A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

EUROPEAN CONCERT Vol.1 / Modern Jazz Quartet

2007-01-13 | MY FAVORITE ALBUM
EVANSとBROOKMEYERのアルバムでバックを努めていたのが、PERCY HEATH とCONNIE KAY。お馴染みのMJQの一員だ。

JATPがジャムセッションを中心としたオールスターメンバーで各地をツアーしていたのに対して、このMJQはこの4人の固定メンバーで綿密に計算された演奏で、同じようにツアーを続けていた。
ところが、JATPのツアーの録音は沢山残されているのに、MJQのライブというのは少ない。
単独のコンサート録音は、このヨーロッパコンサートがMJQの最初の録音らしい。グループとしては50年代の初頭からあったのだが。

「室内楽的なJAZZ」の代表のようなグループであるが、プレーの中にはJAZZのエッセンスがしっかり詰まっている。MILT JACKSONは他のグループでやるとソウルフルなプレーをするのに、このMJQの中では裃をきた(実際に礼服を着ていたが)ような演奏で、本領が発揮されていないのではといった話しもあったが。制約や形式の中で創造力を出すのもJAZZの技。どちらのMILT JACKSONも魅力的だ。

MJQにとってお馴染みの曲に加えて、ゴルソンの名曲I REMEMBER CLIFFORDなども演奏されている。トランペットではなく、ヴァイブのCLIFFORDもいいものだ。

このアルバムも、JAZZを聴き始めた頃に買ったもの。日本版のペラペラのジャケット。ジャッケトのデザインもこの頃はオリジナルと異なるものが多い。これもその類。
何でデザインを変えていたのか?

ちょうど、IVORY HUNTERの録音から1年後。
これは60年代直後に入った直後の演奏だが、MJQの演奏はこれからまだ30年以上、最後の録音の93年まで不変だ。

やはりJAZZの歴史に残るグループだ。

DJANGO
BLUESOLOGY
1 SOULD CARE
LA RONDA
I REMEMBER CLIFFORD
FESTIVAL SKETCH
VENDOME
ODDS AGAINST TOMORROW

MILT JACKSON (vib)
JOHN LEWIS (p)
PERCY HEATH (b)
CONNIE KAY (ds)

Recorded APRIL,1960 , Stockholm,SWEDEN
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Sonny Stitt sits in with The Oscar Peterson Trio

2007-01-12 | MY FAVORITE ALBUM
休み明けで仕事に復帰して、頭の中も時間もしばらく仕事モードになってたが、やっと普通のペースに。
ちょっと気休めに気楽に聞いたのがこの一枚。

BILL EVANSが大きく変身した1959年。ある意味EVANSの対極にいた大物OSCAR PETERSONも大きく変った記念すべき年である。
長年、ギターのHERB ELLISを加えた、ドラムレスのトリオで演奏していたが、この年から、ED SHIGPENのドラムを加えた通常のピアノトリオ編成になった。

最初の演奏ツアーがこの年のJATPのヨーロッパツアーだった。
その時、パリで録音されたのがSHIGPENを入れた最初の録音だと思う。
トリオ演奏とは別に、SONNY STITTのアルトをゲストに加えた録音がこのアルバムだ。

帰国後、このSHIGPENを加えたトリオは、一気にアルバム10枚に渡る有名作曲家のSONG BOOKシリーズを録音するマラソンセッションを行っている。
ELLISのギターとはまた違った味付けのSHIGEPENの軽快なドラムがピーターソンのピアノと上手く調和している。まさに、その後のPETERSONのピアノトリオのサウンドの原点がここにある。

JAZZを聴き始めた人に何のアルバムをまずは勧めるか?
人によって色々意見やこだわりがあると思う。いわゆる歴史的に有名なプレーヤーの名盤というものがまずは頭に浮かぶが。後は、聞きやすいというのもひとつの考え方だ。
自分なら、この一枚を加えるであろう。

はじめて聞く人には、やはりスウィングするJAZZを基本にしたい。
大物プレーヤーがいた方がいいし、有名曲を演奏し、それにゲストを加えて一味加えて、耳に心地良いサウンドに仕上げているものというと、この一枚はピッタリだ。

SONNY STITTもアルトとテナーを吹き分け、A面はアルトでパーカーに捧げ、B面はテナーでカウントベーシー&その仲間達に捧げている。ツアーの途中の録音とはいえ、アルバム全体としての企画も考えられている。

STITTのプレーは自分としてはアルトが好きだ。パーカーに似ていてもいいではないか。

お気に入りは、パーカーのAU PRIVAVE

50年代最後の年、1959年はテレビ局も増え、ブルーバードも発売された年。
JAZZの世界も変革期だったが、経済的にも60年代の高度成長時代、3C時代に突入していった節目の年。

I CAN'T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE
AU PRIVAVE
THE GYPSY
I'LL REMENBER APRIL
SCRAPPLE FROM THE APPLE
MOTEN'S SWING
BLUES FOR PRES,SWEETS,BEN AND ALL THE OTHER FUNKEY ONES
EASY DOES IT

SONNY STITTE (as,ts)
OSCAR PETERSON (p)
RAY BROWN (b)
ED THIGPEN (ds)

Recorded May,18,1959 in Paris

この年の5月には、ペギー葉山の南国土佐を後にしてが発売された。
♪ 南国土佐を 後にして 都に来てから 幾年ぞ 思い出します 故郷の友が
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APPLE TV もあるな!

