いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

薪割りとコスト計算

2013-05-30 19:40:46 | うえだんな

 

いぶり自然学校、薪ストーブを焚いています。

もう6月だというのに、ここ苫小牧はまだ朝が寒かったりして、薪ストーブに火を入れたりしますが、

もうそろそろ大丈夫かな?

 

ということで、僕たちの頭の中には常に「薪の調達」があります。

あっちこっちに声をかけては、いろんなところから薪になり得る木を調達しております。

今回も、風で倒れた木を軽トラック1杯分もらうことができました。

 

玉切りになっている木を、さらに薪サイズに玉切りにするのが、1時間。チェーンソー1回分の混合油。

それを軽トラに載せるのが、40分。

今回は軽トラで10分搬送。ガソリン少々。

それを下ろすのに、30分。 今回は3人に手伝ってもらって助かった。

で、薪割り、1時間×2回。まさかりと革手袋は必須。

それを軒下に積み上げるのに1時間。 これは2.5人工。

 

時間にして、ほぼ1日かけて、出来上がった薪。

これ、何日分ぐらい持つのかなあ、とやまちゃんとざっと計算したら、

1ヶ月分、あるかないか、ぐらい。

北海道、冬はほぼ半年と考えると、

この作業をあと5回やんないと、冬を越せないということになりますな。

 

汗びっしょりかいて、手に豆を作って、これぐらいということ。

 

これを、労働と考えるか、エクササイズと考えるか。

面倒だからといって、灯油を買うか、

面倒だからといって、薪を買うか、

面倒だけど、時間はかかるけど、自分で割るか。

薪を調達するっていっても、結局混合油とかガソリン使ってるし。

でも、我が事務所で灯油を使う量は激減してるな。

今のボク、こう見えて結構忙しいので、まとまった時間がなかなか取れないし。

でも、ここは「自然学校」だし。

 

考え方はいろいろありますし、

どれが正しくてどれが間違いだとか、そういうことを言うつもりは毛頭ありませんが、

「北海道で、薪ストーブで冬を越す」というのを経験して見えてきたことは、

いろいろあります。

 

 

 

 

 


第1回コミもりフォーラム

2013-05-28 06:31:12 | うえだんな

 

第1回コミもりフォーラム 案内チラシはこちら

~まさか、アンタとここまで仲良くなるとは思わんかったよ~


NPO法人ねおすは、設立以来「人と人」を結びつけるための良き方法として、

いろいろな自然体験活動を提供し、

その一つとして、ここ数年は素人ながら「森の手入れ」に取り組んできました。


最初は、森を少しでも良い状態にするために、とせっせと作業をしていたのですが・・・。

気がついたら、わたしたちはそこに集った多くの方と知り合い、仲良くなり、つながり、

そして様々な人と森を楽しむ新たな方法を次々と見出すことができたのです。

カッコよく言えば、

「森づくりがきっかけで、ボクたちはかけがえのない仲間になれたのさ」ということでしょうか。


そんな、森づくりという活動をベースに、人が出会い、

あらたなつながりを生み出す機会を付加した森=コミもりという考えが広がれば、

北海道じゅうの、いや日本じゅうの森も、人も、元気になれると考えました。


そこで、ねおすがこれまで進めてきた「コミもり」の手法をすべてさらけ出しつつ、

道内各地の「コミもり」の様子も見ながら、

新しくもどこか懐かしい森のあり方を考える「コミもりフォーラム」を開催いたします。

 

開催日時:平成25年6月16日(日) 13:00 ~ 17:00

場  所:苫小牧市文化交流センター「アイビープラザ」 ※駐車場有り

     〒053-0025 苫小牧市元町1丁目6番1号 TEL 0144-38-8131 

FAX 0144-33-8133

定  員:先着50名

参 加 費:無料

内  容:①苫東・和みの森ウラバナシ

コミもり、という活動は、苫東の全国植樹祭跡地をどうする?という議論がキッカケでした。

その時から現在に至るまで、一体どんなドラマがあったのか・・・。

和みの森をまな板の上にあげ、皆さんにつついてもらいます。


スピーカー 相原 正雄(前苫東・和みの森運営協議会会長) 

上田 融(苫東・和みの森運営協議会事務局)

      井上 亜紀代(en-lit

 

②コミもりリレートーク!

