう上手に放出し、
どうやって蓄電するか、そんな視点を持ってみようかと思います。

ということで!
わが身にまとわりついているエネルギーを世のため人のために
放出してみたいという方!
薪割りエクササイズ、してみませんか!




「構え」その2

2011-04-21 23:35:37 | うえだんな
店舗スペースを、四隅から撮ってみました。









いまいちよくわからないかもしれないのですが、
要するに、まだスペースがあるのです。

作業机で、たまにはみんなで食事でもできるような、そんな机があるといいなあ。

この前お越しになった方が
「世の中、なかなか木工クラフトをさせてくれる場所ってないのよ」と言っていました。
確かにそうです。なかなかかなづちやのこぎりを使える机、万力なんかがついている机ってないですね。
と考えると、いぶり自然学校には道具はわりと揃っているので、
机さえあれば、なんとかなるかも知れません。
木は、和みの森から調達できます。

ということで、
ちょっと頑丈な作業机、ないでしょうかね。
学習机ではないですね。
食卓テーブルでも、なんとかOKかもしれないけど、できればごっついのがいいですね。

そんなの、ないか…。
自分で、作るか…。
さすがに、時間がないんだよな…。
だれか、作ってくれないかなあ…。


事務所の「構え」

2011-04-17 21:15:53 | うえだんな
本当はいろいろとデスクワークがあるのだけれど、
この先作業ができる日程も取れそうにないので、
今日は一日事務所の店舗スペースの「構え」を仕立てていました。

お陰様で、いろいろな方から「これよかったら使ってください」とお譲り頂くことができたので、
それを今日一気に引き取りに伺い、とにかく並べてみました。

薪ストーブとソファ。なんとロッキングチェアーも。



煙突も、風で倒れないように梯子をつけ、
煙突自身もさらに伸ばしたので、これで大丈夫です。消火器も近くに設置しました。
火災報知機も設置します。

店舗スペースでも、お店番をしながら仕事ができるように、
ソファ脇に学習机と小さな茶だんすを置きました。
コルクボードには、何かお知らせとかを貼りだしましょうか。



本棚も増えてきました。
「和みの森文庫」を作ろうかと思っています。



事務所スペースには、立派なオープンデスクが設置されました。
スタッフのみなさんが来ても、バリバリ仕事ができます。



2階の宿泊ルームに、これまたおしゃれソファを設置しました。
それぞれの部屋に1個ずつです。



台所には、嫁入り道具のような立派な茶だんすです。



いやはや、お譲り頂いた皆様、本当にありがとうございました。
まずはこれでひと段落。最低限の構えにはなったかと思います。
が、まだまだ足りないものがありそうですので、
また懲りずに「これ欲しいです」と連絡するかもしれませんので、
その時は、またご協力お願いします。





やまちゃん、釜石へ

2011-04-15 14:37:12 | うえだんな


やまちゃんが、ねおす震災支援第9陣として
急遽釜石へ行くことになりました。
(震災支援の詳細はこちら
何せ急な話であったので、
関係する皆様にいろいろと予定を調整させていただきました。
予定変更をさせていただいた皆様、本当にすみません。
そしてご理解いただき、ありがとうございます。

今回は、車ではなく電車での現地入りです。
うえだんなから借りた古いバカデカザックに諸々積み込んで、
避難所でお世話になっている方へ届ける菓子折を持って、
ややよろけながらも力強く苫小牧駅に向かっていきました。



今回のやまちゃんのミッションは、
避難所の子たちを週末に森へ連れて行き、
ちょっとした自然体験プログラムを提供する、とのことです。
これこそ、まさにやまちゃんの出番。
今まであちこちで回してきた活動のノウハウあれこれと、
なんといってもやまちゃん、という素敵なキャラが
釜石周辺の「何か」を「前向き」にさせてくれると思っています。

戻ってきたら、どんなドラマがあったのか
聞かせてもらいましょう。
そして、ぼくらに何ができるか、もう一度考えましょう。

では、くれぐれも気をつけて…、行ってらっしゃい!

