いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

しらおいかわあそびキャンプの夜

2010-07-28 22:46:11 | うえだんな
しらおいかわあそびキャンプの二日目が終わり、ミーティングも今終わりました。
子ども達は深い眠りの底に沈んでおります。今、おねしょが心配な子どもをトイレに連れて行こうと試みてみたのですが、何をどうやっても起きなかったので、やむを得ずそのまま熟睡していただくことといたしました。
それほどまでの全開遊びであります。
明日はポロト湖でカヌーと温泉です!

いよいよ

2010-07-26 17:53:47 | うえだんな
明日から、夏のキャンプがずっと続きます!
北海道サマースクール@いぶり、全開であります!

昨日おとといあたりから、
スタッフ一同現場モードになりつつあります。
道具を揃え、ちゃんと動くかどうかをチェックして、
車に載せこみました。

救急箱も、補充完了。



願わくば、使うことがないように。
でも、使うときは、ワンアクションで取り出せるように。

食材は、今やまちゃんが買い出しに行っています。



ちょうどぴったり、みんなが満腹になるように、
綿密な計算をして、食材を買いに行きます。

道具も重要。車もその一つです。
ブルーシートシートなるものを作りました。



みんな、汚すのは大好き。でも、汚れているのはきらい。
快適に遊びたいじゃない。

ついに、うえだんな号にカヌー&ダッキー搭載。



華麗なる(多分)ロープワークを駆使して、
その割にはびみょーに時間がかかりながら
舟を載せました。

遊びの事故だけじゃなくて、交通事故対策も重要です。
明日の朝、もう一度ロープを確認しよう。

天気予報は、あんまり良くない模様です。
しかし、我々はやります。
雨は雨なりに、嵐は嵐なりに
「天候」という自然事象を存分に楽しみます。
もちろん、無理はしませんよ。安全第一、健康第一。

どんな夏が繰り広げられるのでしょうか?
でも、こんな夏が過ごしたいから、こんな仕事をしてる。
こんな活動が今年もできる自分は、幸せ者であります。

ワクワクとドキドキが入り混じる、夕暮れを過ごしています。




シラカバ虫よけ

2010-07-23 18:45:30 | うえだんな




めぐりめぐってなぜか「虫よけスプレー」を作ることに成功しました。
今巷で売っている虫よけスプレーのほとんどには「ディート」と呼ばれる、
かつてアメリカ軍が開発した薬品が使われています。
これは、使いすぎると、特に小さな子どもには悪影響を及ぼすということです。

今回作った虫よけは、
なんと道内産のシラカバを利活用した完全無添加虫よけです。

道内の林業においては「駄木」なんて呼ばれてしまったり、
かつてはちょっと邪魔者扱いされてしまう歴史があるシラカバなのですが、
シラカバの価値を再評価し、利活用することで、
これからの森づくりに大きく寄与できるのではないかというコンセプトで開発しました。

実は、シラカバはものすごい殺菌能力があります。
そのシラカバの木酢液と、ペパーミントエキスを使って虫よけスプレーにしてみました。
塗ると、香ばしいというか、燻製のようなにおいがかすかにします。
実際事務局田代が、ものすごく蚊の多い大沼で使ってみました。
そしたら、抜群の効果を発揮し、しかもそれが持続したとのことです。

そこで、今回この虫よけを、和みの森の活動に関わってくださる皆様に、
安価にて頒布させていただこうと思います。

30mlで500円です。
ネットなんかで無添加虫よけを調べると、あるにはあるようですが、
1,000円ぐらいして、けっこう高いですね!
それを考えると、ちょっとお得かなあと思ったりしていますし、
「出所」がはっきりしているので、安心ですね。
頒布を希望される方は、ぜひ上田までお問い合わせください。

水のリスクマネージメント研修

2010-07-22 19:44:22 | うえだんな
2日間にわたって、水辺でいかに行動するか?なんていう研修をやりました。
参加者は、10代から40代まで。
初めて会う人もいますし、台湾人、韓国人、イタリア人、もいます。
そんな中で、いかにコムズカシイ理屈を伝えるか?と
かなり悩んだりしました。

結果としては、「習うより慣れろ」でした。
ホワイトボードでストレーナーのことをいくら説明しても、
なんかピンときません。
しかし、自分でカヌーを操って、
あやうくストレーナーに突っ込みそうになって、かなりビビって、
それを振り返って
「わたしは すとれーな に こわかた です」
という言葉が出て、そこで理解できるものなんですね。

体験を通して学ぶという手法が、いかに有効で、言葉の壁を乗り越えるか、
ということがよく分かりました。

そういう意味では、ルパンのやったCPRの講習も、
インパクトあったなあ。

リスクマネージメント研修、
楽しく進める必要もあるけど、
やっぱりどこかでリアルをリアルに想定できる内容が必要であると
改めて実感しました。

ともかく、ねおすの現場担当者の大半が集まって
「今年も、いっちょ頑張るぞ!」と気持ちを新たにした2日間です。

研修内容はともかく、まずは
「みんな、北海道のあちこちで頑張ってるんだ」
という一体感が重要なんだよ。
それぞれの役割、それぞれのキャラ、それぞれの立場。
そんなのを総動員して、
全国の子どもたちに夢と希望を持ってもらえるよう、
がんばろう!

今年集まったみんなは、とにかくミディ=クロリアン値が高いね。
フォースとともにあれ!


