いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

なるほどなあ

2010-09-30 06:51:25 | うえだんな
昨日、幼稚園でどんぐり拾いをしました。
午前中は、あまり森で遊んだことのない子たち。
午後は、毎週、いや毎日遊んでる子たち。

ちょっとびっくりしました。

午前中の子の中には
目の前に、ものすごくたくさんどんぐりが落ちているのに、
1個も拾えないんですね。「見つけられない」って。
ほら、そこに、っていっても、キョロキョロしてるんです。

午後の子たちは、もうバケツにあふれんばかりに拾っていたそうで。

いや、どんぐりを拾えた子が偉くて、拾えない子が偉くない、とか
そんなことを言うつもりは毛頭ありません。

が。
う~む、慣れというのは恐ろしい、というか
すごい力を生むのですね。

コンテナ完成

2010-09-27 10:23:40 | うえだんな


ということで、
今年度コープさっぽろ「未来の森づくり助成」でお預かりしたお金をもとに、
森づくりの拠点となるコンテナが完成しました。
トドックも、無事彩色完了です。

まだディテールはこれからなところもありますが、
雰囲気はこんな感じです。
ウッドデッキも、もう少し地面を整地しないとだめだね…。

もう少し林を整理して、もう少し使い込んで、
ものの位置や使い勝手をよくしていきたいと思います。

トドックBDF車パレード

2010-09-26 10:03:24 | うえだんな


私たちがお手伝いしている「苫東・和みの森」をゴール地点とする
「コープさっぽろ・トドックBDF車パレード」が
晴天の中、無事に終了いたしました!
お見事、めでたくギネス記録として認定されたとのことです。

当日は、なんと和みの森運営協議会の会員を
トラックに乗せてくれたのですが、
ものすごい警備が敷かれ、なんかあちこちに回されて
集合時間に遅れてしまった…。
(ホントに申し訳ございませんでした)

にしても、勇払のひろーい風景の中に、
300台のトドックマークがついたトラックがバーっと並ぶのは
すごい迫力でした。

ゴールでは、相原会長がチェッカーフラッグを振ってます。
「オレ、ホントはチェッカーフラッグを振られる方がいいんだけどな」
とは、車好きの会長談。
300台分振ったら、うでがパンパンになったそうです。

ゴールでは、運転手の皆さんと、セレモニーが行われていました。



運転手さんや、スタッフの皆さんは全員紺色の濃い制服なので…。
ちょっと、すごい雰囲気だったな。

日本に一人しかいないという、ギネス記録認定者の方が
無事に認定書を渡して、プレスセッション。
ぼくもプレスのふりをして、写真を撮りに入りました。
左から、苫小牧市長、相原会長、コープさっぽろの本部長、
ギネス記録認定者の方、で、トドック。



トドック、ごめんよ、顔が切れちまった。
代わりに、こっちで勘弁してくれい。



「テントの陰で、トドックからオジサンがでてき…」
あ!しー!それは言っちゃだめ!

ともかく、無事に終わって何よりでした。
コープさっぽろの皆様、本当におめでとうございます!

トドック号300台

2010-09-25 19:13:44 | うえだんな


今日、和みの森で「月に一度は森づくり!」という活動をしてきました。
(詳しくはこちら。
その活動の横では、
明日開催される「トドックBDF車パレード」の準備が進められていました。

すごいです。
全道のトドックのマークがついたトラックが、和みの森に集まっているのです。
かなりビビります。

そこで、なんと相原会長が明日挨拶をします!
これまた、すごいことだ!

プロガイドの技を見よう②

2010-09-25 19:02:39 | やまちゃん
今週から、ぐぅんと冷え込んできました。
突然、寒くなって今日は虫の動きが鈍かったです。

自然ガイド養成講座8回目、プロガイドの技を見よう
第二段の講師は三木 昇さん。
自然に配慮したマナー・モラルについてふぉれすと鉱山
のフィールドを一緒に歩きガイドの技を見ながら学び
ました。

早速フィールドへ。
ふぉれすと鉱山の施設を出てすぐ、ガイドが始まりました。
今の季節道路脇に満開に咲いていて、普段であれば通り過ぎて
しまいそうな草花。しかし、この季節の特徴となる花のひとつ。