2007-01-11 | COMMENT
これから視聴者はテレビ放送を「テレビ受像機で見るか」、「パソコンで見るか」は関係者の中で論議沸騰しているが。
関係者の中には、自社のビジネスの死活問題にもなりかねないので。

この議論は、個人のライフスタイルやテレビのおかれている場所で、それぞれ色々あるというのが答えでしょう。あと何年かすれば、テレビとPCと区分している議論がおかしいことになりそうだ。
最近では1セグが出てきたので、携帯で見るということもでてきたし。

一方で、居間のテレビは大画面テレビに替わりつつある。
このテレビが果たしでインターネットに繋がれるか、どうすれば繋げられるかというのも、関係者間でずっと話題になっている。

技術屋が考えると大体たいしたものはできないし、サービスも何か違和感があるものになりがちだ。

一方で、人(ユーザー)中心で、商品開発を続けているのがMac。
アップルコンピューターだ。
今回コンピューターがとれたが、その考え方は当然引き継がれるだろう。

昨日、iPhoneの発表があったが、APPLE TVはすでに世に出ている。
大画面でテレビでiPodの中身を見たり聞いたりしたらどうですか?
こんなコンセプトだ。
大画面テレビにテレビポータルなるものを作ろうとテレビメーカーで目論んでいるようだが、あまり複雑な機能やサービスではなく、こんなあたり前に使われる機能からPCとテレビが自然に繋がっていくのだろう。

大画面テレビでデジカメの写真を見るとすごく綺麗。
こんな、素朴な感動が原点だと思う。
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iPhone登場!

2007-01-10 | COMMENT
CESが終わって、引き続きアメリカで開催されているMacWORLDで。
ついに出ました、「iPhone」。



日本での登場は来年になりそうですが、これで携帯とiPod、それにインターネットが一緒になりました。
会社名もAppleに変わるそうです。
コンピューターが表に出なくなる世の中の始まりです。

今年も新年早々色々楽しみです。
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Blu-Ray VS HD-DVD

2007-01-10 | Weblog
昨日から仕事始め。
頭の中をいきなり仕事モードに切り替えたが、まだまだウォーミングアップには時間がかかりそう。
休みの間、新聞にもあまり目を遠さなかったので、ニュースをいくつか拾い読みしていたら、年明け早々ラスベガスで開かれていたCES(CONSUMER ELECTORONICS SHOW)関連の記事が多い。

その中で、韓国のLGが、Blu-rayとHD-DVDのコンパチの再生機を出すとのこと。
一方で、TIME WARNERが、Blu-rayとHD-DVDの両方に使えるDVDディスクを出すという記事が。

βとVHSを思い起こさせる次期DVDの規格争いにもそろそろ決着の時がきたかもしれない。これで、安心してハイビジョン対応のディスクを検討できる。
いずれにしても、メーカー都合の標準規格争いのトバッチリを受けるのはいつも我々消費サイドなので、何とかしてもらいものだ。
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IVORY HUNTER / BILL EVANS & BOB BROOKMEYER

2007-01-09 | MY FAVORITE ALBUM
「室内楽的なJAZZ」と言われるものがある。
代表的なのはMJQ。「真夏の夜のJAZZ」に出ていたチコハミルトンのグループもその範疇かもしれない。
50年代の後半、スイングでもない、ハードバップでもない、ウェストコーストでもない。
クラシック風でもあり、JAZZの要素もある。そんな演奏スタイルだ。
退屈な演奏もあれば、非常に緊張感を持った演奏もある。

ピアノのBILL EVANSも最初はそんな流れの中の一人だったかもしれない。
50年代の後半、ピーターソンが大活躍し、ウィントンケリーやハンクジョーンズ達が台頭してきた時、色々なセッションに顔を出していたBILLEVANSが、自分の世界のトリオの演奏に注力し始めた。
彼はもともとクラッシクの造詣が深かったらしいが、他のジャズピアノのトリオ演奏とは明らかに違うサウンドを醸し出している。

このエバンスのスタイルが、その後現在に至るまで、「ジャズピアニスト」といわれる範疇の大部分のピアノプレーヤーに大きく影響を与えているのだろう。
単に「室内楽的な」というのとは全く違う、新しい領域をつくり上げて。

1958年の1月にRiversideにトリオの録音があるが、その時一緒に吹き込まれたソロの演奏でEVANSは一人別世界を歩き始めた感じがする。
そして、1959年の1月に再びトリオでの録音。そして、3月には有名なマイルスの「KIND OF BLUE」のセッションに付き合い、その年の12月にはあのスコットラファロとの出会いの録音につながる。
50年代最後の年、1959年はEVANSにとって、大きく変化した年であったのであろう。
きっとこの辺りの事情については、JAZZの研究家や愛好家が色々調べていると思う。
機会があったら、詳しく知りたいものだ。今まで、ちゃんとJAZZの歴史を勉強した訳ではないので。

前置きが大分長くなったが、マイルスの「KIND OF BLUE」が録音された10日後に、少し変わったセッションが録音されている。

それがこのアルバム。EVANSとBOB BROOKMEYERとの共演だ。
BROOKMEYERは、トロンボーン(それもスライドではなくバルブ)の名手で、作編曲にも強い。ジェリーマリガンやスタンゲッツとの共演も有名だし、あのサドメルのオーケストラにも長く在籍した。
実は、自分はBROOKMEYERをこの流れで知ったのだが。

このアルバムでは、トロンボーンを置いて、BROOKMEYERも全編ピアノを弾いている。エバンスとのピアノの連弾。それも、2台のピアノで全面対決だ。
ライナーノーツによれば、そもそもこの録音はBROOKMEYERのトロンボーンとの共演の予定が、スタジオにピアノが2台あったので急遽企画が変更されたとも書いてあるが。
真偽の程は果たして?