イルカ・クジラの調査

2010-07-20 11:27:54 | やまちゃん

7月から始まりました、自然ガイド養成講座。
2回目の今日は、海に関する知識をテーマに室蘭へフィールド実習
に行ってきました。
なんと!船に乗って講師の笹森さんのガイドを聞くという、生のガイド
テクニックを見つつイルカウォッチング、海から見える室蘭の地形に
ついて学ぶなんともおいしい講座でした

クジラの特徴について説明を受けたあと、乗船。
室蘭は工業の街のイメージだったので、すぐ側にこのような美しい風景が
広がっていることに驚きです。


さて、イルカ、クジラを探すことができるだろうか?
やはり、そんな簡単に出会えるはずがありません。
笹森さんが「今船の下を通っていきましたよ」と言われても見ることができず・・・
さざ波とイルカの背びれと区別するのはとても難しいです。
探すポイントとして、何羽もの鳥が海上にたかっている下ではイルカが餌を取っている
と教えてもらい、まずは、鳥が群れているところを探してみます。
すると、イルカがいましたよ!!
餌を追いかけているときは、私たちにはおかまいなしです。


イルカ達は今の季節、子育てに室蘭港に来ているそうです。何頭もの群れで行動
しています。笹森さんは水中を動き回っているイルカがいったい今何頭いたのか数
を数える、そしてオスかメス、子どもなのかも見分けます。性別の区別は背びれの
大きさとのこと。海面に一瞬出た背びれや体長を見て、家族の群れかカップルなのか
親子なのかを判断しているなんて、すごい動体視力ですね。


イルカに出会うまでの間も海上から見える景色や海洋生物について、イルカやクジラ
についてのガイディング、はたまた参加者自身の時間となる「間」をあけるなど、
船の上で飽きさせることはありませんでした。船の進む方向が変わるときにはアナウンス
があるなど、安全の配慮もしっかりとされています。
話をしながら次のネタ探し、考えているなんて、ガイドさんたちの頭の中がどのように
動いているのか見てみたいと思ってしまいます。

参加者を楽しませるためには、それ以前の下準備、船を運転してくれる方など関係者と
の関係性づくりがとても重要となってきます。
いつも見ていた風景、環境の視野を広げられるガイドはやっぱりすごい
と改めて感じました。

笹森さんの朝日新聞に掲載されているコラムがホームページで見ることができます。
コチラです→ http://mytown.asahi.com/hokkaido/newslist.php?d_id=0100085

サポートさっぽろ

2010-07-18 19:53:23 | やまちゃん
夏休み前の三連休、
サポートさっぽろの「家族ででかける自然体験」に参加された
皆さんを白老町にてポロト湖カヌー、アイヌ民族博物館へご案内。

○ポロトコタン
民族博物館は野外博物館で、かやぶき屋根の家(チセ)が復元されています。
ポロト湖畔で樹皮から繊維をとっている人やアイヌ刺繍をしてる人、歩いて
いるとアイヌの格好をした博物館の人とすれ違います。
博物館からポロト湖でカヌーを楽しむ人たちの姿が見えます。
なんだか大昔から現代を見ているような不思議な感じでした



アイヌ文化のお話や様々な儀式の踊りや歌、アイヌの楽器トンコリやムックリの
演奏を聞いたり、体験でムックリを作ることができます。音を出すのがなかなか
難しい・・・

お昼にはアイヌの伝統料理を食べましたよ!焼いたサケ、おつゆにもサケが
入っています。白老は海が近くサケが主食だったようです。



○ポロト湖カヌー
今度は湖の上から、アイヌの集落を眺めながらのカヌーです。
初めてカヌーに乗る方が多く、少しずつ漕ぐ距離を延ばしていくと
どのカヌーも無事半周できました。


引き続きカヌーを漕ぐお父さん、お母さん。
子ども達は...水遊び、魚とりをして最後は岸まで泳いじゃいました

ひと足早い夏休みを楽しんでいました。

ロープワーク

2010-07-17 21:59:58 | うえだんな
今日、和みの森で月一のイベントがありました。
それはそれはおもしろい一日でありました。

詳しくはこちら

その帰りに、やまちゃんと「ロープワーク」について話が盛り上がりました。

そんな、20も30も覚える必要はないけれど、
せめて日よけ雨よけのタープが10分で張ることができるぐらいの技能は欲しいよね。
あと、カヌーの固定とか。
これは、いわば我々の「必須技術」だろ、と、そんな話でした。
タープは、重要だね。
いかにあるものでなんとかするか。これ、けっこうお客さんに見られます。

今度の水リスク研修で、ちょっと試してみようか?

なんて、いばった口たたきながら、
案外できない、オレ。

水のリスクマネージメント

2010-07-16 19:55:28 | うえだんな
来週、黒松内にて、夏のキャンプを目前に控えたスタッフが集まって
水のリスクマネージメント研修を実施します。
子どもにとっては、楽しくて仕方がない水遊びですが、
我々にしてみれば、常に緊張感の走る活動でもあります。
特に、水際での活動は、一発レッドカードものの有事が想定されますので、
しっかりとイメージを固めておく必要があります。

ぼくも、その講習の一部を引き受けることになりました。
さてさて、あまり水に慣れていないスタッフたちに
限られた時間の中で、何をどう伝えたらよいものか、
今グルグルと頭をひねっています。