いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

黒松内スペシャル

2008-02-29 18:35:23 | うえだんな
みすたーです。

うえだんなが書いていましたように、先週はイエティ登別校が黒松内にお邪魔しましてね。
僕は行かなかったんですが、活動報告を見たら何とも楽しそうでした(特にうえだんなが)。

帰路は子どもたちの家の近くを回って順次さよならしたんですが、参加した子のひとりはお母さんがちょうどふぉれすと鉱山に来ていたので、うえだんなと一緒にふぉれすと鉱山までやってきました。


帰ってきてお母さんの顔を見るなりね、

「あのね、すごい雪がいっぱいでね!」
「やぎがかわいかったの!」
「IZUちゃん(山村留学生のお姉さん)大好き!」

と、話がとどまることはありません。

楽しかったんでしょうね。


いつも僕たちは送り出す側ですから、イエティに来てくれた子がおうちでどんな顔して話をしているのかは、想像することしかできません。
僕はイエティくらぶに関わって4年目ですけれども、今回初めてそんな姿をそばで見て、何とも幸せな気分になりましたよ。


明日からは登別校今年度最後の月例スクールです。
お話が尽きないような楽しい2日間にしますから、おうちでお迎えするご家族のみなさん、帰ってきたらいっぱいお話を聞いてあげてくださいね。

今回はうえだんな、もんきー、みすたーとフルメンバーで参戦です。
黒松内ほどではありませんが、町とは比べ物にならない深雪をたっぷり楽しみましょうね。
明日からよろしくお願いします。

それではまた。

おおにしさん

2008-02-25 23:30:13 | うえだんな
今日は用事があり、
白老にいってきました。

そこで、大西林業の大西さんに会ってきました。
そして、山奥の炭焼き場を見せてもらったり、
経営している店内を見せてもらいました。

自分が作っている炭から
とにかくいろんなつながりをつくっているのに驚きました。

まえまえから、すごいとは思っていましたが、
やっぱりでした。

炭が
炭パンになったり、
炭プリンになったり、
炭クッキーになったり、
炭の伊達の牛乳との石鹸になったり、
炭がパンの絵本になったり、
炭が水墨画風になったり、
炭とは直接関係ないものもあったり・・・と、
つながりから、とっても楽しい空間を作り出していました。

山奥でも蛍の舞うところで、森の映画会もしたり、
人をよんで、泊りがけ炭焼きプログラムをしたり、
まだまだ、あれやこれや・・。

インスピレーションの男、という感じで
輝いていました。
大西さん、ありがとうございました。

お土産タイム

2008-02-25 22:23:53 | うえだんな
昨日、ぶなの森自然学校に行ってきました。
詳しくは活動報告ブログを見ていただくとして・・・。

もう何度も訪れているぶな森です。
すっかり慣れているつもりだったのですが、
何もかもがはじめての子達を連れて行き、
彼らの視線を借りてあちらこちらを見ると、
もうすべてのものが刺激的でなりません。
ぶな森は、子ども達にとっては
本当のワンダーランドなんだなあ、と
改めて感じた2日間でした。

そして、
「いつか子ども達を連れて行きたい」と
思い続けていたぼく自身にとっても
夢がかなった、とても感慨深い2日間となりました。
また、いろんな子達を連れて行くことができたらと思っています。

で、今回は子ども達にお金を持たせて、
お土産を買う、という時間を作ってみました。

金額は1200円。
そのうち200円は温泉代なので、
1000円が子ども達の所持金となります。

そのお金は、「お土産代」「そこでしか買えない、楽しめないものに使う」
という約束で使うことになりました。
お土産ポイントは、
ゆべつの湯と、トワヴェールⅡであります。

小さな子ども達にとっては、
1000円なんて大金も大金。
取扱も、ややおっかなびっくりです。
中には、1000札で100円のものを買い、
900円のお釣りをもらって
「やったぁ、お金が増えたぁ」と喜んでいる子もいたりして、
ちょっと不安な雰囲気が漂ったりしましたが、
みんな楽しくお買い物をすることができました。

いろんな風景がみられましたね・・・。

しっかりと値段をメモして、計算してから買う子。
ひとつずつ買って、お釣りを手にしてから、またひとつ、またひとつと買う子。
「100グラム当たり240円」とかかれたものを、それそのものが240円だと
勘違いして、レジのお姉さんに「大丈夫?」といわれる子(これは、難しいね)。
目の前にあるおいしそうなソフトクリームと、お父さんへのお土産を見比べて、
思わずソフトクリームを買ってしまう子。
「安くて大きい」という理由で、
1本100円の大根を豪快に買う子。確かにおいしそう。

自然体験はもちろん大事な活動だけど、
それ以外の、こんな経験や風景を作ることができるのも
イエティくらぶのいいところなんじゃないかな。

年上の子に教えてもらったり、レジの人に親切にしてもらったり、
居合わせた他のお客さんにアドバイスしてもらったり。
そんな生活体験、というか、親切にされる経験って
今の時代・・・、できそうで、実はなかなかできないのかも知れませんね。

そんな、いろんなひとの親切に包まれて
過ごした、宝物のような2日間でした。






真冬のぶな森キャンプ

2008-02-22 23:03:14 | うえだんな
今年から始まったイエティくらぶ登別。
正直、人が集まるのかとても不安でした。
が、ぼくたちの予想を上回る子達に参加してもらうこととなり、
びっくりしたのが、今年の素直な感想です。

いかんせん、手探りな部分が多く、
皆様にはいろいろとご迷惑をお掛けした部分も
多かったのでは、と思っています。

そんな、感謝の気持ちと
これからも頑張ります、という気持ちを込めて
「真冬のぶな森キャンプ」というプログラムを
お手ごろ価格で実施することになりました。

それが、明日より始まります!

