いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

現場と施設

2007-07-31 23:21:41 | うえだんな
ふぉれすと鉱山は、目下ハイシーズン真っ只中であります。
毎日、ほぼ万館状態がお盆過ぎまで続きます。

なので、
各団体の皆様へのプログラム提供はもちろん、
施設のメンテナンス維持も、スタッフ総出で取り組んでいます。

でも、ぼくをはじめみんな元々は現場好きな人たちばかり。
いつも自然の中に我が身を置いていたいという人たちばかりなので、
片づけや掃除、整理整頓、
細かい計算や日程調整とか、
こまごまとしたことは
「好きか嫌いか」といわれれば…
…すみません、必ずしもスキではない、というのが本音です。
「そういうことができないと立ち行かないよ」というのは
十分、十二分にわかってはいるのですが。

でも、
道具を整理すればするほど道具に助けられる、ということも
現場にいるからこそ理解している現実でもあります。
きれいな施設だからこそ、
ふぉれすと鉱山や自然を好きになってくれる、ということも
十分すぎるほど知っています。

なので、
こういうハイシーズンだからこそ、
丁寧に、丁寧に自分達のステージを守っていきたいと思っています。


オリニキャンプ終了

2007-07-28 20:31:48 | うえだんな
うえだんなです。
「北海道オリニサマーキャンプ2007」、
予定していたプログラムをほぼ実施することができ、
無事、タイムスケジュールどおりに終えることができました。

4月に民団の事務所に伺ってから、
何度も連絡調整を繰り返して実施にこぎつけました。
そういう意味でも、終わったあとは
大きな安堵感と、ちょっとした達成感を感じることができました。
冷静に振り返れば、まだまだ調整不足だったなあと
思うことも多いのですが、
今は、その心地よい疲労感に浸っていたいなあ、と思っています。


いや、この3日間は本当に楽しかったんです。
最初は「うちの子たち、本当に手のかかるやつらだから」と
民団の方に何度も言われ、実はかなりビビッておりました。
しかし、実際は…手がかかるどころか、
みんな本当に自然遊びがすきで、いろんな人と関わることが好きな
子ども達ばかりでした。
だから、ぼく達もその場・その時を楽しめたのだと思うんです。

また、今回は
モモくら・KoNGからお越しいただいた「マリオ」さんに
3日間ともびっしりと関わっていただきました。
ぼく個人としては、これが一番嬉しかったなあ。
ぼく達が信じてやっている活動やスタイルに理解をしてくれ、
仕事の休みを調整してくれてまで来てくれたんです。
いろいろお世話になりました。

他にも、表に裏に、いろんな方々のご協力のお陰で
楽しく無事に過ごすことができたなあ、と
心の底から感じています。

また、「チームの楽しさ」を実感できるような
活動ができたらいいなあ。

まだまだ、夏休みは始まったばかり。
これからも、いろいろと続きます。
しっかり準備して、備えたいものです。



一芸

2007-07-27 13:10:00 | うえだんな
何をしよう・・・
みなさん一芸をお持ちですか?

今日からはじまるぶなの森自然学校の19泊20日の長期自然体験村
毎年初日はウエルカムパーティがあります。
真理子さんのおいしいお料理と各国ボランティアの一品料理がメインで
(今年はちなみにイタリアンピッツァ、韓国チヂミ、台湾料理2品を
用意しているようです!)
それに加えて、「スタッフ一芸」を設けております。

ソワソワしながらみんな用意しています。
唄や踊りや運動系や・・・

一応、私も何をやるか決めましたが・・・

スポンジのように色々なものを吸収して
人を魅了できる
芸達者な自分になりたいな

さ~!長期村はじまるぞぉ~
気合を入れて 楽しみます!

北海道オリニサマーキャンプ

2007-07-26 23:43:13 | うえだんな
今日から、2泊3日で
「北海道オリニサマーキャンプ2007」という
在日本大韓民国民団の主催するキャンプが始まりました。

全道から、46人の小学校1年~中学校3年の子達が集まり、
ヤイノヤイノと遊んでおります。
テーマは「コーザン・ドキドキツアー」。
いろんなドキドキを体験して帰ってもらおうと、
4月から仕込んでいました。

今日は、まずは練習…ということで
みんなで川で泳ぎ、夜の森や川へ出かけました。
慣れている子も、そうでない子もいるので、
リアクションは様々でしたが、
まず、間違いなく心は大きく揺れ、
たくさんドキドキしていたと思われます。

ふぉれすと鉱山のスタッフも総出で、プログラム進行と
生活面のサポートをしています。
いやはや、みんな頼もしい!
目下とても楽しく、チームワークよく
すすめております!