結果は、対決というよりは、2人のコンビネーションの素晴らしさがこのアルバムの売りだ。最近でこそピアノのDUOアルバムはあるが、この頃、JAZZでピアノのDUO自体が珍しい。
管楽器の掛け合いと異なり、ピアノはある時はメロディ楽器に、そしてある時はリズム楽器に自在に変身する。普通はそれが左右の手だが、2人で4本の手になると実に多彩な音が聞こえる。

曲は有名なスタンダード曲ばかり。
急な企画変更が本当とすると、事前のアレンジや打ち合わせもないはずだ。自然発生的な2人のコラボレーションが素晴らしい。
例の、アンダーカレントのジムホールとのコラボ。スコットラファロとの掛け合い。ひょっとしたら、これがエバンスの得意技かもしれない。

あまり派手な、話題になるアルバムではないが、実は何か大きなエポックメーキングとなったアルバムだったような気がしてならない。

お気に入りは、アップテンポのTHE WAY YOU LOOK TONIGHTと、やはり一番最初に録音されたI GOT RHYTHM。

HONEYSUKLE ROSE
AS TIME GOES BY
THE WAY YOU LOOK TONIGHT
IT COULD HAPPENED TO YOU
THE MAN I LOVE
I GOT PHYTHM

Bob Brookmeyer (p)
Bill Evans (p)
Percy Heath (b)
Connie Kay (ds)

Recorded on March 12,1959
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天気の良い日にプレーすると気分がいいが・・・・・・どんな天気でもプレーしなければならないのもゴルフ

2007-01-08 | SHOT OF THE DAY
冬のゴルフは、他のシーズン以上に天気予報が気になる。
最低気温はどの位か? 凍ったグリーンは嫌だ・・・ 
雨の確率は?     冷たい雨は勘弁願いたいし・・・
そして雪の予報は?  雪が降れば諦めもつく・・・
風の予報は?     普段あまり気にはしていないが・・・

この日の天気予報は、冬の嵐が日本を縦断。特に北日本は大雪。
表日本は強い風が一日吹き荒れるとの予報。
さてどんな一日になるだろうか。

暖かいシーズンであれば強い風よりも、多少の雨のほうがまだいい。
しかし、冬のゴルフとなると・・・少しの雨でも冷たい雨になるし。
でも、表日本は雪にはならないからまだましか・・・
などと思いを巡らせ、当日に。

年明けの第2ラウンド目。ホームコースでの月例だ。
前日のような雨だったら、多少躊躇はあるが。どんな天気でもやるのがゴルフ。
基本的には、「クローズにならない限りはキャンセルしない」をモットーにしているので、
風如きで試合を止めるわけにもいかない。

暗いうちから活動開始。
前日の雨の名残で地面は濡れていたが、空を見上げると雲が切れて、星も見える。
天気は悪くなさそう。
風が強いとの予報であったが、それほどでもない。
気温も冷え込んでいない。これは結構いいゴルフ日和になるかも。
一安心してコースへ向かう。

正月休み明けのせいか、参加人数もそれほど多くは無い。天気予報でキャンセルした人もいたのかもしれない。



スタート時、薄日が射してまずまずだったコンディションは、スタートと共にだんだん悪く。
3番ホールくらいから風が段々強くなり、8番では突風が吹くように。
アイアンの距離感が3番手位違った。
やはり、天気予報どおり風が吹きまくる。



昼の休憩に。食堂から外を見ると、暖かそうな日差しだが。

午後になっても、風は相変らずだ。雲が強い風で流されて行くのが見える。
地上の風は風向きも強さも目まぐるしく変わっている。
改めて空を見上げると多分高度の違いだろう、雲が高さによって同じ方向ではなく違う方向に流れている。
上空も、風が交差しているのかもしれない。

後半3ホールを過ぎた辺りで、北の空が突然暗くなり始める。
しばらくするとポツポツと雨が。雨の予報は無かったのだが。しばらくすると白いものが混じり始める。雪だ。

あっという間に黒い雲が立ち込め雪が舞い始める。山の谷間は白く霞がかかったようだ。
想定外の雪雲の到来だ。
コースの場所は確かに関東平野の北の端。群馬の山間部は雪だと聞いていたが、その雪雲がここまで流れてくるとは。
遠く、南の空はまだ明るい。都心方向まで見渡せる。ちょうどコースの辺りが、天気の変り目に入ってしまったようだ。

最終3ホールは、霙交じりの風が吹き荒れる。手が悴み始めすでに全員戦意喪失。もっともスコア的にも終わっていたが。早く終わることだけを願って、黙々とプレーを続ける。

結局、この日の天気は、
「晴れから雪まで」、「風も微風から突風まで」、「気温も陽だまりの中の暖かさから凍りつくような寒さまで」すべて。この時期のあらゆる天気を短時間で時間替りのフルコースをすべて体験したようなものであった。
珍しい経験をしたものだ。

肝心のスコアの方は。

廻りなれたホームコース。
攻め方も基本的に分かってきているし、暮れの37のイメージもまだ残っているOUTからのスタート。
先日の初打ちが今ひとつの出来だったので仕切り直しの気分

悪くなる要素は天気以外何も無く、いいイメージを持って臨んだが。

スタートすると、天気の変化との戦い。
事前のラウンドイメージとはかけ離れて、目先の変化の対応で精一杯。

午前中のスコアは、
△ ▲ △ +3 △ △ ▲ ▲ - = 49
2  3  2  1  2  2  3  1  1 =(17)

と、かろうじて40台だが。
前回の初打ちの悪いイメージをそのまま引きずってしまったダボの多いゴルフ。
パーは結局最終の一つだけ。

前半の反省点は3つ
●2番の3打のアプローチミス&1stパット(寄らず入らずの素ダボ)
 先日正月に弟とアプローチ談義を延々行い、コツが分かったつもりだったがコースに出
ると、テンポがまだ早い。
 ⇒アプローチは実践あるのみ(要は頭で分かっても練習しないと駄目だ)

