いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

春のキャンプ募集開始!

2013-02-20 12:39:37 | うえだんな

 

上田です。

いぶり自然学校では、春のキャンプを実施します。

今年も、室蘭岳(鷲別岳)にのぼりますよ!

条件が良ければ、本当に綺麗な景色が眼下に広がります。

定員10名とさせていただいておりますので、

早めのお申し込みが良いと思います。

 

くわしくはこちら


女子アイスホッケー予選通過!とぼくたち

2013-02-13 13:35:45 | うえだんな
この場でこのテーマはふさわしいかどうかは分かんないけど、うれしいから書いちゃう。

女子アイスホッケー日本代表が、
見事自力でソチオリンピックの出場権を獲得しました!



ぼくは関係者でもなんでもなく、
いちファンとして勝手に応援しているだけの身ではありますが、本当に嬉しいことです。


ぼくが10数年前に苫小牧に流れ着いたとき、
小学生のスポーツ活動が、学校と、地域と、保護者の皆さんで進められていたことを知ってド肝を抜かれました。

全国各地で展開されるスポーツ少年団活動。
保護者の方がコーチや監督になるのは知っていました。
が、中学校の部活ならいざ知らず・・・
まさか、小学校の先生が地域のスポーツの指導に関わるのは初めてでした。
放課後、教員のいち業務としてホッケーとかブラスバンドの指導をするんですね。

賛否両論はあると思いますが、
少なくとも学校教育と社会教育が「地域の子どもは地域で育てる」というコンセプトのもと、
一緒に進められているのはすごいなあ、とびっくりした覚えがあります。

そして、当時は長野五輪。
巨大なヒエラルヒーシステム、あるいは巨額を投じるエリート教育で育成されたのではなく、
地域のトウサンがたが水をまき、あるいは雪を踏み、
カアサンたちが雪かきをして作ってくれた手作りリンクやゲレンデで育てられた選手たちが
国際舞台で世界に通用する様を見て、「
北海道の社会教育の力はすごい」とめちゃくちゃ感動し、
それがその先のわが人生にすごい影響を及ぼした気がしています。

清水さんも、堀井さんも、岡崎さんも、原田さんも、葛西さんも、目黒さんも、田端さんも、
ちょっと前だと、橋本さんも、山本さんも、
そうやって地域に支えられて、世界に通用する技を身につけた・・・。

そして、今回の女子アイスホッケーです。

地域のトウサン・カアサン、若い先生、役場の人たちが
立場とか、お金とか、労働基準とか、これから仕事だとか、夜勤明けだとか、
そんなことを超えて、夜な夜な手作りで作ったリンク。
町内会のオジサンが公園に作ってくれた「公園リンク」。

それらが、今の彼女たちの礎を築いた、ということは間違いありません。

オリンピック出場、という扉を開いたことで、今後いろんなことが起きていくでしょう。
メディアに振り回されたり、スポンサーがつくとかつかないとか、
試合以外のことが増えて、大変な思いをしてしまうこともあるかもしれないし、
それがいいことなのか悪いことなのか、わからないのだけれど・・・。

ぼくとしては、
そんな彼女たちを育てた苫小牧のお父さん、お母さん、地域の人たちによる
「世界に通用する相互扶助的な地域教育システム」が、
もっと評価されるべきだと思っています。

そう、歴代の選手、そして今回の選手たちは確かにすごい。
しかし、それを育てた地域の人たち、そのシステムはもっとすごい、
ということですよ。

苫小牧に住んでいる人たちも、
わが町にはそんなすごい社会教育システムがある、ということを再認識・再評価して欲しいと思うし、
この「文化」をホッケーだけではなくって、ほかのところで活かすことができれば、
そんな巨額な費用をかけなくても、
もっと苫小牧市の教育能力が上がるはずだと信じています。

とにかく、
彼女たちが、先輩たちに引き続き「北海道の、苫小牧の社会教手法育は世界に通用する」
ということを証明してくれました。

で、ぼくらは、そんな彼女たちの成果を活かすべき立場です。
彼女たちも頑張るだろうから、
ぼくたちも頑張らないといけませんね。

ということで、皆さん。
これからの女子アイスホッケー、要チェックです!!!
(あ、もちろん男子のアジアリーグもね)

イメージはこんな感じでしょうかね?


キャンピングトレイン2013☆Go to 知床斜里の旅

2013-02-13 10:27:52 | うえちゃん

2月8日(金)~11日(月・祝)にいつもとは違うすぺしゃるなキャンプに行ってきました。

JR北海道さん×NPO法人ねおすのコラボ企画第3弾となりましたキャンピングトレインの旅。
イエティくらぶいぶり校・札幌まるやま校・東川校の元気な子ども32名+引率スタッフ5名+現地スタッフ2名、計39名でのお座敷列車貸切の団体旅行。
これはもう楽しくないわけがない!みんなのテンションが上がりっぱなしの3泊4日の様子をちょこっとご報告いたします。

2013年2月8日(金)18:00いぶり(東室蘭チーム)&18:45いぶり(苫小牧チーム)が集合。
まずはキャンピングトレインがやってくる札幌駅まで移動します。
 

雪の影響で20分ほど遅れて札幌に到着。
ここで札幌まるやま校チームと合流です。
さすが花の金曜日、しかも連休前とあって札幌駅はたくさんの人で賑わっています。そこに大きなリュックを背負って、スキーウェアに身を固めた子どもたちがぞろぞろ。
一体何があるんだろう??という周囲の目も気にせず、目指すは我らの特別列車!