シラカバ樹液講習会

2011-04-07 19:39:36 | やまちゃん
久しぶりに和みの森で活動です。

雪が融けて、植物たちは芽吹きの準備をしているところです。
北海道どの地域でも目にする樹木で思い浮かぶのって、シラカバと
いう答えが多いのでは?
そんな馴染みのあるシラカバも芽吹きの準備中です。
その時期に幹に管をさすとポタポタと樹液がでてきます。
無色透明で水みたいです。
その樹液には様々な効果があることが分かり、密かに注目
されています。

シラカバ樹液の採取が行われている南十勝大樹町から、
講師の有岡さんにお越し頂いて講習会を行いました。
和みの森にもシラカバが生えている、シラカバ樹液を採取して
みようという試みです。


本日のシラカバのコンディションを有岡さんからお聞きしてから、
いよいよシラカバ樹液の装置を設置してみます。
装置はホームセンターにあるもので作られています。
まずは有岡さんが選んだ木に穴をあけてみると、じわ~っと
樹液がにじみ出てきましたよ。
グループになってもらい、樹液が採取できそうな木を探して
装置をセットしてみることに。

設置するポイントとしては、日当たりが良くて比較的若い樹が
いいみたいです。装置のホースからチョロチョロと出ている
ものがあれば、少し出てピタッと止まってしまうものもありました。 

明日、缶の中にはどのぐらい溜まっているかは楽しみにしておいてと。
コンテナへ戻り際に川に魚がいると教えて頂き側へ行ってみると
結構な数が群れをなして泳いでいました。
またその側をカエルが泳いで横切る姿が。
春ですねぇ。


シラカバ樹液でいれたコーヒーはほんのり甘く、お昼ごはんと一緒に
おいしく頂きました。子どももおいしいと飲んでいます。

午後からはシラカバ樹液の成分についてのお話。

カルシウムが摂取できたり、水分を細~い根から吸収され、
木のすみずみまで行き渡るように、樹液は粒子が細かいのだそうです。
浸透しやすく、パンや麺につかうと、甘みのある生地に仕上がったり、
または化粧品にも使われているそうですよ。

和みの森が肌寒くなってきたこともあり、1日目のフィールド講習は終了。


場所を苫小牧の新事務所に移り、水のかわりにシラカバ樹液を使って
シャブシャブという何ともおいしい時間です。午前中からの参加は
難しいけれど、夕方の少しの時間なら来ることができる皆さんも
新事務所へ集まり、賑やかになってきましたよ。

みなさんで手分けして準備を行っていきます。順調に整い、みなさん
楽しみにしていた樹液しゃぶしゃぶの時間がやってまいりました。

タダの水に昆布を入れたモノと食べ比べてみることに。
見た目は一緒だし、違いが分かるかなぁ。
樹液でお肉をシャブシャブして、いただきま~す!
おっ。お肉は柔らかく、甘みも増してよりいっそうおいしくなっています。


みなさんもお肉のおいしさの違いを実感していました。
羽釜で炊いたごはんもこれまたおいしい。
おこげは子ども達に大人気、中には、初めて食べたって子もいます。
ごはんも樹液で炊くと、甘みのある炊き上がりになるんですよ。

外は雪がチラついたりと、冷えてきました。
今日仕掛けた缶にはどのぐらい貯まっているか気になるところです。


2日目はいよいよ樹液採取。
缶の蓋を開けてみると樹液が貯まっています、寒くて凍っています。

中にはホントに少ししか貯まっていないものも・・・
今日は雪がチラつき気温がそれほど上がらず、全部合わせて2リットル
程採れました。貴重な樹液をみなさんで均等に分けています。

和みの森でも気温が10℃以上になれば、もっと樹液が採れるとのことでした。
しかし芽吹きの準備をしている今だけなんですって。

樹液を採取しながら、魚やカエルの姿や小鳥の声を聞きながら春の訪れを
感じる2日間でした。
これから森の木々とともに和みの森の活動も賑わってくる季節がやってきますね。

でっかい!

2011-04-07 18:24:42 | うえだんな
和みの森の会員さんより、ものすごく大きな木をもらいました。





トドマツだと思われます。巨大なゾウの足首のようです。
まさか、こんなでっかいのが来るとは思ってもおらず、ちょっとどうしようか考えています。
まず、1人では絶対に動きません。
チェーンソーも、うちのやつでは刃が足りないんじゃないかなあ。
一枚板の重厚なテーブルが作れそうです。よくバーカウンターにあるやつ。
でも、そんなの簡単にできる気がしないなあ…。

せっかくなので、
和みの森に役立てられるようなものに変えられたらいいなあと思うのですが、
それにしてもでっかすぎて、見当もつきません。

だれか、よいアイデアを頂けませんか?

春の訪れ

2011-04-07 17:49:17 | うえだんな
忙しく動き回る年度初めではありますが、
少しでも時間をとって外に出るようにしています。
手始めに、シラカバ樹液採取をしてみました。

4月6日(水)の11時頃に5か所ぐらいに仕掛けて、
4月7日(木)の15時頃に回収しました。
その5つをあわせたら、こんな感じです。



奇跡の雫、シラカバ樹液。
この天然のおすそわけは、
自分たちが楽しむだけではなくて、関わっていただける皆さんと
うまく分かち合うことができたらと思っています。