みんなでじっくりと観察します。
同じ花がたくさん咲いていると思っていた花、しかしよく観察
すると一種類でなさそうです。葉っぱを触るとザラザラとツルツル
しているし、花の数も違いました。
見て通り過ぎるだけでなく、目以外の部分を使って観察すると
様々な発見があります。



三木さんにガイドをしてもらうときは一つの物からいろんな
モノ・コトが結びついてきます、それが一緒に歩いている間に
いくつもあるのです。
ですから自分の視野がパァ~っと広がっていくようにいつも
感じさせられ、とても不思議な感覚ですよ。


ガイドとは案内する人を幸せにするのが仕事だ!と三木さん。
地域のことを知ってもらおうと一生けんめい説明したとしても
相手が苦痛な時間に思わせてしまってはお互いにハッピィじゃない。
ガイドを頼んだ人が何を楽しみたいのか、有意義な時間を過ごして
もらえるように相手の立場にたってみることが大切とのこと。


ガイディングは自分の知識を披露する場ではないということを
肝に銘じて、人を幸せする動作、たちいふるまいに気をつけなきゃ
と思いました。

プロガイドの技を見よう①

2010-09-21 20:12:37 | やまちゃん

自然ガイド養成講座7回目は、プロガイドの技を見ようと
いうことで、まだ「ネイチャーガイド」という肩書きが認知
されていなかったころからガイドの世界で活躍されてきた
大雪山ネイチャーガイドの塩谷さんにお越し頂きました。


今回は、講座中撮影カメラが入りました!
北海道を拠点に活動している人へスポットをあてたドキュメン
タリータッチで紹介する番組があり、今度塩谷さんが紹介されます。
で、講師を務める塩谷さんの様子の撮影に来たというわけです。


午前中の「自然をどうみるか」というテーマにした話では、
地球の生態系や進化論、日本の自然についてなど。
そのような話を聞いていると、自然の見方や焦点の当て方
って非常に多彩ですよね。
それぞれについて自分の中でもっとクリアになれば、すべて
がつながり、今見えているものから得る情報量や視野が広がる
とともに、世界観も広がりそうですね。

同じ景色を見ていたとしても、プロのガイドの人たちが感じ
取るモノってモノすご~く広くて深いだろうな。
もし、見ている風景に感じていることが文字で表記されると
したら、私の何倍なのだろう?と想像してしまいます。。。

午後からは実際にプロのガイドを聞きながら、登別温泉を散策♪
と楽しみにしながら、集合場所へ向かっていると雨足が強くなってきました
このようなときは迅速な判断が必要と、塩谷さん。
残念ながら散策は中止にして引き続き座学を行うことに。
ふもとまで下りると、雨足は弱まり雲の隙間からは青空が
見えています。しかし、温泉街がある山の方は、灰色で
どんより状態。山の天気はなんとやらです・・・
う~ん、残念

しかし、長年の経験をもとに、ガイド中に気をつけることや
心がけることなど、ためになるお話をじっくりと聞くことが
できました。
がしかし。。。
塩谷さんのガイドが聞きたかったという思いが強くなり、
ホントに悪天候が悔やまれます。

治山の森WS

2010-09-21 19:36:59 | うえだんな
伊達市の有珠にある「治山の森」、そう、有珠山が噴火した時の
対策が施してある森を使って、
地元の有珠小学校の高学年のみなさんの授業のお手伝いをしてきました。

時節柄、スズメバチがブンブン飛び交い、
最初はかなりスリリングな雰囲気でしたが、
終わってみればラヴリーな1時間プログラムです。

今年は、特にドングリのなりがよいので、
あと、治山の第一歩は、よい木を育てることから、なんていう話から、
ドングリをギャップに植えることにしました。

まず、この森に一体何個のドングリが落ちているのか、
今回初公開の新兵器、「ドングリカウンター」で数えます。



そして、次はそのドングリが一体どれぐらい芽吹くのか、
そしてどれぐらい大きくなるのか、
実生や母樹に、ピンクテープをつけて数を数えます。



だらだらやると、疲れちゃうので、15分と時間を決めて
てきぱきと動き回ります。

で、子どもたちと複雑な計算をします。
そう、算数の「割合」ですよ。

小さい頃…、割合、とか百分率、ホント苦手だったなあ。
ぼくだったら、こんな森の中で算数やるのは嫌だったろうな、
と思うのですが、
中には算数好きな子がいたらしく、
「授業でやったやつだ」とピーンと来たようです。
目を「キラッ」と光らせて、暗算をしていました。



