いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

またまた学校のことを考えました

2009-09-27 22:11:50 | うえだんな
毎日日替わりで、いろんなことに取り組んでいます。
今日は、札幌で教育支援協会北海道主催の
補助指導者養成講習に参加しました。
いつもは、前に立ってあれこれ話す側なのですが、
今日はイスに座ってお勉強する側です。
こういう、あっち行ったりこっち行ったりするのは
結構刺激的です。
それにしても、いろいろと貴重なそして大切なキーワードを
得ることができて大変有意義でした。
学校での自然体験活動が大変な理由、できない理由を100並べることなんて
簡単、カンタン。
でも、その次、101個目に
「できない100を乗り越えて、できる101個目をがんばろう」
と思えるか思えないかが、
僕たちのような活動で大切にしなければいけないことなんじゃないかな、
なんて、帰りの車の中で
わが奥様と話しながら戻ったところです。

そして、明日はまたぐるっと回って
森づくりのことを考えます。

森づくりのことを考えていました

2009-09-26 22:06:40 | うえだんな
ちょっと久しぶりになってしまいましたが、
和みの森に行ってきました。
秋の様相が色濃くなっており、斜陽も美しい季節となりました。
コナラの実は、なぜが少し小さく、数もものすごく少なかったです。
和みの森の帰りに、ある方とお会いしました。
「和みの森を使って、森づくりとかいろんなことしたいんです」
とおっしゃってくれる方でした。
とても嬉しい話です。
しかも、とっても斬新なアイデアをお持ちだったりして、
聞いているだけでわくわくしてきました!
こういう人のために、頑張らないといけないなあと
モチベーションも上がる、というものです。
なので、その後の和みの森関係の書類作りも
集中力が高まりました。
文字を一つ一つ吟味し、並べ替えたり、言い換えたり。
そんな、細かい作業が続きます。

学校のことを考えていました

2009-09-22 19:33:25 | うえだんな
今日は、一日中学校のことを考えていました。
いかに、学校の授業の中で自然体験活動を、しかもできるだけ長く
やる方法はないものか…。

ぼくが大学生のころは(教育系の学科にいた)、
ちょうど小学校で生活科が始まって間もないころでした。
ええと、1992年入学なので、そのぐらいです。
学校の雰囲気が少し変わって、
ゆとり、とか体験、という言葉が出始めた時期だったと思います。
ぼくはそのころ、キャンプリーダーとかやっていて、
先輩たちや、そういう団体の経営をされている人たちが
「見てな、今に学校の中でおれたちが活躍する時が来るから」
と言っていたのを覚えています。
そして、事実そうなりつつあることに、驚きながら
諸先輩たちの並々ならぬ努力に深く敬意を表している今日この頃です。

たしかに、
ぼく自身が学校に勤めたころと比較しても、
ぜんぜん違う気がします。
学校でカヌーなんて、もってのほかです。
その時の教頭、絶対にダメっていうはずです。
ライフジャケットをつけたら安心安全とか、そういうレベルじゃなくって、
そんな場所に行くこと自体、おおごとであった気がします。
地域のボランティアの方を教室に入れようとした時ですら、
「その人が本業を休んでくるのはだめだ」とか言っていましたから。
あぁ、つまり仕事をリタイヤした人しかボランティアとして認めない、とか
そんなこと言っていました。

それが、今や学校の授業としてカヌーに乗っているではありませんか。
しかも、ぼくらのような「本業」が「本業」としてお手伝いして…。
大きな川や湖がある教育委員会に行けば、
ビシッとライフジャケットがそろっていたり、
学校そのものに人数分のライフジャケットがあったりして、
まったくすごいことだと思うわけです。

だから、かつて…といっても10数年前ですが、
すごい前進だなあ、と感じているところです。
が、実際はまだまだ大きな「形」や「仕組み」になりきっていないのが
現状、というところでしょうか。
そこを、もうひとこえ!というのが、
農山漁村交流PTとか、豊かな体験活動推進事業とか、
そのあたりの挑戦なのだと感じています。

先輩たちの築いてきたものを、
ぼくらはどのぐらい高めていけるのだろうか。
プレッシャーはすごいですが、
でも、やりがいを感じています。

明日は大沼で、補助指導者養成講習です。



やばい!