道内で展開されている森のお手入れ活動。よくよく見たら、

もうすでに「コミもり」っぽい活動がたくさんあります。

そんな道内各地のコミもりの様子を次から次へと発表してもらいます。

あれもコミもり、これもコミもり。女性ならではの視点も面白そうです。


スピーカー 奈須 憲一郎(NPO法人森の生活) 

菊地 敏孝(大沼ふるさとの森自然学校) 

山本 牧(NPO法人もりねっと北海道) 

木村 恵巳(大雪山自然学校)

佐藤 ふたみ(黒松内ぶなの森自然学校)

コーディネーター孫田 敏(北の里山の会)

 

     ③ワークショップ「コミもりナゲキ節!?」

コミもりリレートークにご登場いただいたスピーカーの話を聞いたあとは、

自分の気になるスピーカーのあとについていきましょう。

そこでは、「実はこんな困ってるんだよね」とか、

「結局女性は森の中でもごはん支度させられるよね」いうナゲキ節が聞けるとか、聞けないとか・・・。

短時間ではななかなか話しきれなかったことを聞きながら、

「実は、その悩み、私も一緒なんです」という人同士で集まって、

どうやったら解決できるのか、その糸口を探してみましょう。


ファシリテーター 山口 ちえ(オフィス結) 他ねおすスタッフ

 

      ④コミもりよ、どこへいく

      いろんな形のコミもりが変幻自在に形を変えて各地で展開されていくと、そのあとには・・・

どんシーンが広がるのでしょうか?フォーラムの中で出てきたキーワードを整理して、次の一手を

イメージします。

 

 

 

主催・申し込み・お問い合わせ:

NPO法人ねおす(担当 タカノ・ウエダ)

064-0952 札幌市中央区宮の森2条14丁目1-14

 TEL 011-615-3923

 FAX 011-615-3914

 e-mail npo@neos.gr.jp  担当:ウエダ・タカノ

 

 

 

http://www.neos.gr.jp/ueda/comimoriforum.pdf


月に一度は森づくり・5月はすぺしゃる2Days!

2013-05-27 10:57:38 | うえちゃん

週末は『月に一度は森づくり』という活動を行っていたチームいぶり自然学校。

苫小牧市静川にあります苫東・和みの森という森での活動です。

吹き抜ける風が少し冷たく感じる2日間でしたが、天気も良くさわやかな森遊びになりました。

 

今回の月に一度は森づくりは、ちょっと特別。

なぜなら、月に一度ではなく25日・26日の2デイズ開催だったのです。

いぶり校校長も張り切ってごあいさつ。

すぺしゃるの目玉として、今回は森のようちえんの活動に新潟で活動されている小菅江美さん(環境教育事務所Life time)を講師にお迎えし、いつもと一味違う和みの森のようちえんを体験しました。

それから、もうひとつのプロジェクトとして可動式薪小屋作りを行いました。

棟梁の千葉さん(千葉グリーン)のもとに父ちゃん大工さんが弟子入りです。

そのほか、森のお手入れIt's my treeや山菜の美味しい季節ということでよもぎ摘み&おやつ作りのプログラムなど、どれをやっても良い・どれもやって良い環境で活動スタートです☆

 

森のようちえんの活動には、親子で森遊びを楽しみたい人、プレイヤーとして自分が森のようちえんを実施したい人など、自然の中で子どもと関わりたいと考えている方が参加。

森遊びに出発前にまずはちょっとアイスブレイク。簡単な遊びで緊張感を和らげます

こちら、おおきなやまちゃんカブをみんなで抜いています。

うんとこしょっ!どっこいしょっ!

