いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

イエティ前日

2009-02-27 19:46:44 | うえだんな
明日は、今年度最後のイエティ登別です。
ばたばたと準備を進めています。
うーだんは、食材を買出しに行ってくれました。
そして、ぼくはスライドショーを作っていました。

活動の最中は、なるべくたくさんの写真が撮れるようにしています。
遊びながら、作業をしながら、なので
なかなかうまく撮れないのですが、
それでもなんとか頑張っています。
(本当は一眼レフを持ってバシャバシャ撮りたいんですが)

そのたくさんの写真を1時間近くかけて見直し、
数十枚を選んで並べました。

いやあ、なんかこう、胸にじんとくるものがありますね。
すべての活動は、すべて心の中に焼きつけているはずなのに、
写真を見て、改めて思いだすことがあります。
すると、それに合わせて体のどこかも動くような気がするのです。
春とか秋の写真は、とくに周りの風景も美しく、
なんかグッとくるものがあります。

そんな写真を、2日目のまとめの時間に
保護者の方とも一緒にみたい、と思います。

さあ、今年度最後のイエティ登別。
楽しんでいこう!

サンライバ

2009-02-23 23:47:33 | うえだんな


午前中、久しぶりに登別カルルス・サンライバスキー場に
行きました。
ツアーのお見送りだったのですが、
空は実に青く、風もなく、絶好のアウトドア日和です。
それを見送るだけって、ちょっとつまんなかったな。
ツアーに参加したお客様、そして同行したガイドさん、ともに
とても楽しい時間を過ごしてきたようです。

それにしても、サンライバスキー場も活況でした。
自衛隊の演習、そして
福岡県の高校生が、スキー学習をやっていました。
おんなじスキーウェアに身を包み、
きゃあきゃあ言いながら楽しんでましたよ。
「きゃー、すきーってすべる~!たのしい~!」
そう、滑るから楽しいんだよ。

登別って、30分移動するだけで
立派なスキー場があるんです。
いや、知っていましたが、改めてその多様さに感心しました。

カルルス温泉も、登別温泉のような華やかさはありませんが
落ち着いた、大人の雰囲気満載の温泉街です。
久しぶりに行きましたが、いいなあ、カルルス。
ちょっと通ってみようかしら。

イエティくらぶ苫小牧2月「本気のそりあそび」

2009-02-21 23:14:23 | うえだんな
どうして、週末になるとこうやって天気が荒れるんでしょうか。
前回は暖気、そして今回は大雪です。
が、冬は雪が降るものです。こんな時は、むしろ前向きに出発します。
苫小牧はすごい雪でしたが、白老に来ると少し空が。



今回は、何と全員男の子です。
通称「イエティ男塾」、元気にスタートです!



行先は、白老にある森野スキー場。
案のじょう、深い雪に閉ざされております。歩いてアプローチです。
ひざより上の雪をかきわけて、まずは上に登ります。
気分は本気の冬山登山です。けっこうきついです。



で、滑ろうと思うのですが、どうしてもずぼっと埋まってしまうんですね。
予想以上に苦戦を強いられました。
何度も滑って、レールをつけて、そのあとを滑ります。

でも、なぜか、一人だけすぅ~~~っと
きれいに滑っていくんです。本当に気持ちよさそうに。
一人だけ、異次元の空間にいるように、
まるで空中を滑るようにかっ飛んでいきました。
シュプールも実に美しく。



自称そりマスターと語っているぼくとしては、
負けてはいられませんので、何度か試みるのですが、
全然ダメ。何度も繰り返しているうちに、ラッセル負け。完敗です。
いやあ、あれはすごかったなあ。

今日はさすがに風が強く、
時折吹雪く雪にも体力を奪われがちだったので、
いったん引き揚げることにしました。
帰りは、来た道を戻る子と、山を踏み越えていく子の2組に分かれて
車に向かいます。



いや、小さな山ではありますが、それでも頂上を踏むことができると
気持ちがいいです。



そこからは、先月行くことができなかったポロト湖でスケート!
と思っていましたが…。
今回は、なんと積雪のために、リンク閉鎖。
うぅ~。2回連続かよぉ。
しかも、スキー場でたっぷり遊んだので、体も冷えてきたし、
腹も減ってきました。
そういうときの判断は、迷っちゃダメ。
そう、先週のイエティーズで行った萩野自然の里公園へGO、です。