明日は、希望するコースに分かれて
一日中外に出かけます。
天気もどうやら良さそう。
楽しみです!

先っぽ

2007-07-25 22:24:31 | うえだんな
みすたーです。

月曜、火曜と久々に連休をいただいたので、襟裳岬に行ってきました。

どうも僕は計画性がないもので、そう思い立ったのは日曜の晩でしたけどね。

当日の朝にテントと寝袋、バーナー、コッヘルなど久々に使うソロキャンプの道具達を車に詰め込みまして、あんまり暑いので幌別駅前でサンダルを買って、一路襟裳岬に向かいました。この時点で13時半。もう、いきなりぐだぐだの旅ですけど、こういうペースが好きなんですよ。

とにかく快晴で気持ちのいいドライブでした。やっぱり夏のお日様は大好きです。
で、その日は襟裳岬には辿り着けませんで。実に計画性がないですね。

夜は浦河の山の中のキャンプ場で、焚き火を眺めて良い夜を過ごしました。
いいキャンプ場でしたね。熊でも出そうなくらい静かな森の中で。
実際朝になってキャンプ場の入口を見たら「危険!熊出没多発地帯」って書いてありましたね。親切な看板です。

翌朝もゆっくり8時まで寝て、また色々と寄り道しながら、昼前に襟裳岬につきました。
いつも曇ってて風が強いので有名なんだそうですが、この日は快晴で風も弱くってね。
アザラシもばっちり見られましたし、海鮮丼も信じられないほどうまかったですし、とにかく最高でしたね。

いやあ、いい旅でした。

帰り道にふと考えたんですけどね、僕は先っぽ目指すのが好きなみたいです。
正月は納沙布岬に行きましたし、本州に居たときを思い出してみてもね、やっぱり岬とか、鉄道の終点とか、山の頂上とかにやたらと好んで行っていたような気がします。

何かこうね、想像力を掻き立てるものがあるんだと思いますね。
こっから先には何が続いているんだろうか、なんて色々想像するのが楽しいんですよ。

襟裳岬はその点で素晴らしい先っぽでしたね。

内陸から延々と続く日高山脈が、目の前で海の中に潜っていく場所なんだそですね、ここは。

何千mもある山々が、最後には自分の足の下、海の下へと潜っていく。
何だかそれだけでスケールの大きい話で、感動してしまいました。

でも、そこで終わっているわけではなくって、ずっとずっと海の中でも山脈は続いているわけですね。
じゃあ、その先はいったいどうなっているんだろう?
何かそんなことを考え出すとね、すごく楽しくて、わくわくして。


何はともあれ、やっぱり旅はいいですね。

それではまた。

あそびを終わらせる瞬間

2007-07-23 14:32:36 | うえだんな
子ども達の遊びを終わらせるのって
本当に難しいなあ、と思うのです。

子ども達は、最初さえうまくきっかけを作ってあげれば
いくらでも、いつまでも遊び続けますよね。
特に、野山や川の中、そしてそれを共有してくれる
友達とかがいれば、いつまでも遊びます。
その姿はとても美しく、できることならいつまでも遊んでいてほしい
とか思うわけです。

でも、夢中になっている子たちが「もういい」というまで
遊ばせてあげられることって、実はけっこう難しいですね。

次の予定もあるし、帰りのバスが来ちゃうし、もう寝なきゃいけないし。

そういう都合と、子ども達の興味を、
どこまで「ちょうどよいところであわせられるか」
というのが、ぼく達の腕の見せ所なんだろうな、
と思うのですが、なかなか難しいですよね…。

いや、この前、子ども達が帰りがけに
「セミの羽化」を見つけたわけですよ。
ビク、ビクと動くセミの姿を、子ども達は
それこそビクビクしながら見ているのですが、
やっぱり「もう時間だから」と言わざるを得ないわけで…。
だからといって、セミの羽化を早めることはできないし、
都合の良い時間にセミが出てきてくれるわけでもないし。

いつまでたっても解決できない、永遠の課題なのかな…。
いや、何とかうまくできないかな?