2009-09-21 21:41:56 | うえだんな
土曜日の晩、久しぶりに先輩と一杯飲む機会を得ることができました。
なんか、「人のつながりとは」みたいな話をアツク交わしてしまいました。
もちろん、とても気持ち良いお酒でした。
こういうのは、次の日にも残らず、朝ごはんもしっかり食べられます。

問題は、そのあと。
いや、これも久しぶりに、なんとアイスホッケーをする機会に恵まれました。
かつては1カ月に20回ぐらいリンクに乗っているような
そんな日々を送っておりましたが、
今や年間4回、とか、そんな感じです…。

なので、そう、もう全然走ることができません。
だめです。ダメダメ。
こんなにも走れない感覚、自分の人生において初めてであります。
味わったことがありません。
走っても、前に進まないというか、
生まれたての小鹿になったよう(って、なったことはありませんが)。
もしくは、無重力生活から戻った宇宙飛行士になったようって、
宇宙に行ったことはありませんが。

そんなぐらい、だめでした…。
きたえなあかんな。
部屋のかたすみにほこりをかぶっている
ラテラルサイトレーナーだっけ、足で踏むやつ、あれやんなきゃな。

すくすく祭りと苫東環境コモンズ

2009-09-19 21:30:59 | うえだんな
すくすく3・9で、お祭りが開催されました。
かつて私が鉱山で関わっていた、そして今も続いております
あの「スペシャルウィーク」のような雰囲気です。
いろんなお店や遊び場が出ておりました。
私たちも、プレーパーク、いつでも遊びにおいで~みたいなことを
やっていました。

このお祭り自体に、いろいろなねらいがあるのでしょうが、
そのひとつには、今年つくられた小屋のお披露目があります。



詳しい人数は分かりませんが、
とにかく多くの方がいらっしゃって、その小屋の様子をうかがっておりました。
うれしいものですね。


そして、昼からは苫小牧、「苫東環境コモンズ」の
フォーラムに出席しました。
こちらもすごい人数が集まり、熱気がすごかったです。
用意した資料が足りず、こまりました。



私たちが普段現場で「こうなったらいいなあ」と漠然と思っていることを
諸先輩方、それも大先輩の皆さんが
多くの方の前で整理して喋ってくれているのを聞いて
「あぁ、やっぱり間違っていないんだな」と実感したところです。
これも、うれしくなりました。
やる気になります。

学校対応プログラム

2009-09-17 21:55:41 | うえだんな
夏の終わり、秋の始まり、という季節です。
あちこち飛んで歩いております。
黒松内で実施された、小学校対応のプログラムをお手伝いしてきました。
瀬棚の小さな小学校が2校合同でやってきたのだそうです。
そう、あの「総参漁村交流PT」のモデルとして、
あれこれ検証しながらP開発を進めましょう、という活動の一環です。

それはとても大切な話ではありますが、
一方、久しぶりの夏の黒松内、しかも朱太川でのカヌーであります。
こういうの、楽しいです。わくわくします。

私のフネには、女の子が二人乗りました。



二人とも、物静かな感じの子たちでしたが、
いざフネに乗ってみると、とてもキラキラした表情となりました。
そして、パドリングも力強く、アゲインストの風の中を
しっかりこぎきってくれます。船頭の私としては楽チンです。

それにしても、アライカズの沈は、落ちた子どもたちの心情を鑑み、
笑いはしませんでしたが…。
かなり、大爆笑的豪沈でありました。
なんでも、
「指にとげが刺さって、口でちゅうちゅう吸っていたらやられた」
って、理由があまりにも小さすぎです。かなり笑えました。

子どもたちは勿論、先生たちも生き生きしています。

こんな時間が過ごしたくて、
こんな時間をみんなに過ごしてもらいたくて、
こういう仕事を選んだんだよな、オレ。

子どもも、先生も、学校のみんなも、保護者の皆さんも、
キョウイクイインカイの人たちも、みんな幸せになれるような
いろんなことを、しっかり作っていきたいと改めて思った1日でした。