●4番のロングの2打の方向性
 風があったので多少気にはしたが、漫然と打って真っ直ぐ行ったナイスショットが1ペ
ナゾーンへ。
 さらに、ちょっと見た感じハザード内で打てそうな場所だったので無理をしてスイングしていきなりの空振り。
  ⇒当然即1ペナの措置でしょう

●8番ロングの第3打の力み、ダフリで池ポチャ。
 飛ばしたい時ほど上腕の脱力が必要なのに、このホールは第一打から無意識の内に力みっぱなし。そして、第3打で最悪の結果に。風がアゲンストだったことも影響したのかも。
  ⇒これに気がついて、状態をリラックスさせた最終ホールのドライバーは完璧だったが。

後半は、
△ △ - +3 △ △ - △ △ = 45
2  1  1  2  3  2  1  3  1 =(16)

トリは問題だが、他はやっとダボ無しに。

後半の反省点は、
●13番の長いミドルの3打のミスの後の右往左往
風もあり2オンは無理なので3オン狙いの第3打。そこまでは計算どおりだったのに、いきなりシャンク。右の崖下に落としてから連続アプローチミス
⇒ミスの後にミスを呼ぶパターンの再来

● 5番、8番のパーオン後の3パット。
調子がでかかった時に、無造作な3パットで流れを生かせず。

ということで、反省点はいくつかあるが、悪天候の中ではこの程度か。
特に、天気が悪くなった後半の方が、スコアも内容もよくなったのは不可思議。
天気が悪い方が集中できていたのかもしれない。

何となくすっきりしないゴルフが続くので、帰る途中で久々に練習場に寄って300発の打ち込み。寒さに縮まっていた体が、スムースに動くようになって伸び伸び打てた。
来週は、このホームコースで、昨年の月例上位入賞者の競技会。
この練習の感覚が残ってくれればよいのだが。
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後半のハーフに再起をかけたが・・・・・・・・そう簡単には調子は戻らず

2007-01-07 | SHOT OF THE DAY
食事の後、後半INのスタート。
4人ともフェアウェイのいいところへ。
他の3人は結構飛ばしている。午前中は、それぞれに納得がいかなかった様子。
皆、気合が入ってエンジン全開か。

2打は一番飛んでいない自分が最初に打つ。
残りは、160Y弱。
ピンが手間だが、奥につけると順目の下りのパットになる。
手前でもいいと思ってギリギリのクラブで打ったが。僅かに右にずれたホールは右手前のバンカー直撃。
ピンまでは近いが、打ちやすいライ。けっして難しくはない。しかし、少し小手先で加減したショットは一発で出ず。昔良くやったミス。
最近バンカーは苦手にしていなかったのだが。アプローチ病がこんなところまで。

確実に出すことを考えると、次はどうしても大きめに打ってしまうことに。4打目は、ピンをオーバーして下りのパットに。案の定3パットでトリのスタート。
こんなことなら最初からグリーンのセンターを狙っておけばよかったといきなり反省。

次のロング。
ティーショットーは相変らず好調。2打を少しミスして距離が残る。悪いことに3打目が木にかかる。どうしてもギリギリを狙いたくなってしまうが、ここは木を避けて左を向いてセットアップ。ところが、体は意に反して「気持ち」に正直なのか、素直に反応。左を向いたにも関わらずショットは真っ直ぐ出る。ボールは木の枝をかすめてグリーンには届かず。
これを寄せきれず。さらに想定外の3パット。

その後12番、13番も全く同じ展開。パーオンせず。そこそこの距離につくがファーストパットの距離感が合わない。上手く寄せたと思っても、ショートパットを外す悪循環。
3パットの連続。

シングルのハンディ頭の師もパットには苦戦している様子。
そして一言。
「芝目が強いし傾斜が複雑で、細かく変化しているので、ラインを出すのが普通のグリーンより判りにくいんだよ。それに段差があるグリーンだと、段が違う所に乗せるとどうしようもない」と、こぼす。

さらに、「トーナメントだと速さは今日の1.5倍。プロはよくやるよ。ピンポジを見ながら絶対行ってはいけないラインは避けるのだろうけどね」と。
自分のレベルでは、グリーンにのせるのが精一杯で、とてもそこまでは分かっていてもできない。「はいはい」と言って、ただ聞くだけ。

結局、10番から13番まで4連続3パット。
ここまで引きずると、自然とショットの方も精彩を欠いてくる。ティーショットは方向性はまずまずだが、振れずに距離が出ない。そして距離が残ってパーオンしない。
これでは、スコアを気にしている余裕は無くなってくる。
何とか2パットで収めるだけで一安心という状況のまま進む。

16番でまたもや駄目押しの3パット。

そして、17番のショートへ。
トーナメントの中継の時も、富士山が綺麗に映るホールだ。
19OYのやや打ち下ろし。



UTで打ったボールは、グルーン真ん中へ。
奥まで転がってしまったが。やっと後半はじめてのパーオン。
このパットも距離は10m近くあったが、富士山に向かっての下りパット。
ほぼ、同じ距離からシングルさんが先に打つ。
打った瞬間、「逆目だ」と。何と2/3しか転がらない大ショート。
このパットは大いに参考になった。
強めに打った自分のパットはカップ30cmに。
後半の初パーだ。

最後の18番は名物ロング。
プロは左のバンカーを越えて、池越えで2オン狙いをするところだ。
これだけ苦労すると、パーをひとつとっただけでも、心理的にもホットする。
最終ホールもパーで締めくくろうと意欲が出る



