いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

木道づくりWS第3弾

2009-08-31 19:13:47 | うえだんな
和みの森で、
3回目の、木道づくりを行いました。
頂いた丸太の残りを全部木道にしてしまいます。

皮むきも、だいぶサマになってきました。



実は、ドリルを使ったことがない人って、案外多いんですね。
でも、すぐに使えるようになります。



今回は、丸太のはみ出た分は、チェーンソーで切ることにしました。
講師の孫田さんです。男前です。



自分にチェーンソーを使う人生が、まさか訪れようとは。



使い終わった刃も、しっかり研ぎます。



そして、出来上がった木道ユニット。

 

約15~16メートルほどです。
決して長くはありません。まだまだこれからです。
でも、着実に伸びている、その感覚が嬉しいです。

車椅子も、わんこも、足取り軽く。



さて、次は「どこに敷くか」を考える時期です。
この秋に、うまく計画ができるように
準備を進めたいと思います。

和みの森 ニセアカシアバスターズ

2009-08-28 20:28:15 | たしゆ

 苫東地区にある和みの森で ニセアカシア討伐をしてきました。
苫小牧市内の小3年生とその保護者で
総勢70名くらいです。

 地域や身近にある自然環境を知ろう!ということで
和みの森での活動。

 勇払原野に生えていたハスカップを保存している所のそばに
ニセアカシアがたくさん生えています。

 成長が早いので、ハスカップが日陰になってしまったり、
小さいうちは、トゲがあって、ハスカップ狩りに来た人たちを
傷つけてしまったり…
 
 このニセアカシアは街路樹に使われたり、
はちみつがとれたりもします。

 こんな話を胆振森つくりセンターの方がわかりやすく話してくれました。

 だけど、ここ「和みの森」では、
ハスカップを守るため、討伐しました。

 討伐は 東胆振森つくり協同組合の方の協力で行われました。

ヘルメットをかぶり、少し離れたところから見学。

 「ぴー」っと笛の合図で
大きなニセアカシアが どか~ん!!と倒れます。



 大人も子どもも
「おぉ~っ!!」歓声が
すごい迫力です!!

 その後、倒れた木を のこぎりで
運びやすく、切り刻んでいきました。


 かなりの雨の中の活動でしたが、
みんな楽しそうにやってましたよ。



 今日の活動はたくさんの方の協力でできました。
草が伸びきっていては大変だろうと
そして、ハスカップを守る手伝いをしてくれてありがとう。と
広~い場所を草刈してくれた 苫東の方達もありがとうございます。

 みんなで楽しみながら、
地元の自然を手入れしていく。

 それって楽しいね!って思ってくれたらうれしいです。

また、何かの機会に「和みの森」に遊びに来てください。

 

トムソーヤクラブ道東キャンプ4日目

2009-08-26 22:39:02 | うえだんな
そんなわけで、
3日間、たっぷりと道東の森と水に遊んでもらいました。
普通なら、「あーおもしろかった」なのですが、
そして、それはそれでもOKなのですが、
ここまで、北海道の人たち、あるいは
先住民の方々が守ってきたこの自然環境です。
楽しませてもらったわけですから、少しぐらい恩返しというか
なんか貢献してから帰りたい、というものです。

そう、日本地図を開けば、
北海道と、自分たちの住む関東地方、距離は確かに離れていますが、
水という無形のパイプで確実につながっているわけです。
北海道の自然が荒れるということは、
自分たちの生活空間が荒れるということにもなります。

まあ、そんなことを暗く深刻に考えていたばかりではないのですが、
そんな旅の締めくくりにちょうどよい活動を見つけました。

ウチダザリガニ釣り&塩ゆで です。

今、北海道じゅうの水辺を闊歩しているウチダさん。
この駆除を、初日に訪れた釧路湿原・温根内でやることになりました。



レンジャーの磯野さんから手渡されたのは、つりざおとスルメ。
そういや、オレ小さい頃これでザリガニ釣りやったなあ。
まさか、大人になってもやるとは思わなかったなあ。
と思うのは大人だけ。
子どもたちは、今子どもであり、
今、その活動に夢中です。