また、ここも駐車場から800メートル歩くのですが、
歩いた甲斐がありました。おしゃれなビジターセンターは、今回も
温かい薪ストーブが迎えてくれます。
管理人さんが、飴をくれたりしてね。



腹減った!みんな、無口になってペロンとお弁当を完食しました。



やはり、快適なシェルターというのは
子どもたちを落ち着かせてくれますね。
寒かったり、冷えちゃったり、初めてのことばかりで緊張したり
していた子も、ここでやっとひと心地、安心した様子です。


トイレもきれいで、完全リフレッシュです。
いろんなものも展示してあり、興味が尽きません。

さあ、ひと安心した後は…。
ほら、外を見たら、雪がたくさんあるぞ!坂もあるぞ!
自由遊び・全開遊びが始まりました。
ぼくたちも、本気の雪合戦で、本気で遊びます。



あ、やべ、遊びすぎたから、帰りの時間に間に合わない!
帰りは、何とダッシュで車まで。
でも、ここまでくると、僕たちの動きとみんなの気持ちが連動してくるので
とてもスムーズです。

そのころは、もうスケートのことなんて忘れていましたよ。
また、次のシーズンだな。
それまでに、みんな練習してたくさん滑られるようにしておこう。


また来月、楽しみにしていてね!

プロセス

2009-02-20 21:37:44 | うえだんな
久しぶりの投稿で、申し訳ありません。
なんだか日々がめまぐるしく動き、
なかなか文章を書く精神状態にまで
たどり着くことができないでおりました。

昨日、苫小牧の某所に伺い、
キャンプなどで使う鍋や釜、ナタとか、しかも膨大な量を
頂いてきました。
頂いたのですが、僕の心の中では「お預かりした」ですね。
それらは、
諸般の事情でその団体が活動を休止し、使い道のなくなった
道具たちなんです。

私としては、最初は「ラッキー!」なぐらいにして
軽くお引き受けしていました。

が、実際その道具たちを手にしたら、
なんがぐっと重みを感じるわけです。

長い間、多くの人たちの思いや願いが
あちこちのへこみやコゲに表れています。
これは、軽々しく使うわけにはいきません…。

聞けば、これらの道具は
かつて苫東の「つた森山林」で実施されていた
キャンプで使っていたとのこと。
それが、数十年の時代を経て、巡り巡って
これからあの地で活動しようとする
私たちの手に届いたわけです。

そのプロセス。その物語。
何かを感じずにはいられません。

案内していただいたKさんに、
改めて苫東の話をお伝えしたうえで
丁重にお礼を述べ、
車に入りきらなかったものを改めて
預かりに伺う、ということにしました。

今はあちこちであわただしく動いており、
心を失いそうになっていたのですが、
なんか、まだ自分にそういうプロセスを感じることができたことが
驚きであり、ちょっと嬉しく思いました。

そんな時間を、少しずつ増やしていければいいなあ。


ワレモノその2

2009-02-15 21:02:54 | うえだんな
あれだけ入念に、気合いを入れて下見をしたんです。

今日はイエティーズで、はじめてのおでかけ。

現地集合でご案内する以上、危険なことがないようにと
一週間前に、わざわざ普通の車で出かけ、
車がはまったりしないかとかを確認したり、
管理人さんに一週間前から前日まで何度も連絡を取って情報をとり、
当日も少し早く出発して、万全の態勢で挑みました。

が、昨晩の雨、多湿の雪、そして突風が
下見時のコンディションをズタズタに壊しました。

積もったベチャベチャの雪、そしてその下の雪は
ユルユルに緩んでいます。

でも準備をせねばなるまい、と入りました。
深い轍が出現し、ハンドル取られまくりです。
あっちの雪壁にこすり、こっちの木の枝にこすり、
最後にズブズブと埋まってしまい、身動きがとれなくなったりと
まずい状態が続きました。

しまいには、はまった雪から抜け出すべく、
バックをしたら、スポンと抜け出し、そこまではよかったのですが、
轍ににハンドルを取られ、
あっと思ったら右後ろのテールランプが林道わきの木にぶつかり、
バリンと割れる始末。