どうやら、今日の調査によると、
治山の森のドングリが実生になるまでは4.7%、
そして大きな木になるまでは1%、という計算が出ました。

その数字があっているかどうかは別として…。
自分たちでしっかりと数えて出した数字です。
全く離れてはいないでしょう。
そんな風に、根拠を持って森を見る、というのは
説得力がありますね。

で、まとめとして…、その発芽率・生長率を少しでも高めよう、
そう、リスやカケスが貯食するように、森の日の当る所に
なんていいながら、水に浮かばない、丈夫なドングリを
埋めて、活動が終了しました。



「自分の町の森は、自分で治める」
「森を、数字というものさしで見てみる」

そんなメッセージだったのだけれど、うまく伝わったかなあ。




GGT

2010-09-20 19:25:31 | うえだんな
苫小牧市体育協会の皆さんと一緒に、
体力づくりをキーワードにした自然遊びをやってみようということに
なりましてね。
それで、名づけられたのが「GGT」。
グリーンジムとまこまい。

カッコイイ名前ですね(そうでもないですか?)。
とにかく、5回に分けてやってみようということになり、
第1回を白老川で開催しました。

そう、まずはやっぱりリバートレッキングです。
押し寄せる波を蹴立てて、上流へ上っていきます。



一歩一歩、すべったりひねったり、けっこう緊張します。
そんな緊張感のある一歩が、細かい筋肉を刺激し、足腰を強くします。
「ホッケーの選手にやらせたい」とは、体育協会の方のコメント。
ホッケーの選手は、スケートで足を固められるので、
実は足首の筋肉があまり発達しないんだそうですね。
それを鍛えるにはもってこいなのだそうです。

そんなことで、5回シリーズで、
カヌーを漕いだり、森の中をランニングしたり、
のこぎりで腕がパンパンになるまで切り続けたりと、
ぼくたちのやっている自然体験と、子どもの健康や体力向上、
といったキーワードの融合を進めてみようと思います。

応急処置の練習

2010-09-16 15:20:26 | やまちゃん

自然ガイド養成講座6回目は登別消防の方に来て頂いて、
自然ガイド中に起こりうるケガの応急処置や搬送方法
について指導して頂きました。
実際に現場で処置をしている方々のリアルな話を聞くことが
できとても勉強になります。

例年以上に暑かった今年の夏、やはり熱中症による救急の要請
が多かったとのことです。
熱中症になるのを未然に防ぐために、帽子をかぶる、こまめに
木陰などで休憩をとり、十分な水分補給。汗と一緒に塩分も
出ているのでスポーツドリンク、なければ塩水が良いそうです。


搬送方法を教えて頂きました。
現場にありそうなモノ(リュック、雨具、ひも)を使って背負子を
作ることができます。
実際に山の事故があったときにこの方法で人を運んだそうです。


応急処置の講座なので、最悪な事態がおきたときの質問ばかり
してしまいました。
一番大切なのは、そのような事態を未然に防ぐための準備や確認
で、この部分をもっと意識しないとと改めて感じました。

うごきまわって

2010-09-14 11:25:00 | うえだんな
毎日、胆振管内およびその周辺を
右に左に動き回っています。
そう、胆振地方は、横に広いので、
右か左しか行くところがないんですね。
で、たまに森の方に入っていく感じです。

そしたら、
昨日は2回も交通事故の現場とすれ違いました。
2回は、びっくりです。
めったに渋滞しない国道36号線が全く動かなくなっていました。
一緒に車に乗っていたやまちゃんと、
「さっきあそこでハンバーガー買っていなかったら、巻き込まれてたかも」
「もうちょっと早く幼稚園を出てたら、巻き込まれてたかも」
なんかそんな話をしていました。

ぼくたちは、拠点型ではない、お出かけ型の自然学校です。
どうしても車に依存しがちなので、
本当に気をつけたいと思います。