A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

死ぬまで現役を貫けるのは「団塊の世代」の我々の憧れ・・・・

2007-07-14 | MY FAVORITE ALBUM
Conquistador / Maynard Ferguson

先日、Les Brownのオーケストラで「ロッキーのテーマ」を聴いたら、やはりこれを聴きたくなった。
メイナードファーガソンの「ロッキーのテーマ」だ。
Big Bandのレギュラーグループの維持が難しくなっていった中、ファーガソンは自分のトランペットを前面に打ち出し、常に今風のサウンドとヒット曲をレパートリーに組み込み人気を維持していた。
昨年惜しくも亡くなったが、亡くなるまで現役で活躍していた。
死ぬまで好きなことをやれる、それも若者と一緒に常に時代を先取りすることを。男としての憧れだ。

アメリカンヒーローという、ある種のシンボリックなヒーローのイメージがある。
オーケストラを率いて、舞台の中央に立ちトランペットを吹くファーガソン姿はそのヒーローそのものだ。
ファーガソンのハイノートトランペットを売りにしたパワフルなバンドはジャズファンだけでなく、広く若いファンも獲得していた。

演奏は、当然最新の流行を取り入れた現在風のサウンド。
Fusionの代表的なアルバムでもある。
レギュラーメンバーに加えて、プロデューサーにJay ChattawayとBob Jamesを迎え、ゲストプレヤーもGeorge bensonを筆頭にオールスターメンバー。
売れるアルバムにはお金をかけ、売れるべくして制作され、思惑通り大ヒットしたアルバムだ。

76年、古き良き時代のJAZZが見直されていた時。その世界で活躍していたのはJake Hannaであり、一方で、表舞台で常に新しいチャレンジをしているファーガソンもいた。どちらもヒーローであるが。

58年、同じバンドで一緒にNewportの舞台に立った2人であるが、その時30年後の自分の姿を2人とも想像できなかったであろう。

1. Gonna Fly Now             Connors, Robbins, Conti 4:23
2. Mister Mellow             Chattaway, Ferguson 6:28
3. Theme from Star Trek         Courage, Roddenberry 6:22
4. Conquistador             Chattaway, Ferguson 7:32
5. Soar Like an Eagle           James 6:37
6. Fly Chattaway,            Ferguson 4:32

Personnel:
Maynard Ferguson (trumpet, flugelhorn)
Bob James (conductor, piano, keyboards)
Jay Chattaway (conductor)
Patti Austin, Lani Groves, Ellen Bernfeld, Richard Berg (vocals)
Mike Migliore (soprano saxophone,alto saxophone)
Mark Colby (soprano saxophone, tenor saxophone)
George Young (alto saxophone)
Joe Farrell (tenor saxophone)
Bobby Militello (baritone saxophone, flute)
Stan Mark, Dennis Noday, Ron Tooley, Jon Faddis, Marvin Stamm, Randy Brecker (trumpet)
Randy Purcell, Julian Priester (trombone)
Biff Hannon (keyboards)
Jeff Layton, George Benson, Eric Gale (guitar)
Gordon Johnson, Will Lee (bass)
Peter Erskine, Harvey Mason (drums)
Ralph MacDonald (percussion).

Recorded in 1976
Originally released on Columbia (63557)
コメント
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