24匹。はぎーが塩ゆでして、昨日のトウモロコシとともに
鮮やかに盛り付けてくれました。
相変わらず、ハッとするような赤。




皮をむいて、背ワタを取って、食べます。
たしかに、おいしい。おいしいんです。
でもね。
本来いるはずのない、しかも人為的な理由で増えてしまった、
そしてザリガニには何の罪もないわけで、
でもこうやって食べられているウチダさんの味。
おいしいのだけれど、ちょっと切ない味です。

と、そんな風に、美しい道東の森と水、そこに生きる動物や人たちと
出会う旅は終わりました。

本州の子どもにとって、いや子どもだけじゃなくて、大人にとっても、
北海道という場所は特別な場所。
そして、事実いつ来ても、特別なものことをたくさん体験できます。
なので、これからも、こんな形で
本州の子たちと北海道の自然や文化をつなげていきたいと
強く思った4日間でした。


トムソーヤクラブ道東キャンプ3日目

2009-08-25 19:14:04 | うえだんな
トムソーヤクラブのキャンプも、3日目となりました。
ここまでくると、たいてい少しずつ体のリズムが出てきます。
一方、ここまで「おりこうさん」だった子も、
少しずつ本性が現れてきますね。
疲れも出てくるのかもしれないけれど、
ここからが、この旅の本番です。

考えてみれば、
この1~2日は、ずっと湖を「眺める」ばかりでした。
それはそれで楽しいのだけれど、
こんなに美しい湖を見てると、
中に入りたいよね。泳ぎたいよね。
より深く、より直接的に「湖」という自然と戯れたくなります。
なので、丸一日かけて、湖でデイキャンプをすることになりました。

場所は、道東の大きな湖、屈斜路湖です。
川湯EMCのじゅりさんも、遊びに来てくれました!

和琴半島にある「自然塾」から、なんとラフトボートを借りて、
みんなでヨイショヨイショと漕ぎ出します。



なんと、船の上は子ども達だけ。
自分たちの力だけで、目的地へと漕ぎ進んで行きます。
なぜか、うまく漕ぐことの出来る舟と、
なぜか、うまく進まない舟と、
その差が生まれるのはどういうことからしらん。

目的地は…オヤコツ地獄です。

が、なんか途中の温泉がとっても楽しかったので、
そこで存分に遊ぶことにしましたよ。



日ごろから「泳ぐこと」に慣れている本州の子達です。
「遊んでいいよ」という号令がかかったとたん、
ラフトボートからぼんぼん飛び込み始めました。しかも頭から!!
そして、冷えたら露天風呂であったまって、また飛び込んで。
しまいには、ラフトボートをひっくり返して、
その上でバトルロイヤル(要するに落としあい)が始まりました!!
これは、かなりこーふんします。
今までの力を一気に爆発させて、みな戦いました。

最後は、「第1回屈斜路湖ビッグスイム」。
その露天風呂から最初のスタート地点まで、
なんと泳いで移動します。
幸いに、今日の屈斜路湖は本当に穏やか。
こんな好条件のなか、オープンウォーターレースができるのは
幸せです。
みんな、思い思いのスピードでしっかりと泳ぎきりました。

そんな、丸一日かけての湖遊び。
今日の締めのおやつは、川湯のもぎたてとうきび。
おいしくないはずが無いわけですよ。
子どもたちの体は、
中からも外からも北海道の色に染まったようです。

トムソーヤクラブ道東キャンプ 2日目

2009-08-24 21:34:15 | うえだんな
昨晩歩いたあの森をもう一度歩くところから、朝の活動が始まりました。
エゾリスも顔を出し、ボッケもボッケボッケしており、
空は青く、湖は青く、改めて阿寒の懐の深さを実感しました。



午前中は、そんな阿寒湖の水中に迫ります。
そう、やっぱりマリモでしょう。
阿寒湖を船で走り、阿寒湖ビジターセンターの田中さんに
いかに阿寒湖がすごいのかを教えてもらいました。



午後からは、阿寒国立公園のクライマックスともいえるオンネトーへ。
1時間ぐらい歩いてたどりついた、幻のブルーレイク。
やんちゃな子どもたちも、あっと息を呑むほどの美しさです…。



