A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

COSBYとのジャムセッションを一緒にやったQUINCYとMILT JACKSONの出会いは・・・・

2007-07-10 | MY FAVORITE ALBUM
PLENTY, PLENTY SOUL / MILT JACKSON

BILL COSBYのテレビショーの収録時にジャムセッションを繰り広げていたメンバーの中にMILT JACKSONの名前がある。このセッションのリーダー格を努めていたRay BrownとJacksonはというと、一緒にグループも編成していた仲間同士。気楽に参加していたのだろう。

このミルトジャクソンは、1956年の9月、QUINCYの初リーダーアルバム「This is how I feel about jazz」 に参加している。MJQでの活動が本格化してきている中グループを離れての参加だった。

翌年、今度はMILT JACKSONのリーダーアルバムに、QUINCYが編曲を提供しているのがこの一枚。MILT JACKSONの代表作であるが、これにもクインシーが関わっていたという訳だ。自分のアルバム録音に馳せ参じてくれたお返しともいえるかもしれない。
ちょうど、ガレスピーのオーケストラを離れてQUINCYが色々なグループにアレンジを提供していた時の一枚だ。

録音は2つのセッションに分かれているが、いずれもQUINCYのアレンジ。
MJQを離れたジャクションは、アルバムタイトルどおりMJQにおける演奏とはうって変わって、実に「ソウルフル」な演奏をしている。
ジャクソンの変身振りはよく言われていることだが、このアルバムでは、あまりお祭り騒ぎになっていない。全体をQUINCYのアレンジが引き締めているからだろう。

QUINCYのアルバムでも演奏していたキャノンボールアダレーのサーモネットをやっているが、この曲調がこのセッションにも実に合う。好きな一曲だ。

2つのセッションでは、編成の大きな7日のセッションの方がクインシーらしさをより感じる。ピアノのホレスシルバーやアートブレーキーの参加が、いつものクインシーのアンサンブルよりダイナミックな力強さを与えて、ジャクションのソウルフルなプレーに花を添える。

Ignunt Oil
Blues At Twilight
Sermonette
The Spirit-Feel

Joe Newman (tp)
Lucky Thompson (ts)
Milt Jackson (vib)
Horace Silver (p)
Oscar Pettiford (b)
Connie Kay (d)

Recorded in NYC, January 5, 1957

Plenty, Plenty Soul
Boogity Boogity
Heartstrings

Joe Newman (tp)
Jimmy Cleveland (tb)
Cannonball Adderley (as)
Frank Foster (ts)
Sahib Shihab (bars)
Milt Jackson (vib)
Horace Silver (p)
Percy Heath (b)
Art Blakey (d)
Quincy Jones (arr)

Recorded in NYC, January 7, 1957
コメント
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