かなりのナイスショットでも、我々のレベルではバンカーまでが精一杯。
池を避けて刻んで、残りはグリーンセンター140Y。
この日のピンは一番奥。2段グリーンのさらに奥目。
アゲンストの風も若干出てきて、160Yの距離でしっかり打つ。



少し左に振れた当たりは、左サイドのバンカーの一番上の部分を直撃。
出すだけがやっとの大目玉。
グリーン奥からの難しい寄せであったが、上手く寄って、1パット。

最初はどうなることかと思ったが、最後の2ホールで何とか収まりがついた。
とはいうものの、この内容ではどれだけ叩いたことかと思いながら計算すると。
後半も50。ダボが並ぶ。

+3 ▲ ▲ ▲ △ △ ▲ - △ = 50
3  3  3  3  2  2  3  2  1  =(22)

感覚的には、あと5つ位多く叩いた感じであったが。
これで、ラウンド100は叩かないという本年の目標も、初日にしていきなりご破算に。

最後のホールで10を叩いた者もいて、4人揃ってこのままでは帰れないと。
天気もいいしあとハーフやることに。

もう一度INにチャレンジ。

△ ○ △ +4 △ - △ △ +3 = 47
2  0  2  3  2  2  2  1  2 = (16) 

今度は慎重にやって安易な素ダボは回避できたが。やはり落とし穴が。
13番のショートで、林に入れグリーン周りで右往左往。最後のロングで痛恨のドライバーのミスと、3打の池ポチャ。大叩きホールがまた登場。
やはり実力どおりの展開。まだまだここ一番の踏ん張りが足りない。
課題は、悪い時、難しい時に如何にダボ以上を叩かないか。
これに尽きる。

帰りは、御殿場の駅前にある老舗の押し寿司を食べながら、次回に向けて反省会。
シングルの師から、悪くなる時に右の踏ん張りが無くなることの指摘を頂く。更にここ一番で左に引っ掛けない秘策の伝授を受けた。
果たして次回に活かせるかどうか。

ここまで苦労した記憶が無かったので、家に帰って昨年のこの時期の御殿場のスコアを見てみると。

40/42の82。3パットも3つだけ。

いい時は変に意識しないで廻っていたのだろう。同じ様なコンディションだったはずなのに。
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THE COOL SOUND OF PEPPER ADAMS

2007-01-06 | PEPPER ADAMS
PEPPER ADAMSが気になるので、彼のアルバムをもう一枚。

JAZZサウンドの魅力は、低音の魅力と高音の魅力がある。
フュージョン系は、何となくベースラインは低音をより重視するが、メロディーラインは高音域を重視しているような気がするが。低音のメロディーを重視したフュージョンは似合わないのかもしれない。

ストレートなジャズでは、特にトランペットではハリージェームスやキャットアンダーソン、メイナードファーガソンのようにハイノートを競う一方で、低音が魅力を思い切り引き出した演奏もある。

楽器はトランペットよりトロンボーン。サックスは、アルトよりテナー。そして、より低音で迫るならやはりバリトンだ。

PEPPER ADAMSは男っぽい低音で、ゴリゴリ吹きまくるバリトンプレーヤーだが、このアルバムでは、相棒に低音の魅力を持つプレーヤーをもう一人。
EUPHONIUMを吹く、BERNARD McKINNEYだ。
EUPHONIUMとはいわゆる小型のテューバだが、音域的にはトロンボーンと同じらしい。多少丸みを持った音が、ゴリゴリのADAMSのバリトンを旨く包んで心地よい。
このアルバムでしが知らないので、他での演奏は知らないが。

JAZZの演奏で低音域の魅力というと、真っ先にカーティスフラーの「BLUES-ette」が思い浮かぶ。奇しくもレーベルも同じSAVOYだ。何か合い通じるサウンドである。
タイトルは「COOL SOUND」だが、HOTなプレーだ。
ADAMSの初期の録音で若々しさを感じるが、この時27歳まだまだ発展途上だ。

1. BLOOS, BLOOZE, BLUES
2. SEEIN’RED
3. LIKE…WHAT IS THIS
4. SKIPPY

PEPPER ADAMS (bs)
BERNARD McKINNEY (eupjonium)
HANK JONES (p)
GEOGE DUVVIER (b)
ELVIN JONES (ds)

Recorded in NYC, November 19, 1957
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「初心に帰って」のつもりであったが・・・・・「初心者に戻ってしまった」初打ち

2007-01-06 | SHOT OF THE DAY
正月はのんびりしすぎて練習に行ったのも一回きり。ゴルフとは少し縁遠くなってしまった一週間であった。
仕事も来週の連休明けからと決め込んで。休みの谷間に「初打ち」に行ってきたが。

天気の方は「週間予報」も外れて無風快晴。気温もそれほど低くはないし。
新年早々のゴルフ日和。年明け早々何かいいことがありそうな予感。

初打ちの舞台は富士山の麓。男子プロのビッグトーナメントも行われる有名コース。
真っ白い富士山が見の前に聳えたつ。冬の富士山の景観を楽しむにも最高の日だ。
中腹から下は山肌まではがくっきり見える。年が明けたが、一面真っ白な真冬の富士とは趣が違う晩秋の富士といった感じか。




ちょうどゴルフ場に向かう途中に夜明けを迎えた。陽が昇る前、周りがまだ薄暗い中で、富士山の頂上が明るく輝き出す様は感動的であった。
富士山の周辺でゴルフをやって、雲ひとつない澄み切った青空が一日中続いたのも始めての経験。日中も上空を飛ぶ飛行機を何機も見ることができた。特に目が良くなった訳ではないのだが、何から何まで良く見えた日だった。
グリーンの芝目以外は。

