いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

電話3つ

2008-09-30 22:31:24 | うえだんな
一日中部屋にこもって、PCとにらめっこです。
一人なのに、つねに10人ぐらいと連絡や調整をし続けている感じです。
PCメールのマジックです。
最初は「便利な道具だなあ」と思っていましたが、
まさかここまで多用する人生が訪れるとは…。
小学校にいるときは、職場では使わなかったからね。
というか、PCそのものがありませんでした。
みんな、ワープロ使ってましたね。感熱紙で印刷してました。
今は少しずつ使う機会があるようです。

そこに、最近は携帯電話も入ってきました。
かつてはプライベートなものだったケータイも、
今や立派な仕事道具ですね。
皆さん、自分の名刺に携帯番号を書く人が増えてきています。

今、事務所には1台の固定電話(FAXつき)と、2個の携帯電話、
何と3つの電話が転がっております。



黒は自分ので、もう一つはスタッフ間専用電話です。
なんでも、なんとかプランというのがあって、同じ会社同士だと通話料がかからないらしいです。
そして、固定電話。

今日はこの3つがひたすら鳴っておりました。
どういうわけか、必ず2ついっぺんに鳴るんだよな。
電脳化している日々の活動。
便利なのか、不便なのか、少し悩む一日でありました。

調整、チョーセイ

2008-09-29 20:17:01 | うえだんな
あれこれといろんな仕事や活動を
並行して進めています。
なので、いつもバタバタ動き回ってしまいます。
「ウエダさん、休んでないんじゃない」
とかってよく言われますが、
今は修業の身。走りますよ。

と、一人が走り回っているだけならいいのですが、
いろんな方といろんな思い、そして具体的な日程や約束、締切など
様々なものが複雑に絡んでいるので
それがこんがらがってしまうと
結果として多くの方にご迷惑をおかけしてしまいます。

つながりの中で生きている私たち。

迷惑をかけないよう、
細心の注意を払って調整をするのですが…。

本当に難しいですね。
先を読む力が、相当必要です。

ポロト

2008-09-28 21:24:36 | うえだんな


白老に、ポロト自然休養林というところがあります。
今日は、そこでイエティ苫小牧を開催しました。

かつて小学校に勤めていた頃、
「自然教室」という5年生の宿泊学習を実施するにあたり、
苫小牧周辺のことがよくわかんなくて、
あれこれ探していた時にこの場所に出会い、一発で気に入った場所です。
あんなこともこんなこともして、
けっこう恥ずかしい思い出もあるのですが、
とても思い入れのあるところです。

そんな所に、イエティの子たちと一緒に来ることができ、
本当に感慨深い気持ちになりました。

あの頃であった木々たちは、
相変わらず、大きく巨大で、そこにいらっしゃいました。
ヤチダモはどこまでもまっすぐです。

久しぶりに
だんだんと呼吸が深くなり、感覚が解放されていく感じがします。

また、ここでキャンプとかしたいなあ。
真冬とか、楽しそうだなあ。


チビッコたちと秋の空

2008-09-27 19:42:58 | うえだんな
すくすく3・9の月例活動をお手伝いしてきました。
2歳とか、3歳のチビッコと、お父さんお母さんとのそとあそびです。
むしさがしをしようと思ったのですが、
じつにたくさんの木の実が落ちているので、木の実拾いになりました。

施設はこんなイメージです。薪ストーブが嬉しい季節です。



いやはや、本当にたくさんの木の実が落ちています。
ドングリなんか、足の踏み場もないくらい。
それ以外にも、ナナカマド、トチノミ、クルミなど、両手いっぱいです。
子どもたちは、拾ったり見つけたりするのが楽しくて、
全然その場から動きません。
ひたすら、木の実を拾い続けていました。

それにしても、
こういうロケーションをもつ子育てひろばって、本当に恵まれてるなあ。



もとの広場に戻ってきたら、みんなで自由に遊びます。
その辺にあった板きれを立てかけて、ドングリを転がしてみました。
転がる先は…、そう、お池です。
やっぱり、ドングリがお池にはまると大変そうでした。
みんな、ずーっと転がして遊んでいました。



チビッコは、こういうきっかけひとつでどんどん遊べるんだなあ、
ほんのちょっとの工夫なんだよなあ、と改めて感じました。
巧妙に作られたおもちゃとかコンピューターではなくて、
目の前にある「本物」がいいんだろうなあ。

あとは、パクパクはたけのニンジンを抜いて食べたり、
ドングリを土に埋めたり、畑で採れたジャガイモを食べたりと、
かなり風が強く寒い中、元気に楽しむことができました。

終わった後は、スタッフの皆さんと振り返り。
この活動をこのあとどこへ向かわせていくか、とか
もう少しいろんな地域の人を巻き込めないものか、とか
話はどんどんと膨らみます。
子育て中のお母さんだけでなく、
そうではない地域に住む人にとってもなくてはならない場所に
なっていけるといいなあ、なんて思ったりしました。


木育の本

2008-09-26 15:10:25 | うえだんな


煙山泰子/西川栄明「木育の本」 北海道新聞社

この春、とまこまいイエティーズを初めて開催したときに
取材をしていただきました。
その時の様子が、本の中に掲載され、
本日手元に届きました。

私たちの活動がこのように表現されたのは初めてのことです。
とても嬉しいことです。

お世話になった皆様、ありがとうございます。



苫小牧に来てよかった

2008-09-24 18:09:05 | うえだんな
この数日、苫小牧にずっと通っております。
今日は、ひかりの国幼稚園の活動でした。
昼からは、森っこクラブです。