いつもはふぉれすと鉱山でやっているイエティくらぶ。
そんな拠点型の子達を、いよいよ外に連れて行くのです。
しかも、おこづかいを持参し、お土産を買います。

大人にとっては当たり前のことですが・・・。
小さな小学校低学年の子たちには、
おこづかいで、自分でお土産を買う、だなんて
それだけでもうドキドキなんですね。

「学校休んで準備したい、なんていっているんですぅ」
「自分のお財布に、もう何度もお金を入れたり出したりして・・・」

様子が、眼に浮かびます。

ぼくも、そうだったな。
初めて、自分だけでバスに乗って町に出たとき。
あまりにも嬉しくて、本当は乗るはずだったバスの時刻の
ひとつ前からバス停で待っていたな。
で、そのバスをわざわざ見送って、
その後に来たバスに乗る、なんていう
よく分からないことをしていました。

ポケットに入れた440円を、握り締めていましたよ。

そんな子達と、明日あさって、生活をともにします。
あぁ、ぼくの方が楽しみです!

ベルクマンの法則

2008-02-21 21:41:43 | うえだんな
たーぼです。

ベルクマンの法則。皆さん知っていましたか?
私もなんとなくそんな気はしていたのですが、まさかフレミングの左手の法則のように、○○の法則なんて大それた名前で、世にしらしめられているとは知りませんでした。

・・まぁそれはひとまず置いておいて・・・今日は動物の足跡を探しながら、裏の熊野神社の森の中を歩き回っていたのですが、そこでふしぎな足跡を発見しました。

小さな小川が流れているところがあるのですが、(冬長期にテントをはったところの斜面の下)と言っても雪解け水がちょろちょろ流れているだけですが・・。

まずは写真を見てください。見づらくてすいません。


この寒いのに川の中(と言っても水深2cmをくらい)を歩いているようなのです。

川の上を歩きながら、足跡の始まりと終わりを調べたのですが、始まりは木から60cmくらい離れたところから突然始まり、終わりは川の中(正確には水と雪の間にできた穴)に消えているようでした。

足跡の写真、アップにしてみるとこんな感じです。



かなりうろちょろしていたようで、どれが1つの足跡なのか、よくわからないくらいになっていたのですが、1cmくらいの指のようなものが見えました。

帰ってきてから、オコジョかなぁとか思い、インターネットや図鑑で調べていたのですが、そこで、タイトルにある、「ベルクマンの法則」を見つけたわけです。「オコジョはロシアの方が小さい。ベルクマンの法則に反していると、うんちゃらかんちゃら・・・と。

黒松内のブナの葉っぱも本州より大きいと色々なヒトから聞いていて、人間も北欧のヒトやロシア人も大きいヒトが多いよなぁ、ヒグマも大きいし、ホッキョクグマはもっと大きいし、とか思っていたので、ちょっと私にとっては衝撃的な法則でした。(植物やヒトがベルクマンの法則にあてはまるとは書いていなかったです。)

さて結局、足跡のわからなかったのですが、ベルクマンの法則という言葉を知ることができて、ひとまず満足しました。
足跡はまた行ってもう少し、まともな足跡に出会えることを期待して、それからにしたいと思います。

鈴木剛充

来年の計画

2008-02-18 18:48:41 | うえだんな
たーぼです。

最近、学校のまわりにたくさんのモニュメントが作られています。

こんなのや


こんなの (これは私らしいです。)



こんな物まで、


子ども達の手にかかれば、雪像作りもとてもユニークな作品がたっくさんできて面白いです。


さてさて・・ただ今、来年度の日程や計画をディレクターズで相談しています。たーぼが○○に出没したり、新スタッフの○○が○○だったり・・・○○が多すぎですいません。
もちろん、黒松内校の計画も話し合っています。
例えば、上で出てきた雪像作りも、今年はあそびの中から自然発生したものですが、来年は札幌雪まつりに負けないくらい(大きさでは負けますが・・。)スゴイ作品をみんなで作ってみようか?とか、またその中で、今年やった村づくりみたいなものが自然発生してきたら面白いのではないか?とかあれこれ考えています。