原っぱに直接座る気持ち良さ+親子がくっつくあったかさを体感。

森のお散歩に出発!

子どもたちが自然に遊び始めるのを見守りつつ、大人もリラックスしながら気持ち良くお散歩を楽しみました。

色々集めるって楽しいよね。

 

ん?東川にある大雪山自然学校からやってきためめが何かを発見。ケースの中をのぞいてみると…

ゾウムシ発見!虫さんも元気に動き始める季節になりましたね。

小川にも立ち寄ってみました。川の中には行っても長靴だから平気だもん。

 

こちらは横エビ捕獲隊。たくさん取れた模様です。

ここ数日の春の陽気で一気に木々も芽吹いています。

  

あ、君たちも芽吹く季節ですよね。ツタウルシ。森遊びを楽しむためには、リスクも把握しておかなくてはです。

フキノトウおばけ発見!でっかくなると綿毛が出てくるんですね~。

山の恵みも育ってます。「これも食べられるかしら?」とお母さんたちの芽はあちこちに見える山菜に釘付けでしたね。

巨大水芭蕉!!こんなに大きな水芭蕉を見たのは初めてでした。

おっきなうちわだ~と子どもたちのテンションもあがります。

キノコハンターとはおいらのことだ!と言わんばかりのキノココレクション。

小学4年生でマイキノコ図鑑を持っています。渋い!

そんなお兄ちゃんに弟くんから何やらプレゼント贈呈中(残念ながらキノコではなく、クルミだった模様)

お散歩をしてお腹がすいたら、持ってきたお弁当をちょっとつまみ食い。

サンドイッチをもぐもぐ。これで元気も回復です。

子どもたちが夢中になって遊んでいる間、参加したみなさんに小菅さんから活動の意図開きや、小菅さんが実際に本場・北欧で見てきた森のようちえんでのようすについてお話をいただきました。

参加した皆さんはリラックスしつつも、熱心に小菅さんのお話に耳を傾けていらっしゃいました。

 

お昼を食べたあとも遊んでいる子どもたちに目が届くところで薪ストーブを囲みながら交流会。

あたたかいお茶を飲みつつ、日頃、疑問に思っていたことや子どもたちと接するときの悩み、活動に参加してみての感想などをざっくばらんにお話をする時間となりました。

参加した方からは「日頃、感覚的に漠然とイメージにあったことを、小菅さんが言語化してくださってとてもスッキリしました」と、これからの子育てにつながるヒントがあったようです。

 

一方、薪小屋づくりチームはといいますと、父ちゃんパワーを中心に着々と作業が進めていました。

この薪小屋、組み立てて好きなところに移動が出来るという優れモノです。

棟梁から測量の仕方を教わるなど、かなり本格的。

床の枠組みづくりから、1日目で気づけばあっという間に屋根までできていました。

 

父ちゃんだけじゃなく、子どもたちも母ちゃんも頑張ります。

中学1年生の少年、最初はおっかなびっくり電動ドリルを使っていましたが、大人に混ざっていろいろ作業を進めるうちにすっかり使いこなせるようになっていました。

経験するって大事、大事。

1日目の終わりには建前の儀式も。撒くおもちがなかったので、おみやげにいただいたお菓子を屋根から撒きました。

 

2日目には屋根の加工と、積んだ薪が転がっていかないよう木枠をとりつけました。

木枠には和みの森の間伐材を活用します。

子どもたち10人乗っても大丈夫!(どこぞの物置のCMのようだ)なくらい丈夫な作りです。

森のお手入れ班ものこぎりを駆使し、薪小屋に入れる薪作りも忘れません。

 

 

よもぎ摘み&よもぎのおやつ作りもこじんまりと展開。

よもぎってどれだろう?よもぎの葉っぱって裏が白いね!それから、とっても良いにおいがするね!

みんなよもぎを見つける名人になりました。

摘んだよもぎは天ぷらやよもぎホットケーキ、よもぎ団子に大変身!

お味はいかが?

