いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

グリーンウッドワーク

2012-11-24 19:54:27 | うえだんな
グリーンウッドワーク、という、木工の手法があるのだそうです。
全然知らなかったのですが、10年ぐらい前に日本で紹介されまして、
今我々の業界でブームになっており、すごく興味を持っていました。

そのワークショップが、木育ファミリー主催で
穂別で実施されるというじゃあないですか!
それはイカナイカン、ということで早速行ってきました。

講師は、岐阜森林文化アカデミーの久津輪さんと小野さん。



グリーンウッドワーク、とは、
つまりグリーンウッド…切ったばかりの生木ですね、それを
電力や特別な工具を使わずに加工する技術のことです。

詳しくはこちら → 

生木なので、曲がったり割れたりするんじゃない?という心配があるかもしれませんが、
逆にそれを利用して組み上げていきます。
あとは、生木なだけに、削ったりする作業がとてもやりやすく
(硬い大根を削るイメージ)
電動工具も使わないので子どもでもできる、というのがいいですね。

初級編が指輪、中級編がスプーン、上級編が椅子、なのだそうです。
でも、初級編でいきなり指輪っていうのもすごくないですか?

厳密に言うと、今日はそのための道具「削り馬」「ろくろ」を作ってきました。



そして、試しに少し使わせてもらいましたが…、
ずばり、面白い!よくできてる!
一家に一台欲しいですね。

そのすごさ、精巧さはうまく文字で説明できないので、
動画で勘弁してください。

削り馬で、仕上げ


木の指輪作り


要するに

・生木は柔らかいので、作業が簡単
・自分の足の加減で、木を自在に回せるので、安全
・その機構が簡単なので、なんか腑に落ちる
・しっかりと固定される

ローテクはハイテク、ということですね。

今回は、指輪とか、木のおうちとか、ひとり杵を作ってましたね。



これはおもしろい!
またやりに行きたい・・・というか、うちの事務所にも欲しい!と思っちゃいました。
いろいろとアイデアが駆け巡ります。











小学生の体験学習in和みの森。

2012-11-09 09:50:52 | うえちゃん
ここ数日、晴れてると思ったら雨が降ったり、小雨から大雨になったり、クルクルと忙しく変化する空模様。
秋の空ですね。
先日は大雨洪水警報が出るくらいザーザーと雨が降り続いた苫小牧。
「明日も雨か?いや、そろそろやむか??」と天気予報とにらめっこしながら迎えた昨日の朝でした。

昨日、市内の小学校の3年生60名が和みの森に体験学習にやってきました。
準備中は雨に当たりましたが、子どもたちが到着するころには雨もやみ、ほっと一安心したところでオープニング。


バスに揺られてやってきたこの場所がどんな場所なのか、体を動かしながらみんなでちょこっと探検にでかけました。
「あの木とその木にタッチしてここに戻ってきてね、もちろんダッシュで!」との声にみんないっせいにかけだします。


心も体もほぐれたところで、今日のメインイベント森のお手入れの時間です。
本日は森のお手入れを4つに分けて、自分がやりたい活動を子どもたち自身が選んで参加してもらいました。
いつものように<どれをやっても良い・どれもやらなくても良い・どれもやって良い・どこか行くときはひと声かけて>という和みの森・4つの“ど”ルールを確認して、活動を選択します。


☆本日のラインナップ☆
①森の中の枯損木(立ち枯れてしまった木)の運びだし


大物ゲットです。


②木道作成用丸太の皮むき


③のこぎりを使って薪作り


④たき火


「おれ、全部やった!」
「木の皮むきが一番楽しかった」
「たき火をしたら煙が目にしみて痛かった」
「木をバキって倒すの楽しい」
「のこぎり使うのうまくなった」
と、子どもたちはせっせと森のお手入れにせいをだしておりました。

「おーい!全員集まってー!!」と号令がかかり、本日の活動のまとめの時間。
森の木を計画的に切る→切った木で薪を作ると、ストーブになったりコンロになったり、みんなが森で楽しむための材料になる→薪を燃やして出来た灰は養分として再び森へ還す→森に灰やおひさまの光などの栄養が入り、森が元気になる!というサイクル、少しでも何かを感じてもらえていたら嬉しいな。
そんな森のお手入れを手伝ってくれたご褒美として、たき火チームのみんなが薪ストーブにくべてくれた火を使い、ちょっとしたおやつを準備しました。
網に乗せ、めんつゆをシュシュっと吹き付けて焼いた


餃子の皮せんべい。カリッと香ばしく良い感じです。一人ひとつ今日のお駄賃ですね。




今回の活動には先日、体験活動の指導者養成に向けての研修会に参加してくれた方々がスタッフとして参加してくださいました。
「最初はうまく出来るか心配でしたが、やってみて良かったです」
「子どもたちよりなんだか自分の方が楽しんじゃいました」
「3年生ってまだまだ純粋で可愛いですね」
と、スタッフ自身も楽しみながら活動が出来ていた様子でこちらも一安心。ケガなく事故なく終えられたのもみなさんのおかげですね。
今回、お手伝いいただいた皆さんは幼児から小学生のお子さんを持つお母さん(プラスそのお父さん。見学で…と娘さんと一緒にいらっしゃいましたが、バリバリお手伝い下さいました。助かりました)
私たちとはまた一味違う、保護者という視点で活動を見るともっと幅が広がっていきそう。
いろんな人と一緒に、いろんな刺激を受けながら活動を作っていきたいと思います。