このコースには去年もこの時期に来たが、その時は雪が薄っすらと残るコンディションであった。今回は、雪どころか霜柱も無い。薄っすらと霜が降りた芝生も日が当ると同時に消えていく。
ティーグラウンドも凍っているところはない。穴あけ用の金槌も必要なかった。
やはり、暖冬なのか。

最近このコースのメンバーになった知人と彼の友人達と一緒のラウンド。
大学時代にゴルフ部にいたという片手シングルの「兵」も参加している。
使用ティーは当然のようにバック。
平日の空いている日ということもあるのだろう。チャンピオンティーではなかったもののティーは後ろ目。7000Yはある。グリーンも難しい所にピンが切られていたし。

いやはや、新年早々、チャレンジし甲斐のあるラウンドとなってしまった。
果たして、今年のブレークを予感させるラウンドになるか、いきなり今年の課題を洗い出す反省のラウンドになるのか。

アウトからのスタート。
このコース唯一のダイナミックな打ち下ろしの445Yのミドル。
左のバンカーの脇まで飛んでまずますの出だし。残りは160Y。



2打は砲台グリーンを僅かに左に外して、下に落ちる。
そこから、まずまずな場所に寄せたがパットは入らずのボギー。
まずは、無難なスタート。

次のミドルも400Yを超える。
一打は左の池の手前まで。
ここも残り160Y。
少しアイアンが噛んだが、グリーン手前の花道に。
ところが、何でもないアプローチをシャンク気味にトップ。昨年からの課題は相変らず。
練習していないので、自信を持って打てない。自業自得。
グリーンの右奥まで転がる。
逆目のパットを大ショートして3パット。

今日一日のゴルフを予感させる出来。



3番のダラダラ打ち上げのロングも、ショットは快調。
残り100Yの3打目を僅かに左に外してバンカーに入れたが、ほぼOKの場所に出してパー。
結果は良かったが、ここはセンター狙いだっただろう。
しかし、何とかリズムを掴み直す。

そして、4番の打ち下しのショート。
180Yであるが、打ち下しのため165Yの距離で十分。
風はほとんど無い。
ここで、今日のゴルフを象徴するミスショット。
左へ引っ掛けの大ブーメランショット。
アイアンのチーピンは久しくなかったのだが。
忘れていた悪い感覚を思い出す。
ボールは池の淵の打ちにくい場所に。
2打で乗らずダボ。

5番のミドル。
これも、フェアウェイの真ん中から、2打を大フック。左に20Y以上は曲がっている。
当たりは悪くないが完全なミスショット。
そして、パットは難しいラインであったが上からの順目の5mを4パット。

6番のロングは、3打はアプローチの距離まで。
さすが、これはフックさせずにピン横2.5m。
バーディー逃しのパー。

7番のショートはアイアンも戻り、センターに1オンしてパー。

8番のミドルのティーショットもまずます。
これで、持ち直したかと思ったのだが。
このホールは距離はさほどないのだが、左へ行ったり、距離が出ないと、グリーンを狙うのに左の林がかかる。
第一打の位置からピンは見えるが、グリーン左半分は林に隠れる。
当然右狙いなのだが。何を思ったのかピンを狙ったショットはフック気味に左の林の中へ消える。



<今日の反省>
グリーンの右側は広いので、ここは当然安全に右狙いすべきであったが。
ところが、その時の状況を思い出すと・・・・
大叩きの後、パーが2つ続いてきたし。
ティーショットも完璧では無かったが、グリーンは狙える位置。
ここも、一気にパー狙いという気持ちが強くこの結果に。
調子よくパーが続くと、そんなことは無いのだが。
コースマネジメントの大事さをいきなり味わうことに。

林の中からは出すだけ。4打目を2mにつけるがグリーンが難しい。やっとのことで2パットが精一杯。

最後の9番。打順は最後。
シングルさんは、フェアウェイ左に会心の当たり。
続く2人は力んで左に。一人は崖下まで。
力んではいけないと思って打ったがこれがチーピン。仲良く崖下まで。
これまで、ティーショットだけはミスなしであったのだが。

確実に、フェアウェイに戻すのだが。
ここから、アプローチのミスのオンパレード。
ザックリ、トップに、シャンクを一通りこなして6オン。
最後はダブルパーでハーフを終えた。

恐る恐る計算すると50の大台に。
今年は、「50と100は叩くまい」と思っていた矢先に、大台からのスタート。

△ ▲ - ▲ +3 - - △ +4 = 50
2  3  1  2  4  1  2  2  2   (19)

精神力の弱さは相変らずだ。

・・・・後半に続く。
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BASIE

2007-01-05 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
女性がファッションを変えると新たな違った魅力が生まれる。
もっとも、もともとの素材の美しさを生かさず、似つかわしくない飾り物をいくらつけても何の魅力も感じないが。

音楽も同じで、そもそものミュージシャンの素材に、演奏する曲とアレンジの組み合わせで魅力が決まる。
さらに、所属するレーベルを移籍し、プロデューサーが替わったりすると、また違った魅力が引き出される。女性が美容院や化粧を変えるように。

BIG BANDの良さは、アレンジひとつで変わることも。
もちろん、それぞれのバンドカラーがあるので、その上でアレンジがフィットした時、バンド全体で更なる魅力が生まれるが。

BIG BANDの歴史に残るCOUNT BASIEオーケストラ。

52年にバンドを再編し、1957年に、ROULETTE LABELに移籍した。
メンバーも充実していた時だ。

移籍後の第一作が、この一枚、その名も「BASIE」
普通「アトミックベイシー」と呼ばれているが、ジャケットに特にそのタイトル名はない。確かに、原爆の写真が表紙なのでそう呼ばれているのかもしれないが。

