テレビやパソコンといったメディア機器が普及したことで
住宅の配線も複雑化しています。
コンセントと電話線、テレビのアンテナジャック、LANの差込が
全て一体になったマルチメディア対応の配線プレートなるものも
登場してますが、最近急速に無線化が進んだことでこれらも
必要無くなりつつあります。
例えばネット接続を考えた場合、電話線を使うのか
光回線にするのか、ケーブルテレビにするのか
いろんな選択肢がありますが、入居時点では
どれにするか決まっていない場合もあるでしょう。
そのような場合はどんな線でも対応できるように
予め配線するのではなく、空の配管をしておきます。
その空の管の中には、後で線が通せるように針金を
通しておいて、どんな線でも引っ張り込めるように
します。
まず、外の引き込み点から機器類を置く場所へ配管して
そこから各部屋へハブ状に枝分けした配管をします。
こうすれば部屋ごとに配線が違った場合でもスムーズに
対応することができます。
予め機器類の置き場所が特定できない場合は、天井点検口のある
場所の天井裏を拠点としておけば、室内に管を露出することなく
スッキリ納まります。
その拠点には機器類の電源が必要になるので、忘れずにコンセントも
設置しておきます。
こうしておけば、あらゆるメディアに対してシンプルに、完璧に対応できます。