来月のイエティ通信には、年間計画が発表されると思いますので、楽しみにしていてください。


鈴木剛充

イエティーズ

2008-02-17 17:20:23 | うえだんな
毎月1回、札幌の円山周辺で実施されている
「お外で子育てイエティーズ」を
手伝いに行きました。

実は、初めての参加であります。

今回は、なんと円山動物園の中で活動をしました。
日本全国に自然体験活動をする人たちは数いれど・・・。

動物園の中で、しかも幼児剥けの自然体験活動を
するっていうのは、おそらく初めてではないでしょうか。

今回は、札幌らしく「雪像」づくりに挑戦しました。
そのテーマは、ずばり「動物」ですよ。
午前中は動物園をぐるぐる回り、
自分が雪像にしたい動物をじっくり観察します。
そして、昼からはスコップを振り回して動物作り。

詳しい様子は「活動報告ブログ」を見ていただくといたしまして・・・。

いやはや、本当に楽しい活動でした。

失礼な話、
正直、あそこまで熱心に、そしてあそこまで立派なものが
作れるとは、思ってもみませんでした。
びっくりしたなあ。

子ども達の力と、動物園の力、保護者の皆様の力、
そして忙しい中準備を進めたスタッフの皆様の力、
お手伝いに来てくれた皆様の力
いろんなエネルギーがビシッと一致したのでしょうね。

ややもすればとても冷たい風が吹き、
雪も重たい円山界隈でしたが、
とても温かい時間を過ごすことができました。

皆様、ありがとうございました!






雪ハネ

2008-02-15 19:53:02 | うえだんな
みすたーです。

今週の鉱山町はもうすごい雪で。
麓はほとんど振っていないんですけどね。

なので僕の一日は家の前の通称「銀座通り」の雪ハネで始まるわけです。
今朝も小一時間ほど汗を流してきましたよ。

雪ハネをするのは、通りに住んでいる80歳と90歳のおじいさんと僕の3人です。
お、合計で200歳ですね。

これまで何度か寝坊して、起きたら二人で仕事を終えてしまっている、という大変気まずい思いをしたことがありましたのでね、今週は毎朝ちゃんと起きて雪ハネに参加しておりました。
(それでもじいちゃんたちよりは遅いんですが)

何しろ僕は道産子ではありませんので、とっても下手くそです。
なので昨日MTIのじいちゃんに
「スコップの使い方だいぶうまくなったなぁ」
と褒められてちょっと嬉しかったですね。

じいちゃん二人と雪ハネしていると、色んなお話が聞けます。
まだ鉱山町が人でにぎわっていたころのお話とか、若いころの武勇伝とか、生活の知恵とか。
作業の合間に聞く話には飽きることがありません。
「え!そんなこともあったの?」なんて話が次々と出てきますので、作業は大変ですがとても楽しくやっています。

やっぱりじいちゃんってのはすごい。
大事にしなくちゃいけない。
たくさん色んなことを学ばなきゃいけない。

今ではすっかり人の少なくなってしまった鉱山町ですけどね、地域に根ざすネイチャーセンターにとって、じいちゃんたちは宝物だよなあ。
そんなことをぼんやりと考えながらスコップを振るっておりました。


鉱山町、しばらくはお天気が続きそうです。

それではまた。

イエティくらぶと学校

2008-02-13 09:47:10 | うえだんな
イエティくらぶには、
学校や幼稚園の先生がボランティアとしてきてくれることがあります。
あるときは研修の一環として、
あるときはボランティアで、
いづれも
現役バリバリの先生たちです。

かつてはぼくもその一人でした。
その頃は、そんな人はあまりいなかった気もするのですが、
最近は少しずつ増えてきたような気がしています。

ぼくは、そのことがとても嬉しいです。
とかく学校は忙しいところであり、
先生たちはややもすれば青息吐息だったりします。
タダでさえ忙しいところに、
やれ●●だ、それ△△だと
本業とはあまり関係のない仕事が増え、
心労も溜まるわけですね。
なので、休みの日は貴重なのです。

そんな貴重な時間を割いて、
来てくれるわけです。

皆さん、いつものプレッシャーから一瞬解放され、
とても生き生きとした表情で活躍してくれます。
自身の癒し、そして学びや気づきとなっているのですね。
そして、普段から鍛えている「子どもの前でのお話」
なんてお手の物。
ファシリテーションもバッチリであります。

イエティくらぶが
そんな、ぼく達にとっても、
来てくれる先生たちにとっても、
そこに来る若いボランティアスタッフにとっても、
そして子ども達にとっても
有意義な活動になってくれることが
ぼくの夢です。

くつろぐ・・・

2008-02-11 18:26:31 | うえだんな

体育館の真ん中にいつの間にやら大きなマットが置かれました。そのマットの上で・・周りで・・子ども達がごろごろしていました。幼稚園生も小学生も中学生も・・・今日は一日、外活動でした。スタッフは早めのミーティング。様子を見に行った体育館での光景でした。

くつろぐ・・・子どもも「くつろぐ」のです。

子どもが、一人ではなくて、複数の人と一緒にくつろぐ時間がなくなっています。くつろげるというのは、お互いに信頼できる関係性があるから、できることでしょう。

こういう時間があるからこそ、お互いに思いやる、気つかえる心がはぐくまれるのだなあ・・・と・ほほえましく感じ、見守りました。

(イティ黒松内校2月例会より)