そして、下のほうに。
E=MC^2(アインシュタインが発表した「エネルギー・質量保存則」の公式。
=COUNT BASIE ORCHESTRA+NEAL HEFTI ARRANGEMENTS
との記述がある。
ベイシーとへフティーのアレンジで、核爆発がおきたということであろう。
洒落たデザイン&ネーミングだ。

結果は、まさにその通り。ベーシーサウンドが大爆発。
この一枚はBASIEの名作としても有名だ。

NEAL HEFTYは元々ウディーハーマンのトランペットセクションの一員としてプレーし、アレンジも提供していた。が、プレーを引退してからは、作編曲に専念。ベイシーオーケストラには、52年の再編以降多くのアレンジを提供していた。

この、アトミックベイシーは、全編ヘフティーの作編曲で占められている。
彼のアレンジはいたってシンプル。複雑なハーモニーや、プレーヤーのテクニックを競わせることもないし、ソロのパートも決して多くは無い。
けれども絶妙なリズムに乗って、ベイシーのオーケストラの各パートの魅力を100%引き出している。へフティーの素晴らしさだろう。
特にスローな曲の、テンポとリズムのバランスがなんともいえない。

曲もヘフティーのオリジナル。いわゆる歌物スタンダードは一曲も無い。
しかし、聴いてみるとほとんど聴いたことのある曲ばかり。まさに、ベイシーが生み出した、BIG BANDのスタンダード曲集。
色々なバンドが演奏しているし、学生のバンドなどでは必ず基本レパートリーに入っているものばかりだ。

中でも、「CUTE」は、BIG BANDの名曲の歴史に残る一曲だと思う。
もちろん、自分としても大のお気に入り。好きな曲&演奏のベスト10に入る。

この録音のしばらく後、ROULETTE所属の頃のBASIEが聞ける

THE KID FROM RED BANK
DUET
AFTER SUPPER
FLIGHT OF THE FOO BIRDS
TEDDY THE TOAD
WHIRLY-BIRD
SPRANKY
FANTAIL
LI'L DARLIN’

THAD JONES(tp)
JOE NEWMAN(tp)
Wendell Culley (tp)
SNOOKY YOUNG(tp)
MARSHALL ROYAL(as,fl)
FRANK WESS(as.fl)
FRANK FOSTER(ts.fl)
EDDY DAVIS(ts)
CHARLIE FOWLKES(bs)
HENRY COKER(tb)
BENNY POWELL(tb)
AL GREY(tb)
COUNT BASIE(p)
FREDDIE GREEN(g)
EDDIE JONES Jr.(b)
SONNY PAYNE (ds)

ARRANGED BY NEAL HEFTY

Recorded in New York, on September 21,October 22, 1957
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PEPPER ADAMS / 5

2007-01-04 | PEPPER ADAMS
バリトンサックスといえば、マリガンに並ぶもう一人の雄がPEPPER ADAMS。
晩年は、サド・メルのサックスセクションの重鎮として有名になったが。ソリストとしても豪快なプレーを聴かせてくれる。

サックスプレーヤーの風貌とその音色は、何度か聞くうちに何となく両方のイメージが合って、定着してくる。
マリガンやコニッツ、そしてデスモンドやゲッツというと、やはりクール派の代表だ。
特に白人はアカデミックなイメージが強いと、熱っぽいプレーをしてもそう感じさない。割りを喰っているプレーヤーも多いのかもしれない。
フィルウッズなどは最初プレーに比して華奢な印象を受けたが、歳とともに風貌も貫禄がついてプレーも風貌も大御所のイメージどおりになっている。

PEPPER ADAMはその風貌とは裏腹にプレーはダイナミック。
彼の場合は、いつまでたっても風貌とプレーがミスマッチのままだ。
演奏はWEST COAST派といよりは、バリバリのイーストコースト派かもしれない。
もちろんビッグバンドに加われば、サド・メルに代表されるようにサックスセクションの低音域をしっかり守る一方で、ソロプレーになるとマリガン以上にホットなプレーで本領発揮だ。

このアルバムは、1957年、西海岸に仕事の拠点を移したとき、LA在住の腕達者をサイドメンに集めて録音した一枚。ADAMSのプレーを支えて、全面小気味良いバックを提供している。後に、サドメルで一緒にプレーするMEL LEWISのドラムも軽快だ。彼の良さは、ビッグバンド向きではなくコンボ向けかもしれない。

この後、アダムスはニューヨークに移り、ドナルドバードと双頭コンボで活躍している。やはり、ニューヨークの方が水が合っていたのかもしれない。

キングコールで有名な、ミディアムテンポのUNFORGETTABLEで軽くウォーミングアップし、BAUBLES,BANNGLES, and, BEADSでブローし、MY ONE AND ONLY LOVEでストレートに謳うPEPPERはお気に入りのプレーヤーだ。

晩年のイギリスでのLIVE映像は、こちらで。

UNFORGETTABLE
BAUBLES,BANNGLES, and, BEADS
FREDDIE FROO
MY ONE AND ONLY LOVE
MUEZZIN’

PEPPER ADAMS (bs)
STU WILLIAMSON (tp)
CARL PERKINS (p)
LEROY VINENGAR (b)
MEL LEWIS (ds)

Recorded July, 1957, in Hollywood Calif.
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KONITZ MEETS MULLIGAN

