幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

地盤について

2009年10月22日 | 家のこと
今日は地盤の話です。

基礎は建物を支える上で大切ですが、
基礎も含めた建物全体を支えるのが
地盤です。

建物は長期的にかかる自重と積載荷重の他に、
短期的にかかる積雪、風圧力、地震力に対して
崩壊することなく耐えなければなりません。
その建物にかかる様々な力は基礎を通じて
地盤に伝わります。
したがって地盤が軟弱だとその力に耐えられずに
建物が傾いてしまいます。

それだけに地盤の強度を事前に把握することは
建築する上で最も重要といっても過言ではありません。

よく建て替えで、前の家がなんともなかったから
地盤調査はいらないなんていわれますが、
そっくり同じものを建てるわけではありませんから
何が起きるかわかりません。
また、法律でも義務化されたに等しいくらい
地盤の性状を把握することが厳しく求められています。
そう考えると地盤調査によって得られたデータは
建物本体と同様、立派な財産と言っていいでしょう。

調査結果は、調査ポイントごとに地盤の強弱を表す
グラフ状にしてまとめられ、報告書として製本されます。
結果により軟弱と判断されれば、地盤を改良し補強する
工事が別途必要になります。

建物を長年に渡って支えるための礎となるものですから
資金計画を立てる上でしっかり予算に入れておきましょう。
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