とっても美味しくできましたね。

 

そのほか、薪割りや山菜とりなど思い思いに楽しむ時間を過ごすことが出来ました。

 

活動の最後はみんなで薪小屋への薪積み。

バケツリレー方式でえっさほいさと薪を搬入します。

 

ご参加いただいた皆さんのおかげで、素敵な薪小屋が出来あがり、森のようちえんでは小菅さんはじめ、みなさんから色んなお話が聞けました。

今年度も和みの森での活動がより楽しみになりました。

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。来月も和みの森でお待ちしています!


今しかできないこと

2013-05-13 18:30:41 | うえだんな

放課後活動をやっている時に、

あるお母さんと、お話をする機会がありました。

 

「子どもが子どものうちにしかできないことって、

外で遊ぶことだと思うんですよね。

英語とか、水泳とか、お勉強は、あとからいくらでもできるような気がする」

 

 

 

 

 


秘境探検。

2013-05-11 21:26:29 | うえちゃん

本日、今年度のイエティくらぶいぶり校が始まりました!

そんな晴れの日はあいにくの雨模様ですが、それもなんとも冒険の始まりっぽいということで。

今年度のいぶり校、小学生の活動は黒松内校とのコラボキャンプを中心に、幼児~小学校低学年向けの親子プログラムも新たなラインナップとして登場します。

詳細は追々ご紹介いたしますね。

 

さて、今日のイエティくらぶいぶり・黒松内校5月月例1日目は秘境!小幌駅探検へ。

雨のおかげで気分はすっかりサバイバル!

小幌滞在中はさほど雨もひどくならず、子どもたちはせっせと遊んでおりました。

日帰り組みは小幌駅探検の後、帰路につき、お泊り組みは元ねおすスタッフのお宅に民泊中です。

さて、これから1日目の活動報告ブログ書きますかね。

活動の詳細は、NPO法人ねおすイエティくらぶ活動報告ブログでご紹介します。

しばし、お待ちを!

 


総会爽快ファシリテーション

2013-05-10 20:36:36 | うえだんな

今日は、和みの森の総会でした。

平日の昼間にもかかわらず、多くの方に集まっていただくことができ

嬉しくもあり、気の引き締まる思いでもありました。

 

協議会なので、いろんな立場の方がいろんな理由を持って集まります。

なので、いろんなことを考えて資料を作成し、お伝えしないといけません。

いろんな人がいるから、いろんなことができるのだけど、

いろんな思いがあるから、いろいろなことをまとめる技能が必要です。

 

なので、始まる前はとってもいろいろなことを考え、シミュレートします。

こういう場面のファシリテーション能力、必要ですね。勉強しないと。

 

とにかく

皆様のご協力のおかげで、今年度もなんとか計画をすすめることができそうです。

ありがとうございます!

 


春のボランティアスタッフトレーニング

2013-05-06 15:25:35 | うえだんな

 

 

(下の方に、youtubeで動画をUPしました)

 

今年の5月連休は、

ふくしまキッズなどで関わってくださっている学生さんや、

さまざまなキャンプを受け入れてくださっている地域の方も一緒になって、

夏に向けたトレーニングをしました。

 

あえて、この時期、しかも雨。

でも、川に入り、しかも激流に突っ込んでいくという

雪解けラフティングです。

 

子どもたちに自然の中でチャレンジをさせたい、というのが僕たちの思いだとすれば、

僕たち自身もチャレンジをしていないと、本末転倒です。

 

慎重に準備をして、当日は大胆に波に突っ込んでいく!

その時、出来うる限りの準備とシミュレーションを重ねる。

 

そんな、基本的なマインドを確認する時間となりました。

 

これで、今年のグリーンシーズンも冷静かつ大胆に展開できそうです。

また、多くの方の協力と感謝をいただきながらの活動が進みます。

宜しくお願いします!

 

 

 

鵡川ボランティアスタッフトレーニング

 

歴舟川ボランティアスタッフトレーニング