ワレモノは、ダッチオーブンだけにして欲しかったよぉ…。

さすがにこれは安全には運転できないと判断し、
マザーズ(白老のたまご屋)に集合した参加者の皆さんに
道路事情を説明し、納得した頂いた上で
お出かけイエティーズの行先を変えました。
腹案にあった、萩の里自然公園です。
そこは、除雪された駐車場があり、
夏道と同じようにアクセスできます。
そして、楽しく安全に過ごすことができたので
良い判断だったと思います。

それはそれでOKだったのですが、
終了後、トヨペット澄川店にて修理の相談。
いろいろと話を聞いて、クラっときました。
ホントにクラっときた。初めての体験です。

地球温暖化とか、そういうもののせいにしたくはありませんが、
温暖化は、車の運転技術にまで影響が生まれるするのだと
気づいた一日でした。





ダッチオーブン

2009-02-14 21:47:51 | うえだんな
愛用のダッチオーブンが、割れていたのを発見してしまいました…。

明日はイエティーズで、準備をしていたんです。
焚き火の中で使えるかもなぁ、なんて思って、
いざ袋から出して見たら、鍋の底にひびらしきものが。
「え?いや、まさか、いやでもな」と
恐る恐る水を入れ、しばらくおいてみたら、
底の方からジンワリと水が…。

あぁ。

これ、苫小牧に来たころに買ったから、もう10年ぐらいたつんだよな。
頻繁に使うほどではなかったけど、
でも、鉱山にいた時代、まだダッチオーブンが鉱山になかったころ、
折にふれて登場し、
多くの人々に驚きと感動を与えてきた名器であります。
油も十分に吸い込み、まさにブラックポット。
いよいよこれからか!と思っていたところだったのですが。

天寿を全うしたのか、それとも単なる不注意か。
いづれにいたしましても、ショック大、であります。

これ、どうしたらいいのかな。
汁けのない料理だったら、まだ使えるのかな。
直せるのかな。でも、鋳物だから無理か。
粗大ごみなのかな。でももったいないな。
カムイノミをやって、霊を送ってからだな。

ショック大。



アイヌ

2009-02-12 22:59:14 | うえだんな
今日の自然ガイド養成講習は、
ヤイユーカラの森・計良 光範さんによる
「アイヌ」の講習でした。
ぼくも、受講生の皆さんの席に混じって
話を聞き、メモを取りました。
(いつもやっているのですが)

岐阜県岐阜市、という日本列島の真ん中で育ったぼくにとって、
アイヌの文化、に限らず北海道の歴史、というのは
本当に知らなかったことでした。
なので、いつかはちゃんと本を読まなきゃな、勉強しなきゃな
と思いつつ、忙しさにかまけてなかなか実現しなかったのですが、
今日、やっと腰を入れてお話を聞くことができました。

思うこと、想像すること、祈ることって
この宇宙の片隅で生命を預かる存在として、
もっとも崇高な力、なのかもしれません。

ともすれば、ぼくたちは何かで測れるものでしかものを見ようとしないけど、
本当に大切なものって、目には見えないだけであり、
しかしそこには確実に存在するのです。

そんなことを、改めて考えることのできた夕べでした。


ギョーザの皮

2009-02-09 19:30:52 | うえだんな
今日、森っこアフターがあったんですが、
そこにいらっしゃったお母さんが
「もし、火を起こすようでしたら、これを…」
だなんて言いながら出てきたのが、なんとギョーザの皮。
これをそのまま焼くと、おせんべいのようになり、
醤油をつけて食べるとなおおいしい、というではありませんか。

そんなの初めてです。
なるほど、それはそうだ、ナルホド。
それはぜひやりましょう、というので早速薪ストーブタイム。

確かに、簡単でおいしく焼けました。
これ、お手軽でいいですね。
またいろんな味にアイデアを広げられそうです。
今度、またどっかでやってみよう!



雪のない北海道でいかに遊びましょうか?

2009-02-07 21:09:57 | うえだんな
北海道って、最初はどこでもモリモリ雪が降っていると思っていました。
が、そうではないのですね。
特に今年の太平洋沿い、というかここ苫小牧~登別の街中は
からっからに乾いています。
その海沿いにある子育てひろば「すくすく3・9」の活動が
今日開催されたのですが…。

年度当初につけたタイトルが「ゆきであそぼ!」。
が、雪はナシ。
すくすく3・9の皆さんと、かなり頭を悩ませました。
が、今から何をどうこうできるわけでもありません。
雪がないことを嘆くのではなくて、
雪がないからこそできることがある!とか言い聞かせながら
外に出ました。

結論。
雪がないから、楽しかった!