この団体券で入場です。


電光掲示板に示された『団体:知床斜里』の文字。ドキドキ☆わくわく!期待で胸が高まります。
 

これまた雪の影響でJRさんはダイヤがだいぶ乱れていた様子。
まだかな~?どっちから入ってくるのかな~?何色の電車かな~?と子どもたちも待ち遠しい様子。
やっと入線のアナウンスが流れ、いよいよお座敷列車の登場です。


予定より20分ほど遅れて札幌駅を発車しました。
電車に乗り込むなりさっそくくつろぎ始める子どもたち。本日のお宿は電車の中です。
  

真っ暗な車窓。何か見えました?


2013年2月9日(土)
翌朝、目が覚めると…電車が止まってる。ここはどこだ??
どうやら北見のようです。キャンピングトレインは夜の間に空を飛び、ぴょーんと道東にやってきました。
それから、目が覚めて顔をあげると見知らぬスタッフが立っています。
心なしか人数も増えている気が…。
そうです。昨晩、24時頃に旭川駅から東川校の仲間が乗車。一気に電車の中は37人に増えていました。
キャンピングトレインは色々と不思議なことが起こる電車です。


ぐ~とお腹が鳴ったところで朝ご飯。
おにぎりとバナナをおなかに収めます。
  

私たちはどこからきて、今、どこにいて、これからどこに向かうのか、地図でチェック中。


そうこうしているうちに網走駅に着きました。


本当は知床斜里まで電車で移動する予定でしたが、前日の大雪&暴風の影響で、なんと線路が埋まってしまい、朝の段階でこれ以上先に電車で進むことができない!という事実が発覚。
しかも、斜里までの道路も通行止めになっているらしい……!!
波乱の幕開け!でも、旅にトラブルはつきもの。このトラブルもひっくるめて楽しむのがトラベルです!

と、いうことでここからは道路の状況と相談しながら車で移動することとなりました。


まずはおやつを買いに網走駅近くにあるスーパーへ。
みんな軍資金200円を手におやつを選びます。
 

車に乗って、まず向かったのは濤沸湖。


ここにきてやっと全員の顔が見れました(電車では2両に分かれて乗っていたので)


湖の上には氷が張っていたり、浮かんでいたりします。
これが流氷??
 

いやいや、どうやら流氷は海にいるらしい。
今度は海に行ってみます。はたして、流氷さんにあえるのか?!

あ!いた!!海に氷が浮いています!!


岸にあった流氷を持ちあげてみちゃったりして。「けっこう重いよ!」とのこと。


なんかおばけのようなお顔の流氷さんも…悪い子はいねぇ~がぁ~!


「お昼を食べたら、もっと岸辺にある流氷を探しに行ってみよう!」と案内役のはねちゃんこと羽根石晃彦さん(ところ川自然学校)が言いました。
と、いうことでまずはラーメンで腹ごしらえ。
寒いときにはやっぱりあったかいものが美味しいです。


ご飯を食べたら、流氷を探しに再び移動。
その頃には道路も除雪が進み、通行止めも解除になっていました。
車で走ること約20分。波の音が聞こえない不思議な海岸に到着。
海なのに海に見えない。そこにはがっしりと接岸した流氷で埋まった海が広がっていました。


子どもも大人も「すごーい!!」のひとこと。
さっそく近くまで行ってみます。

        

「順番に流氷の上に乗ってみても良いよ!」とはねちゃん。
すぐさま流氷に乗りたい子の列ができました。
     

「大人も良いよー!」の声にスタッフも「やったー!!」と記念撮影。


たくさん遊んだので、宿に向かう車の中はこんな感じ。


お宿でははねちゃんが流氷についていろいろと教えてくれました。
みんなも真剣に聞いています。
  

今回は波の影響で残念ながら出来なかったクリオネすくい。
でも、はねちゃんが事前にすくってくれていたものを見せてくれました。
 

その後はご飯を食べてお風呂に入って自由時間。
いぶりの子・札幌の子・東川の子、すっかりうちとけ仲良く遊んでいます。
移動の疲れ&外で遊んでパワーを消費したせいか、この日はみんな朝起こすまでぐっすり眠りました。


2012年2月10日(日)
翌朝、起きて食堂に行くと昨日の夜は暗くて見えなかった窓の外に流氷が見えました。


この日は、元ねおすスタッフのはぎーこと萩原寛暢さんの案内で屈斜路湖へ。


屈斜路湖の湖面は凍っていますが、みんなが歩いても大丈夫なところかどうかはぎーがチェックしながら進みます。


どうやら大丈夫なようです。
おそるおそる湖面を進んでいきます。
 

 