2007-01-03 | MY FAVORITE ALBUM
暮れに、溜まっていた古い書類を整理していたら中からルーズリーフのノートが出てきた。
今から30年以上前、学生時代に、買い求めたJAZZのレコードを整理していたものだ。
今であれば、このようにWEBでもBLOGでも利用して自分で簡単に整理し、データベース化できるのだが。この時代は、パソコンどころかワープロも無い時代。
買い求めたタイプライター(これを作るために買ったようなものであるが)で、一枚一枚曲目やパーソナルを書き留めてある。ところどころに、メモ書きなども。
写真などはもちろん無い。
一枚一枚思い出があり、しばし懐かしく見入ってしまった。

レコードを処分しなくて良かった。

その中に、GERRY MULLIGANのアルバムも。HODGESとの共演盤以外にも何枚か。
GERRY MULLIGANといえばピアノレスカルテット。最初はあのCHET BAKERとのコンビだ。
LEE KONITZを加えたこのアルバムが、自分とGERRY MULLIGANとの出会いかもしれない。

1950年代の初頭、MULLIGANは、スタンケントン楽団などにスコアを提供しつつ自己のアルバムも何枚か出していた。そして、LAのクラブHAIGに出演してセッションを行っていた。そこに、ケントン楽団に在籍していたLEE KONITZ が来訪した時、一緒に録音したのがこのアルバム。彼らは旧知の間柄、呼吸はピッタリだ。
スタジオ録音と、このHAIGでのLIVEが収められている。

A面はMULLIGANのアレンジによるWEST COAST特有のアンサンブルワークと、各自のソロが聴ける。一方で、LIVEのB面の曲はいずれも、コニッツを前面にフューチャーしており、「コニッツの名演」が聴ける。

ベイシーの演奏で有名なBROADWAYやスタンダードのLADY BE GOODなどもWESTCOAST風の一味違ったアレンジだ。LOVER MANはパーカーの得意曲だが、これもパーカーとは違ったKONITZの独演会。

MULLIGANのピアノレスカルテットの演奏。
CHET BAKERの後釜のART FARMERとの演奏がYOU TUBEで見れる。


CAN’T BELIEVE THAT YOU’RE IN LOVE WITH YOU
BROADWAY
ALMOST LIKE BEING I LOVE
SEXTET
LADY BE GOOD
TOO MARVELOUS FOR WORKS
LOVER MAN
I’LL REMEMBER APRIL
THESE FOOLISH THINGS
ALL THE THINGS YOU ARE

LEE KINITS (as)
GERRY MULLIGAN (bs)
CHAT BAKER (tp)
CURSON SMITH (b)
JOE MONDRAGON (b)
LARRY BUNKER (ds)

Recorded live at HAIG, LA, January 25&30,1953 & Februry 1 , 1953

この年、日本ではテレビの本放送が開始。紅白歌合戦もラジオからテレビに切り替わった時代だ。
コメント (4)
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GERRY MULLIGAN MEETS JOHNNY HODGES

2007-01-02 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO

正月はゆっくりとJAZZ三昧。
暮れにはWEST COASTサウンドを聴いたが、初日の出を見て、何となく光り輝く音も聴きたくなった。そこで、この一枚。

GERRY MULLIGANは、クールジャズとかウェストコーストジャズの代表格といわれているが。自己のピアノレスのグループでは、チェトベーカーやボブブルックマイヤーとのコンビで、そんな雰囲気を前面に出した演奏をしている。
また、アレンジに凝ったBIGコンボ編成での演奏がある一方で、大物プレーヤーと色々共演をしているが、そこではソリストとして結構ホットな演奏をしているものもある。

ちょうど、VERVEレーベルが元気に毎日のように色々なセッションを録音していた頃、1959年にGERRY MULLIGANとエリントンオーケストラの重鎮JOHNNY HODGESとの共演盤がある。
これを買う時はマリガン欲しさに買ったものであるが、マリガンとデスモンドやゲッツとの共演だと何となくイメージが沸くが、クールなマリガンと熱っぽいホッジスの共演となると果たしでどんなサウンドなのか、興味津々だった。

結果は、両者の良いところがミックスされて上手く溶け合っている。まさに、ホッジスのメローな音がマリガンを包み込んだのかもしれない。明るくスイングするモダンスイングといった感じだ。

曲は、両者が仲良くオリジナル曲を3曲ずつ持ち寄ったが、いずれも、どこかで聴いたことがあるような耳あたりの良い曲ばかり。アップテンポありバラードあり。どちらもホッジス節が本領発揮。

バックは、マリガンが西海岸で集めた白人パウエルといわれたCLAUDE WILLIAMSONのピアノ、重厚なウォーキングベースのBUDDY CLARK、そして後にサドメルで有名なMEL LEWIS。派手さはないが快適にスイングしている。

もっとも、2人がメインなのでピアノのWILLIAMSもあまり前面に出たプレーは少ないが。
ホッジスが東海岸からLAに録音のために訪れたらしいが2人の呼吸はぴったり。
ほとんどリハーサルもなくどの曲も3回以内のテイクでOK。録音は一日で済んだそうだ。

BUNNY
WHAT’S THE RUSH
BACK BEAT
WHAT IT’S ALL ABOUT
18 CARROTS FOR RABBIT
SHADY SIDE

GERRY MULLIGAN (bs)
JOHNNY HODGES (as)
CLAUDDE WILLIAMSON (p)
BUDDY CLARK (b)
MEL LEWIS (ds)

Recorded in Los Angeles, CA, November 17, 1959

この年、水原 弘の黒い花びらが第1回日本レコード大賞を受賞した。
♪ 黒い花びら 静かに散った あの人は帰らぬ 遠い夢 俺は知ってる 恋の悲しさ 恋のくるしさ
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謹賀新年

2007-01-01 | COMMENT
あけましておめでとうございます。

皆様のご多幸を心からお祈りいたします。

今年もJAZZ&GOLFの楽しい一年にしたいと思いますのでよろしくお願いします。


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