いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

じゃいあん去る

2007-10-09 19:16:54 | うえだんな
みすたーです。

昨日じゃいあんがふぉれすと鉱山を去りました。

と、書いてみて気づきましたけども、このブログではほとんどじゃいあんのことに触れていなかったですね。
じゃいあんというのはね、ねおすの自然ガイド養成コースを受講中の若者で、この2週間ほどふぉれすと鉱山へOJT(実地研修)をしに来ていたんですよ。

その名の通り身長180cmオーバー、体重は100kgオーバーの巨漢で、顔はこわもてです。

なのに、すごく穏やかで気が優しい。

そんなキャラクターなので、わずか2週間の間にふぉれすと鉱山では大変な人気者になってしまいました。

そのじゃいあんがOJTを終えて、昨日札幌へと帰っていきましたよ。
誰もが心から別れを惜しんでおりましたね。
2週間の間は、僕とはっちと一緒に鉱山町の住宅で共同生活をしていたのでね、何だかとてもさびしいですよ、ほんとに。

小さい家の中にいると、視野の半分くらいはじゃいあんになりますからね。
それが消えてしまうのだから、そりゃあ景色も変わるわけですよ。
いや、そもそも小さい家でもないんですが、じゃいあんがいると小さい家に見えてしまってたという。

じゃいあんはこれから霧多布でOJT後半を過ごし、冬場は札幌を拠点に道内あちこちで野外行動技術他ガイドとしての素養を学ぶ予定です。

「自然ガイド見習い日記」
http://shizenguide.kitaguni.tv/
に日々の様子がアップされておりますので、どうぞ皆さん応援してやってくださいね。

ではまた。

サポート

2007-10-09 12:01:51 | うえだんな
まむです。
黒松内は恒例の40キロウォークを実施しました。

ウォーカーが45名(子ども29名)
食事サポート2名、巡回サポート3名でした。

私は主に後半グループの巡回サポート。
自分の限界を感じながらもただひたすらゴールを目指し
12時間以上かけて歩いたグループのサポートでした。

出発前にたーぼから子どもたちへ
午後6時の時点で熱郛の山を歩いている人はタイムアウトとなります。」
という約束がありました。日没が過ぎて山を歩くのは車・クマなどの危険が増すからです。

足が痛くて休憩しながらゆっくりと進む子どもたち。
でもゴールはしたい。でも時間は過ぎ、日も暮れていく。
最後のグループには昨年の夏長期でリタイヤした子もいました。
その中で、一生懸命歩く子どもたちをどうにかどうにか山を越えさせたい
40キロ歩かせたいと私も心は一緒に歩いていました。

午後6時
なんと全員が山を越え、34km地点の自然学校を通過しようとしてました。

なんとも文章で伝えにくいのですが、
この瞬間、子どもの底力に私は一番感動していました。
子どもたちを励まし、寄り添い、ひっぱって歩くボランティアにも感謝でした。

みんなに ゴールまで歩きたいか それともリタイヤするか を問うと
全員が「行く、ゴールしたい。歩く」と答えてくれました。
足が痛くて本当に歩けるか不安で涙ながらにそう答えた子もいました。

その後もゴールまで色々な葛藤がありました。
13時間半かけてゴールした子、リタイヤした子もいました。

雨が降り始め、真っ暗な中進む子どもたち。
車をおいて一緒に歩いたり、電光棒で道しるべになったり・・・
あの時のあのサポートはよかったのだろうか?声かけは??
次も挑戦してくれるだろうか?

今もそんな風にごちゃごちゃと考えております。