いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

当日の現場の準備

2013-01-28 10:34:31 | うえだんな


最近、やまちゃんと
「スタッフは、集合時間のどれぐらい前に入るべきか」ということで話し合いました。

ギリギリ、あるいは同時、これはよくない。
でも、早すぎて出発時間や準備の時間が大変になるのも困る。

ディレクターとしては、いろいろ考えるところですね。

で、こんなふうにしてみました。

☆現場の準備をすべて終えて、打ち合わせも終わって、
 スタッフみんながお茶を飲んで一服しているところに、お客さんが来る。
 それぐらいの時間と心の余裕が持てるような出発時間を設定しよう

この基準、なかなかいいです。

今回の和みの森は、30分前にはお茶を飲んでいよう、みたいな設定にしました。
いつもだったら、現場は結構慌ただしい雰囲気が流れますが、
そんな風にしたら、なんかいい感じなのです。

子どもを連れてきたお母さんたちに「まあお茶でもいかが」なんて声をかけたりして、
「やっぱりこういう活動っていいですよね」「そうですよね」だなんて
話ができたりするわけです。

いつもこうできるとは限りませんが、
ぼくたち自身も、提供する喜びだけではなく・・・
その時、その場にいること自体を参加者のようにを楽しめる一瞬を作りたいな、
それが、結局はそのば全体をよくするよな、
なんて感じました。

コーヒーの美味しい淹れ方を勉強しなきゃなあ。


キャンピングトレインへの思い

2013-01-24 11:35:03 | うえだんな


もうメールやFBなどで知っていると思いますが、
あの伝説のキャンプ「キャンピングトレイン」が復活しました。

2月8日の夜~11日の朝にかけて、
キャンピングカーならぬキャンピングトレインで、
電車の中で寝袋で寝ながらオホーツク・屈斜路湖を目指します。

ぼくの住んでいる苫小牧からみると、
「オホーツク」「流氷」「クリオネ」というのは、
同じ北海道でありながらも、
もう別の国の話のように聞こえるぐらいの魅力であります。

そこへ、たくさんの子どもたちと、
信頼できるスタッフと旅をする…
素敵な瞬間がギュギュッと詰まったキャンプです!

そして、当初申込締切が1月23日、となっていましたが、
若干空きがあるということで、締切を2月1日まで延長することができました。
悩んでいたけど、もう締切になっちゃったし・・・という方、チャンスです。
ぜひねおす本部までお問い合わせください。

以下、このキャンプに込めた思いを、
JRの担当者の方、今回のチーフディレクターのしゅんちゃん、
そしてウエダが書き記してみました。
ちょっと長いですが、お読みいただけたら幸いです。

■■JR北海道担当者より■■
キャンピングトレインを実施する目的は、未来への投資です。
子どもに夢を与える活動を企業も行うべきだと考えています。
単純に鉄道に乗り移動するだけではなく、鉄道を使って北海道の良さをたくさん知って欲しい。
楽しく移動のできるお座敷列車という乗り物もあるということを知って欲しい。
今回のお座敷列車の楽しみは!
・寝ておきらた目的に着いている
・貸切なので、ゴロゴロしたり飛び跳ねたりしても誰にも迷惑がかからない!
など普段の列車の旅では体験できないことを子ども達に楽しんでもらえることを期待しています。

■■ねおすプログラム企画担当 小林より■■
キャンピングトレインは道東の本物の自然を楽しむプログラムです。
オホーツクの冬といえばなんといっても流氷。ここは世界的に見て流氷の南限なのです。
本物の自然は子どもたちに「畏怖」を教えてくれます。
そして他ではできない「遊び」と形には残らない「学び」を与えてくれます。
その圧倒的な存在感は忘れられない体験として子どもたちの心に残るでしょう。

屈斜路湖は湖と火山の美しさが特徴です。
雪が積もらずに「透明」に凍った氷は道東ならではです。
湖底が見えるスリルは北海道ではほとんど味わうことができません。
そしてそんな氷のすぐ横には冬でもとうとうと流れる釧路川があります。
雪、氷、流氷、川など、水の様々な形を大自然の中で遊びながら、学びます。

もちろん楽しいこともたくさんあるけれど、
怖いほどに美しい、道東の本物の自然をキャンピングトレインでは提供します。

■■ねおす理事 上田より■■
イエティくらぶを進める僕たちが、もっとも大切にしていること。
それは、キャンプに行く前も、終わったあとも、「ドキドキ」していられるキャンプを作ることです。

チラシを見たとその瞬間から・・・、「行く」と決めたその瞬間、
学校で「ワタシね、明日イエティに行くんだよ」って自慢しちゃう瞬間、
そして、カバンに荷物を詰め込む瞬間、集合場所まで荷物を担いで移動する瞬間。

そして、帰ってきたあと、おうちの人へコーフン気味に話すおみやげ話、
お風呂の中で一瞬思い出すあのシーン、夢の中で蘇る昨日のあの景色・・・。

そう、イエティくらぶって、活動の当日だけじゃなくって
行く前から帰ってきたあとまで、ずーっとドキドキしていられる、
そんな時間作りを大切にしています。

今回のキャンピングトレイン、そのドキドキをかなり作り込めたキャンプだと思っています。
子どもたちだけで、電車に泊まって、起きたら流氷。
電車の中で寝るって?お座敷列車って?流氷って、どんなの?クリオネっているの?
大人でもドキドキしますよね。

イエティくらぶの魅力が高濃度に凝縮されているこの感じ、
会員の皆さんなら十分に感じていると思います。
そして、その「ドキドキ」という刺激が、
子どもたちにかけがえのない学びと成長をもたらすことも知っていると思います。