そんな、北海道随一のスピリチュアルスポットで思うように遊び、
帰るころになったら、なんとさあーーっと雨が。
そう、みんなの遊んだ跡を、雨がきれいに消してくれたのです。
やはり、私たちの活動は、カムイに守られているのです。
それを、確信しましたね。
とてもよい旅です。

そういう話を聞きながら、夜のカムイコタンへ出かけます。
アイヌの古式舞踊を見るのです。
浪々と流れる歌。
天と交信しているとしか思えない、ムックリの音色。
子どもたちの、アイヌへのリスペクトも最高潮に達します。
みんな、舞台に上がって踊ったりして、
ますます子どもたちの体は、北海道仕様になっていくのでした。


トムソーヤクラブ道東キャンプ1日目

2009-08-23 20:50:39 | うえだんな
(株)日本旅行トムソーヤクラブの道東キャンプをお手伝いしています。
またまた、東京周辺の都会っ子たち11名との4日間です。

子どもたちは、北海道に来た、はいいけど、この釧路とか、湿原とか、
よくわかんないです。そりゃそうだ。
そんな彼らの心を、あせらず、少しずつほぐしていきます。

まずは、釧路空港の広場で自由遊び。
窮屈な飛行機は、やっぱり窮屈だからね。
涼しい屋外で、走り回ります。
そして、釧路動物園に立ち寄る途中に、恋問の浜で海遊び。



道東の森のエネルギーのすべてが凝縮された食べ物を拾い(昆布ですが)、
食べてみました。
少しずつ、体の中を北海道のもので活性化させていきます。

釧路動物園では、学芸員さんよりこれから出会うかもしれない
北海道の動物たちを観察。フクロウやタンチョウなど、
実際に目に焼き付けておきます。



でも、それでも、まだ「湿原」って良くわかんないんだよね。
ということで、温根内VCを訪れ、
湿原の木道を歩き回り、その有様を少し体感することにしました。
やっぱり、ヤチマナコはおっかねえなぁ。甘く見てた…。
普段すんでいるところとは違うなと、少しわかってきたぞ。

そんなことをしつつ、バスは阿寒へ。
車窓からは、そう、早速野生のシカが見られます。

夕食を食べ終わったら、夜の阿寒の森へ出かけました。
「君たちの体は、まだ本州の空気でいっぱいだ。
ここで、阿寒の大地から噴出する蒸気を体に注入し、
一気に体を北海道仕様にするのだ!」と
ボッケを目指して歩くことになったのですが…。

ここ阿寒のボッケは、いわばアイヌの聖地。
シャーマンはぎー(ツーリズムてしかがの萩原さん)が、
先に聖地に入り込んで、
訪問の許可を得るべく、ムックリを奏でながら
カムイと交信をしているらしい…。
しかも、そのシャーマンはぎーの待つボッケに続くスピリチュアルロードは、
一人で歩いていなねばならぬ、という掟があるらしいと
「えー、まじ」だんだんとドキドキしてきました!

果たして、真っ暗なスピリチュアルロードを歩くと、
森の中では「ゴロッ ゴロッスケホゥホゥ」とカムイの啼きかわしが。
体中がビリビリするほどの緊張感です。

ゴールのボッケでは、
衣装に身を固めたシャーマンはぎーが、
ろうそくの光の中、ビュンビュンとムックリを奏でております。
子どもたちは、誰かに言われたわけでもないのに…。
そっと、その光の周りに集まり、不思議な音に聞き入っていました。
空には、満天の星。
腰を下ろしたその地面からは、暖かい熱気が。



最初は、ちょと演出しすぎたかなと思っていたけど、
これがこれが、なんかやっている方もそんな気がしてきた!
シャーマンはぎーも、なんか子供たちに熱く語ったりしてね。
とても、スピリチュアルな、不思議で素敵な夜をすごしました。
ここはまさにカムイの町であることを、実感しています。

夏の巡業後半戦

2009-08-21 21:06:12 | うえだんな
今年の8月は、外に出まくっています。
大樹のキャンプが終わり、
たまりにたまった仕事をやっつけて
(全部やっつけ切れてません…関係者の皆様すみません)、
苫東で保育園のプログラムを実施し、
今日は終日札幌にて並みいる賢者たちのお話を頂き
(大変参考になりました)
明日は苫東でプロジェクトワイルド養成講習、
そしてその足で一路釧路。
翌日からの4日間、阿寒湖や屈斜路湖、オンネトーをまわる
キャンプに参戦します。
珍しく、道東めぐりです。珍しい。

