ひかりの国幼稚園に、馬を連れて行きました。
普通は、「幼稚園に馬」というと、移動動物園みたいなやつになりますが、
そんなのじゃあありません。
本気の馬搬、ホースロギングによる森林整備が目的です。
本来であれば子どもたちを作業現場から遠ざけ、一切立ち入り禁止、みたいなやり方をするのでしょう。
ぼくたちは、あえてそうではない手法を取りました。
大人が、馬が、本気で働く姿をみる。
危険(かもしれない)現場に、子ども達を入れ、リアルを感じてもらう。
ブラッシングやえさやりを手伝う。
森が、林が、少しずつ手入れされていく様子を目の当たりにする。
そんな、嘘偽りのないシゴトのシーンを、チビッコたちに体感してもらいたいんです。
そして、この馬方である西埜くんは、それができます。
木を引っ張り出すシーンも、かたずを飲んでみてます。
作業のあとの馬の周りに、子どもたちが集まります。
子どもたちも、先生たちも興味津々。
これ、普通にトラックとかトラクターで引っ張り出してたら、
誰も見に来ないよね。
馬だから、寒いのにみんな外に出てきた。
馬を通して、森の様子が理解できた。
なるほど。
自然と人をつなげるのは、「案内人」ではなくって、
実は「馬」なのかもしれませんね。