知床永久の森林づくりフォーラム

2009-09-13 19:18:53 | うえだんな
夜行バスに乗り、知床に行ってきました。
「知床永久の森林づくりフォーラム」というものに
お邪魔してきました。
道東にはほとんど行ったことがないので
果たしてどんなことになるのやらと楽しみにしておりました。
北見方面からも多くの方が集まってきて、
熱心なやり取りが進められました。
森づくりというのは、今あちこちで熱が上がっているのですね。
それを改めて感じた所です。



鹿の食害を防ぐ防護ネットを張って活動は終了しました。
で、帰りに女満別空港でお土産を見ていたら、
「シカジャーキー」525円、というものを発見しました。
なんとウトロの工場で作っているではないですか。
パッケージからは、それ以上のことは分からなかったのですが、
これ、どこのシカ肉なんでしょうね、
知床半島のシカなんだろうか、だったら、すごいかもね、とか、
帰りの飛行機を待ちつつ、そんな話で盛り上がってしまいました。

行きは7時間ですが、帰りは何と40分。
すごいことです。

体調

2009-09-11 22:13:20 | うえだんな
8月のハイシーズンを終えたからでしょうか。
周りにいる人たちが、少し体調がすぐれない場面があったりします。
ウィルス性胃腸炎、鼻かぜ、
そして私は、年に一度の親不知まわりのハグキが病みだして…。

皆さんは、大丈夫ですか?
ほっとする、というのは体を休めるにはとても重要なのだろうけど、
今までの疲れみたいなものが
一気にいろんなものが噴き出るような気がします。
かといって、ため込むのはもっと良くないでしょうしね。

うまく、うまく体調を整えたいものです。
さあ、今週末もイエティだ!
そして、なんと知床へ0泊2日だ!
とんでもないことだ!すごいことだ!

うわさ

2009-09-09 23:32:43 | うえだんな
幼稚園で活動をしていたのですが、
その時、お母さんたちの話が聞こえてきました。
「ねえねえ、ふぉれすと鉱山って知ってる?」
なんか、耳がダンボになりますね。
この夏、お子さんと行ってきたそうです。
ボーイスカウトの活動で、引率としていったらしいのですが、
たいそう気に入った、いろんな遊びができて、道具もあって…。
と、ひとしきり周りのお母さんたちに、
その素晴らしさをPRされておりました。

「…なんですよ。ねえ、上田さあん」と、最後に振られまして、
「ええ、そうです、いや、ええ、そうですよ」と
なんか変な返事をしてしまいました。

話せば長くなりますし、確かに、
今はかつて鉱山で働いていた時のように
毎日鉱山に赴いているわけではありませんので、
詳しいことはあまりお伝えしませんでしたが、
なんか、そういうのって嬉しいじゃあないですか。

お母さんたち、今度はお仲間で行きたい、
なんて言うことをおっしゃっておりました。
そんなのも、嬉しい一言です。


1Q84

2009-09-07 23:39:17 | うえだんな
長い時間、電車に乗る機会があったので
とても珍しいことですが、本を読むことにしました。
仕事上、いろんな実用書を
優先的に読まねばならないことは分かっているのですが、
なんかこう、ちょっとそういうのから逃げるように
小説なんぞを手に取ってしまいました。

村上春樹の「1Q84」です。
こんな分厚い本、2冊も読めんのかな、もてあましちゃいそうだなと
思っていたのは最初だけ。
電車の中でとどまらず、
自分にとって常に最優先している、睡眠時間をガッパリ削って
読んでしまいました。

久しぶりに、普段使わない脳の部位を使ったので、
ふらふらクラクラしています。
文字から、おおよそ現実社会にはありえない世界をイメージすることは
本当に脳みそをフル回転させます。
そういうの、かつては好きなはずだったのに、
いつの間にかそういう時間を取らなくなっちゃったな、と
少し反省もしてしまいました。

それにしても、小説家っていうのはすごいですね。
文字だけで、多くの人にいろんな世界を思い起こさせるのですから。
まさに言語を操る、ですね。