おひとり、函館に引っ越すことになり、
今日で森っこクラブがおしまい、という子がいました。
「ぼくねえ きょうでおわりなの ありがとうっていいなさいっていわれた」

そんな会話を明るくしながら、楽しい活動が終わりました。

そして、お母さんと帰り際にご挨拶をした際、

「私の家族、転勤が多くて、静岡から来たんですけど、
子どもを森っこクラブに行かせることができたとき、
初めて『苫小牧に来て本当によかった』と思えたんです。
ありがとうございました」

だなんていうお言葉を頂きました。

なんか、報われた一瞬でした。
と同時に、恐縮してしまいました。

それは、ぼくのセリフです。
ぼくが、苫小牧に来れるは、皆さんのおかげです。
みんなから、エネルギーをもらっています。

また、どこかで会いましょう。

 




カナヘビ

2008-09-23 01:09:43 | うえだんな
いつも、森っこアフタースクールで一緒の子。
生き物が大好きで、とにかくいろんな生き物の名前やその姿を
よく知っています。
この前は、念願のカナヘビを捕まえ、大興奮しておりました。

今日もその子と一緒でした。
そして、いつもと変わりなく、いろんな子と遊びながらも
常にあっちこっちに目を配り、いろんな生き物と楽しげに遊んでいました。
あやうくスズメバチの巣に近づきそうになり、
「それだけはやめてくれ」と止めたぐらいです。

で、帰り際、お母さんが
「うちの子、なんか言っていませんでしたか」
といいながら、そっとお手紙をくれたんです。

なんだろうと思って読めば、

「カナチョロが虫かごから逃げて、
捕まえようとしたら誤ってふんづけちゃった。で、死んでしまった。
で、思いだしては一晩中泣いていた。
だから、上田さんからも一声かけてやってください」

というようなことが書かれていました。
もう活動が終わった後だったので、
具体的には何も声をかけられなかったのですが、
そこまで、そこまであのカナヘビのことを思ってくれているとは…。

自分自身、そこまで思いこんで生き物を飼ったことって、あったかなあ…。
あったのかもしれないけど、ちょっと思いだせないな。
泣くほど、悲しんだだろうか。
今の僕、何かにそこまで思いを寄せられるだろうか。
そりゃもちろんあるんだろうけど、サランラップに幾重にも包まれて、
ちょっとぼやけてしまっているような気もする。

その子の、普段はあまり見せない、そんなピュアなエピソードに出会い、
「おまえはどうなんだ」と
なんかギュッと心をつかまれたような気持ちになりました。







子育てひろば研修セミナー

2008-09-20 21:31:04 | うえだんな
白老のNPO法人お助けネット の皆さんが現地受けの中心となって進められた
「子育てひろば研修セミナー」に参加してきました。
実行委員としてお声掛け頂いていたので、
お手伝いでもあります。
(私の仕事は… 「司会」。原稿を用意していただいたのがよかった)

全道、いや講師陣も含めると全国より多くの方が集まり、
定員100人のところに150人も集まっておりました。
びっくり、です。

いろんな話をお聞きしていますと、
やはり子育て支援の重要性、そしてそれを求める声はとても高い、
ということがひしひしと伝わってきました。

そして、集まった皆さんが
「子育て支援」を目的にする、というより
「地域マネジメント」の方法として
子育て支援をとらえている、という視点に大きく共感してしまいました。

そこに、ぼくたちのような自然体験活動が
うまく融合して、何かできればいいなあ、と
今まで以上に思いが広がりました。

夢や思いはどんどんと膨らみます。

実行委員会の皆様、お助けネットの皆様、
よい機会を頂き、ありがとうございました!
しっかりとしたお手伝いができたかどうかはともかく、
とてもよい勉強ができました。


どんぐり

2008-09-19 14:43:50 | うえだんな


我が愛車のハイエースの屋根の上に、
大きな荷物を載せようとしたら、
車の屋根の横の部分に
なんとドングリがひとつぶ。

誰かがいたずらに載せられるほど低いところではないのですが、
とにかく、ひとつぶ。

あぁ、この前
林道を走ったとき、ちょっと枝が引っかかったんだ。
その時、落ちたんだな。

そのままにして、ぼくと一緒にドライブを続けようか、
どこかの土の中に埋めてあげようか。

雇用創出

2008-09-19 02:03:15 | うえだんな
登別市の自然環境や地域環境、そして人的環境をもう一度掘り起こして、
なんとか「雇用創出」に結び付けよう、という動きがあります。
その一端が、先述の「自然ガイド養成講習」の目的でもあるのですが、
この「雇用創出」という言葉、結構いろんな解釈があって
そのコンセンサスを得るところがポイントだと思います。

それにしても、まさか自分が「雇用創出」という言葉を使って
仕事をすることになるとは、思ってもみませんでした。

どこかの会社や施設に雇われることをもって雇用創出なのか、
新しい仕組みやシステムを作りあげることまでを雇用創出というのか。

ぼくは、既存のものに新しい人を注ぎ込むよりも、
人材育成と同時に新しい仕組みも生まれていくのが
できればいいなあと思っています。

それを、町の人たちと一緒に講習を進めながら、同時に作る。
まるで夢のようですが。でも、がんばりたいものです。

ぼんやりと、少しずつではありますが
目標が見えるようになった気分です。