イメージを楽しむ

2012-11-05 10:54:42 | うえだんな


イエティくらぶいぶり校の6月と11月は、「忍者修行キャンプ」でした。
(活動の様子はこちら
なんで忍者なの?と言われても、
スタッフの誰かが、忍者に対して並々ならぬ愛を持っている、とかそうことは特になく、
今までそういうテイストの活動をやっていないなあ、ちょっとやってみるか、という感じで、
直感的に企画したものです。

それが、意外に子どもたちにマッチしたようで、興奮度100%の活動となりました。
ちなみに、やまちゃんの忍者イメージは写真のとおり。カメラを向けるといつもこんなカッコをします。
やっぱ手裏剣なんだなあ。
(首からかかっているばいきんまんの意味は、よくわかんないけど)

これを言ってしまうとミもフタもないのですが・・・、
種明かしをするとすれば、
やっていることは、普通の遊びです。
陣取りとか、かくれんぼとか、おにごっことか。
サッカーとかバスケ、というスポーツ的な要素もありますね。

そこに、周りの大人たちが「らしい」ストーリーをうまーく付加し、練りこんでいくと、
ものすごく特別な遊びになります。
そして、その場その時が一気にワンダーランドへと変化するのだと思います。

あと、頭巾とかマントとか、剣だとかなんとかかんとか。
「今回は、特別に武器の使用を許可する」と、
うやうやしく「ぼっこ」を持たせました。

そういうちょっとした「コスプレ」は、
子どもたちの心にある、「イメージホルモン」のを分泌を促進させる薬(そんな薬はないと思います)、
というかノックのようなものかもしれませんね。

これがあると、イエティに来る1週間前、つまり家にいるうちから楽しいはずです。
そういうところをくすぐるような、事前周知も重要だと思いました。

今世の中で活躍している新進気鋭のクリエイターたちは、
みな総じて「料理好き」なのだそうです。

・材料を揃え、調理している時に「どんな味になるんだろう」「これを食べたらあの人はどんな表情をするのだろう」と【未来】をイメージする
・食べてる瞬間は「こんなに美味しい料理を作れるオレってすごい」と、【現在】の自分を100%肯定し、没頭する
・食べ終わったあとに「本当にうまかった・・・」「あんな味だったよな」と【過去】を反芻し、思い起こす

そんな現在過去未来のイメージを楽しんで、料理そのものだけではない妄想の時間を楽しむんだって。


わかる気がします。
こんなイメージの階段を、うまくプログラムデザインに盛り込めると、より楽しいのかもしれない。

ということで、今後に向けたアイデアをしたためておこう。

☆やすいプラスチックの板とか、ハトメとか、布テープとかを使って、手作り鉢金・手作り手甲・手作り脚絆を作る
☆北海名物「ホタテ手裏剣」
☆5寸釘ナイフを5寸釘クナイにするか?的は発泡スチロールだね
☆そんないろんなものを作るための「忍者の準備キャンプ」はどうだ?
☆プラスチックのそりとか、スタイロフォームを使ってうまく水の上に立つ「水蜘蛛キャンプ」?
☆グループビバークとか、ソロビバークをうまくアレンジして「本気の闇討ち」か?





ふくしまキッズ、受賞!

2012-11-02 16:12:14 | うえだんな

我々がお手伝いさせていただいている「ふくしまキッズ」、
その実行委員会が、農林水産省より表彰されることになったとのことです。

オーライ!ニッポン大賞、という農林水産省のやっている賞のうち、
審査委員会長賞に輝いた模様です。

多くの人々の力の結晶が、ひとつの評価を頂いた、ということですね。
すごいことだ。


バーゴンくらぶはBAERGONCULBなんだそうだ

2012-11-01 19:18:10 | うえだんな
「バーゴンくらぶ」という、
ねおすに関わる若手ボランティアのスキルアップと親睦を深める活動をやることになりました。
しかし、今の20代にどんなふうにアプローチしたら集まってくれるのか、
まだ感覚がつかめないでいます。

「これからは動画ですよ、ウエダさぁん。PVですよ」
って、PVってなんの略かわかんないんだけど。

つまり、バーゴンくらぶの紹介映像を作ろうって話になりました。
でも、そんなことやったことねえよ。

いやあ、映像が曇っているのが残念だけど、これも練習のうちだ。
GoProっていう、よくテレビタレントの頭の上にくっついているビデオを使いました。

みんな、とりあえずやったからな。恥を忍んでUPしたぞ。
あとは任せたぞ。