冬に見えなくなるものが、かえって見えてくるのですね。
子どもの視線にも、大いに助けられます。

あぁ、ここって凍っていたんだ。



斜面が短くても、凍っているとどこまでも滑るね。



ここに、こんなに大きな氷の池ができるなんて知らなかったよ。
こんなところの方が、ちびっこは安心して遊べるんだね。
お母さんも安心。



ここの東屋って、お料理を作るのにはとても便利。
頂いたポップコーンも、ほら。





みんなが来る前なんだけど、リスも来たんだよ。



そりゃ、雪があれば楽しいです。
でも、それは、予想をした遊びが実現できる、という
「イメージを具現化する」という、喜びの一種であり、
すべての遊びの要素を満たすわけではないです。

今回は、まさかこんな遊びができるとは思わなかった、
こんな遊びが生み出せた、
という非構成的な、その場に溶け込んでいくような遊び。
これは、仕込めない、という不安はありますが、
でも自分の感覚を磨くことさえできれば、
その場でどんどん楽しめると思っています。

雪がないから、とか、寒いから、とか、
そういう何かをアテにしてはいけないんですね。
むしろ、今あるものでどうやって遊ぼうか、って
前向きに考えるクリエイティビティ、みたいなものが大切なんだって、
改めて実感したところです。

そして、その遊びはどっちも重要で、
肝要なのはそのバランスや順番、ストーリーであり
その時の目的、なんでしょうね。

今日で、今年度のすくすく3・9の活動は終わったのですが、
関わっていただいている皆さんと一緒に
そんな方向性、というか、
乳幼児の外遊びの向かう方向、みたいなものが共有でき
とてもよい成果を得ることができたように思います。

終わってみれば、ほら。
もう終了の時間なのに、みんなまだあそんでる。
お父さん、お母さんもニコニコ。





ということで、すくすく3・9でお世話になった皆様、
今年度もいろいろと経験を積ませていただき
本当にありがとうございました!
また楽しみましょう!

亀田城探検 其の二

2009-02-05 10:13:53 | うーだん
お待たせ致しました。

亀田城探検其の二。

本日は我らいぶり自然学校の事務所をご案内致します!

みなさん、こころの準備はいいですか?


穴だらけの障子の戸を開けると
ここがいぶり自然学校の事務所です。


8畳の和室の
畳の上にフローリングパネルを敷いています。

正面向かって左は床の間

ここにはいぶり自然学校で行っている事業の書類、
プリンター、電話と共に
上着もかけちゃったりして…。

あっ、節分の日にうえだんなが作った鬼のお面発見!

向かって右には押入れと
そして年代物の食卓テーブル&イス。

お客様がいらしたときは
このテーブルでお休みしていただきます。


正面の窓に向かって机が2つ並んでいます。
左はうえだんなデスク

うえだんなの机の引き出しの中は
整理整頓がバッシっとされています。
さすが

イスにはいつも謎の黄色いタオルが。
なぜ???

うえだんなデスク横にあるホワイトボード

こちらも常にスケジュールがびっしりです。
まぁスカスカだったら困るのですが。。。

右隣にあるのがうーだんの机です。

イスは食卓テーブルのイス…
見た目は悪いですが、結構お気に入り♪

窓の外にはすぐ目の前に煙突があり
その煙突のはしごに時々エゾリスや野鳥たちが遊びに来て
うーだんの心を癒してくれます。

うーだんデスク隣にあるカフェコーナー

仕事の合間にほっと一息させてくれます。

こちらはいぶり自然学校の事務所を暖めてくれる
石油ストーブ

朝の事務所は冷え冷えです。
このちっちゃいストーブに寒がりの私はしがみついています。

奥は扇風機ではなくて
うえだんな用ハロゲンヒーター。

そして忘れちゃいけない

うーだん直筆かめっCoTシャツ!

かめっCoに入るともれなくもらえるかも!?

と、かめっCoアフターの宣伝も忘れずにしつつ

和とレトロとちょっぴりビンボー臭い、でも、なんかいい
いぶり自然学校事務所です。


つづく