一方、登別では自然ガイド養成講習が始まり、
さらに助成金の報告もあり、
ああそうだ、中学校のプログラムシートも作らないと、
あの本も読みたいし、この本も読みたいし、
たまにはゆっくりお風呂にも入りたいし、
あのテキストもじっくり書きあげたいし。

ススキは穂を広げ始め、苫東のキイチゴは今がピークです。
秋の雰囲気が見え始めましたが、
まだまだ夏は終わりません。
さあ、後半、ビシッといきますか!!

平成21年度 自然ガイド養成講習

2009-08-16 16:05:44 | うえだんな
受講生募集のお知らせです。

今年度も、あの「自然ガイド養成講習」が開催されることとなりました。

より深く、より広く、登別・北海道の自然についてたっぷり学びませんか。
そして、それを安全に伝える「ガイド技術」を身につけませんか!

受講料は無料です。
また、この講習をすべて履修すると、
北海道アウトドアガイド資格制度「自然ガイド」の筆記試験が免除される、
お得な講習です。

昨年度受講された方でも、もう一度受講することができます。
カリキュラムは昨年度と同様ですので、
昨年度出席できなかった講座に参加いただくことが可能です。

◆日時:8月25日(火)~2月23日(火)全28講座 
 基本的には毎週火曜日 18:00~21:00頃(3時間程度) 
 月に1~2回 土曜日・日曜日または祝日(終日)
◆場所:登別市ネイチャーセンターふぉれすと鉱山およびその周辺
◆受講料:無料
◆講師(予定):遠藤潤 松原條一 荒川昌伸(NPO法人モモンガくらぶ)
 菅野修広(カントレラ) 金田一仁志(俳優) 中村一樹(気象協会)
 前田菜穂子(クマ牧場) 笹森琴絵(海洋調査員) 
 大塚吉則(健康保養ネットワーク)野本正博(アイヌ民族博物館) 
 伴野俊夫(ヨシキリの会) 登別市消防 
 宮本英樹 荒井一洋 小林峻 上田融(NPO法人ねおす) など

申し込み・お問い合わせは上田まで。ueda@neos.gr.jp

大樹キャンプ後半、無事終了

2009-08-13 11:48:17 | うえだんな
なかなかインターネット環境にいられなかったので、
戻ってきてからのUPです。

タイトル通り、無事に大樹でのキャンプ後半
「ワイルドキャラバン」が終了しました。

参加者が5人と少なかったので、常に子どもたちの思いを聞きながら
やりたい旅はどんな旅?と聞きながら進めました。
結果、彼らが選んだのは、川旅です。



1泊2日かけて、歴舟川を下りました。
水量が少なかったので、河口までは出られませんでしたが、
すべて、かじ取りのスタッフなしで、
自分たちだけの力で下りきりました。
(もちろん、スタッフは脇を漕いでバックアップします)

十勝は、やはり雄大でした!



ごはんも自分たちで作り、
ひたすら荷物を運び続け、片付け続け、そしてまた降ろして…。
否が応でも、自分のことを自分でやり続けないといけない1週間です。
子どもたちは勿論、大人たちも、
日頃忘れがちになっていた「普通の生活」を取り戻したような、
そんな時間になりました。

今回のキャンプのチラシには、
「生き方を変える1週間」とあります。
キャンプのあと、劇的に、180度変わってしまうわけではないけれど、
子どもたちの中にある何かを刺激して、
これからの人生に役立ってほしい、と心から願っているところです。

きれいな川で遊んでます

2009-08-11 07:09:10 | たしゆ
かわあそびキャンプ1日目
 午後から、フォレスト鉱山から歩いていけるところの川で
川遊びをしました。
 泳いだり、流れたり、かじかも捕まえました


夜も探検に出かけてきました
蒸し暑い夜だったので、沢山の虫たちが顔を出してくれました。
 懐中電灯の明かりを消したら ほたるが~!!
きれいな黄緑色の光をチカチカさせながら飛んで
夏らしいですね~

 昨晩はみんなグッスリ寝ていました。

今日はおにぎりを持って
一日川遊びに行ってきます。