神様の通り道・御神渡りも見ることが出来ました。


活動場所に到着。
ここでお昼ご飯を準備するグループと、安全に遊べる範囲を決めてそこに印をつける安全確認グループに分かれて活動をしました。
お昼ご飯はあったかいうどん。みんなで調理のお手伝い中。


安全確認班は腰に竹の棒っこをつけて割れ目に落ちても大丈夫な装備を整え、歩きながら自分の足で安全を確かめていきます。
 

安全確認完了!お昼ご飯のめども立った!
そうと決まれば、氷上遊びスタートです。
ソリ滑りにフリスビーキャッチ、サッカーなど思い思いに遊び始める子どもたちです。
  

あっと良間にお昼ご飯。
あったかいうどんをもらって頬張ります。
 

氷の下はどうなってるんだろう?
はぎーと一緒に屈斜路湖の氷を採掘してみることに。まずはワカサギ釣りなどで良く見る氷に穴をあける機械で2か所穴を明けます。


その後、2か所をつなげるようにのこぎりで切りだしたのがこちら。


測ってみると厚さが約44センチありました。


上の部分の白いところは気温が高くなってとけてしまったところや、雨が降ったのが凍ったところなんだそうです。
このこおりを輪切りにして、特殊なフィルムで見てみると


虹色に光って見える!


氷の結晶が反射しているとのことでした。みんなキラキラの氷に夢中。魅了されておりました。


たくさん遊んだ屈斜路湖。
その屈斜路湖を一望できるビュースポットにやってきました。
屈斜路湖って大きいなぁ~!


屈斜路湖をあとにした一行は、再び網走へ。
ここであばしり流氷まつりを見学した後、お祭り会場で晩ご飯を調達します。
氷像・自由の女神と一緒に(同じポーズで)


監獄すべり台という氷の滑り台も満喫。


こんな大きな雪像、いぶりチームはあまり見たことがありません。


晩ご飯はお祭りの屋台で。


おみやげを買いに網走の道の駅へ。
そこにいらっしゃったのは流氷観光船オーロラ号。
今度はみんなでこれに乗ってみたいね。


大満喫したオホーツクの旅もそろそろ終わりを迎えようとしています。
駅に集合し、再びお座敷列車に乗り込みます。
明日の朝は早いのでこの日は電車に乗ったらすぐに就寝となりました。


2012年2月11日(月・祝)
まだ日も上がらない午前4時30分。東川校チーム起床。
眠い目をこすって身支度を整え、旭川駅に舞い戻りました。
いぶり・札幌チームはまだ夢の中。
小さな声で「また会おうね!」といってお別れです。


午前6時30分。いぶり・札幌チームも起床の時間です。
身支度を整え、降りる準備も万端。


キレイな朝日がおはようと言うかのように顔を出します。


札幌駅、無事、到着!


札幌駅北口鐘の広場にておわりの会。
この3日間のことをみんなで振り返るとともに、保護者のみなさまにご挨拶をさせていただきました。


札幌チームはこれにて解散。
いぶりチームは朝ご飯のサンドイッチを食べて、苫小牧・東室蘭へもう少し旅が続きます。





天候の影響による電車の遅れや、旅程の変更はありましたが、大きなケガや事故もなく無事に電車の旅を終えることが出来ました。
子どもも大人も、流氷が覆うオホーツクの海や、御身渡りの見える屈斜路湖などたくさんの“本物”に触れ、自然のすごさ・おもしろさ・ちょっとした怖さを肌で感じることが出来ました。
電車での旅を通して、自分だけではなく周りの人も快適に過ごすための工夫を考えるきっかけになりました。
39名の仲間と共に過ごした濃い時間が、子どもたちの心にぎっしりと残ってくることを願っています。
送り出していただいて保護者のみなさま、本当にありがとうございました。
そして、一緒に旅をしてくれた子どもたち&スタッフに感謝です。

さて、今度はどんな旅に出ようかな♪


キリギリス的人生

2013-02-05 15:38:45 | うえだんな


夏から秋にかけて、キリギリスのような生活をしてしまったために、
今更ながら薪づくりをしてます。

市内某所に生えている木の手入れを手伝う代わりに、切り出した木を頂きました。
今日しか時間が取れないので、一気にやります。
たま切りにして、軽トラックで運んで、おろして、また積み上げる。汗びっしょりです。

「薪ストーブは、薪を燃やすんじゃない。人の汗、というアブラを燃やすものだ」

と何かで読みましたが、まさにそのとおりですね。
一本一本、大切に節約して使いたいものです。
それにしても、腰はガクガク、握力は低下。本日のエネルギー残量が・・・。
今日はもう、薪を割る力はありません。

ということで、
この世のウサを晴らしたいと思っている、そこのあなた!
うちに来て、スカッと薪割りをやりませんか!?スッキリしますよ!