いろいろ考え続けたいものです。

めっきらもっきらどおんどん

2007-07-21 21:49:16 | うえだんな
という絵本をご存知でしょうか。
この絵本に出てくる神社や森の様子が、
なんとふぉれすと鉱山の前にある「山神社」と
実にソックリなのです…。

そこで、本日のお客さま「あそベンチャースクール」の子達と
夜の森に行く前に、
この絵本を読み聞かせてから出かけました。

いやあ、面白かったですよ。
絵本の中に出てくる「木の穴」とかを探したり、
おいしいお餅に見立ててクワの実を食べたり、
絵本に出てくるおばけになりきって遊んだり…。

参加していた子達が小さな子が多かった、というのもあるのですが、
みんな現実の世界と絵本の世界を行ったり来たりしながら、
もう自分がどっちにいるのか分からなくなっていました。
実は同じ道を何度もぐるぐる回っただけなのですが…。

一緒についていったスタッフのみんなも、
子どもと一緒にファンタジックな世界を楽しめたようです。

また、何かの機会に
やってみようと思います。







コーザンたき火night2

2007-07-20 22:01:08 | うえだんな
昨日今日と、今年度2回目の「コーザンたき火night」が
開催されました。
室蘭の中学校、約80名です。

今回は、本当に大変だった!

バリバリと降る雨なら、何とかあきらめもつくのだけど
しとしとと濃い霧雨、というのが
本当に始末に悪く・・・。
ホント、ハードな夜でした。

でも、中学生の皆さんは、本当に頑張った!
それと、あらゆる不安を振り払って
最後まで中止にせず、プログラムを進行し続けた
先生方の度胸にも、たいへん感動しました。

生徒のみんなだけでなく、
関わった全ての人たちにとって、
いろいろな学びや気付き、経験を得ることができたと思います。

これで、
夏の学校対応シリーズ・前半戦が終了しました。
なんとか、怪我はなく済ませられましたが…、
すごくハードだったなあ。

今日は、午後からは現場がなかったので、
みんな早く帰りました。
明日からの夏休みシリーズに向けて
つかの間の休憩、という感じです。

明日から、頑張りまっせ!

さ、さむい・・・

2007-07-20 00:58:02 | うえだんな
もう、慣れっこになっていたつもりですが…。

なんなんだ、この寒さは!!

今日なんか、ストーブたいちゃったぞ!
しかも、そのストーブが、ものすごくありがたかったぞ!
外にでると、はく息が白いぞ!
そんな中で、川で泳いでいるぞ!

こんなに天候が不順だと、
気分も滅入ってきますね。
「サムサノナツハオロオロアルキ」ですよ。

太陽さん!はやく出てきてちょうだい!

自己肯定力

2007-07-17 22:58:32 | うえだんな
うえだんなです。

今日は、1日中白老のすくすく3・9のプレーパーク作りの日だったのですが、
午前中は、すくすく3・9の運営を受託している「NPO法人お助けネット」が主催する講演会に出席してきました。
精神科医の明橋大ニさん、という方の講演会です。
子育て支援に関わる人や、ファミリーサポートをしている人、幼稚園や保育所の先生向けのお話だったのですが、
大変面白かったです。感銘を受けました。

日ごろぼく達が体験的・経験的に感じて実行していることを、
「それは●●といいます」と分かりやすいキーワードにまとめてくれるのです。
「そうか、そういう言葉なんだ」と、頭がスッキリしました。
また「あぁ、間違ってなかったんだな」と少しだけ自信を持つことができました。

その中で一番声高に語られていたのが、
「自己肯定力」という言葉です。
「自己評価力」とも言うそうですが、
要するに、いかに自分で自分を
「I am OK」と思えるか、ということでしょうか…。

うまく説明できないけど、
とてもナットクできた言葉です。

後援終了後は、いつものとおり施設の草刈り。
これで、少しは見栄えが良くなったかな。

帰り来てから、我が頭も刈りました。
こっちは、すぐに伸びるから始末に悪い…。