A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

CHARLIE VENTURA and his band IN CONCERT

2007-01-23 | MY FAVORITE ALBUM
JAZZの演奏は、プレーヤーと曲、そして大編成になるとアレンジで決まる。
そして、アルバムとしての企画の良し悪しは、プロデューサーの腕で決まる。
レコード会社は普通は営利企業。半分趣味でやっているようなレーベル以外は、営業成績も考えなくてはならない。

JAZZの世界ではよく有名レーベルに有名プレーヤーが所属契約すると、アルバムの企画や演奏内容がコマーシャリズム化したといって、辛口のファンからは色々批判されたものだ。
きっと、レコード会社とプロデューサーの間でも、様々な軋轢や葛藤があったのだろう。
その点、プロデューサーが自ら自分のレーベルを持てるということは、プロデューサー冥利に尽きるであろう。

更に、レーベルのオーナーとプロデューサーが同一だと、確固たるコンセプトと方針でアルバム作りがされる。CARL E.JEFFERSONがPresidentであるCONCORDは、まさにその代表格のひとつであろう。自分のお気に入りのレーベルだ。

JUST JAZZ CONCERTのPRODUCERであったGENE NORMANが自らのレーベルを持ったのが、GNP CRESCENDO LABAL。
このレーベルの代表格のアルバムは、クリフォードブラウンのIN CONCERT。
そして、このレーベルの最初のアルバム(GNP-1)が、チャーリーベンチュラの「JUST JAZZ CONCERT。」1949年のパサディナコンサートのライブだ。

ベンチュラは元々GENE KRUPAのトリオでサックスを吹いていたSWING系のプレーヤーだが、戦後の’46年にいち早くBOPを手がけ、この録音が行われた’49年頃は、'BOP FOR THE PEOPLE' SEPTETと銘打ったコンボで演奏をしていた。まさに、モダンジャズ創世記のライブ。

実は、このアルバムはVENTURAのプレーで買ったのではなく、JACKIE&ROYが入っているので買い求めたもの。晩年の洗練されたVOCAL DUOの世界はまだこの頃は生まれていない。

Charlie Ventura(ts)
Conti Condori(tp),
Benny Green(tb)
Boots Mussilli(as)
Roy Kral(p)
Kenny O'Brien(b),
Ed Shaughnessy(ds)
Jackie Cain(vo)

Recorded at the Pasadena Civic Auditorium, May 9, 1949

この年は自分が生まれた年。何となく思い入れがある。
コメント
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