KING OF SWING AT AUREX Jazz Festival ‘80 / Benny Goodman
この3連休は台風かと思ったら今度は地震。
自然の力だけには逆らえないということを改めて思い知らされた次第。
所詮、人間が作り上げたものは自然の前には無力だということを痛感した。
さてさて、人間が作り出したルールや仕組みはあるが、これもほどほどにしないと。何のためのルール化を見直さないと、前提が違ってきていることはよくある。
最近の世の中はコンプライアンスとかがよく言われるようになり、なかなか会社生活もやりにくい時代になった。最近の年金問題のようにいい加減な状態をなあなあで放置しておくことはもっての他だが、何から何まで利益至上主義、株主のご機嫌をとるような会社経営ばかりがはびこる社会が、我々の日常生活で住みよい社会にはならないと思う。
一方では、企業の社会的な貢献というのもうたわれており、特に昨今では環境問題への取り組みの姿勢が問われる時代になっている。ここでの環境とは人間が勝手に破壊してしまった自然環境のこと。
しかし、社会が安定して人々が心休まる生活をおくれる世の中も大事である。最近常軌を逸する事件が多発するが、こえは人の心の中が病んでいる証拠。どんな自然環境の変化にこれまで耐え忍んできた、人の内面を支える環境がもっと大事なのかもしれない。
こんな時こそ、文化活動に対する企業の貢献が今問われる時代だと思う。
日本のアマチュアスポーツを支えていた企業のスポーツチームの維持も、コスト削減が一番の目的になってしまった企業ではなかなか維持が難しくなっている。
アマチュアスポーツの火が消えつつなかで、プロが育つわけがない。
音楽活動に対する企業のスポンサードもしかりである。
昔は、企業の名を関した大きなJAZZフェスティバルがいくつも開催され、大聴衆を集めていた。自分も何度も足を運んだものだ。
なかなかお目にかかれない大スターの目の前にして、遠くのステージに目をこらし、聴き入ったものだ。
その中のひとつが、Aurexジャスフェスティバル。
ニューポートジャズフェスティバルのプロモーターである、ジョージウェインのプロデュースで開催された。このブランド(企業)は、クラッシックのコンサートも継続的に行っていたので、当時、音楽の世界には大きく貢献していた。
今では、オーディ機器自体が電機メーカーの商品の中ではマイナーになってしまったが当時はメイン商品の一つ。
当時は企業経営もバブル時代。社会貢献というよりは、プランド戦略のマーケティングコストでこんな活動ができた時代だったのだ。
今時、こんなコンサート企画をしてもスポンサードするような企業はないであろうし、やったところで果たして客が集まるかどうか、余計な心配をしてしまう。
まあ、我々世代は隠れファンが結構いるので、今後の日本の文化程度を守るためにも、そろそろ考えなくてはいけない時期かもしれない。
さて、この80年のAurexジャズフェスティバルに、“KING of SWING”BENNY GOODMANが登場した。ピアノのテディウィルソンとの再会も話題であった。
この手のお祭りでの演奏は、あまり内容をとやかくいうのはお門違い。実に楽しいステージの模様が収録されている。
ただし、聴衆が調子にのって手拍子をするのはいいが、「前ノリの手拍子」は今ひとついただけない。
ジャズはやはりアフタービートでなくては。
日本のライブは、これですぐに分かる。先日のエディーコンドンでもそうだった。
昔のアルバムをじっくり聴きなおすと新たな発見がある。
この、コンサートにベニーグッドマンが数ヶ月前に見つけてきたという”Rare Silk”のコーラスが加わっていた。
それにしても、この演奏会、横浜スタジアムでは3万人を集めジャズのコンサートでは新記録を上げ、その模様はNHK総合のゴールデンアワーに放映されて高視聴率を上げたとは改めて驚きだ。
JAZZで大観衆を集めた時代が確かにあった。
AVALON
BODY AND SOUL
Oh,LADY BE GOOD
THE WORLD IS WAITHING FOR THE SUNRISE
THAT’S A PLENTY
BROARDWAY
GOODY GOODY
DON’T BE THAT WAY /STOMPIN’ AT THE SAVOY
AIR MAIL SPECIAL
MEMORIES OF YOU
SING,SING SING
SWEET GEORGEA BROWN
GOODBY
Benny Goodman (cl)
Teddy Willson (p)
Eddie Duran (g)
Tony Terran (tp)
Dick Nash (tb)
Al Obidenski (b)
John Markham(ds)
Rare Silk (vocal)
Recorded on 3(Budokan) ,6(Osaka Expo Park), 7(Yokohama Stadium) September 1980
この3連休は台風かと思ったら今度は地震。
自然の力だけには逆らえないということを改めて思い知らされた次第。
所詮、人間が作り上げたものは自然の前には無力だということを痛感した。
さてさて、人間が作り出したルールや仕組みはあるが、これもほどほどにしないと。何のためのルール化を見直さないと、前提が違ってきていることはよくある。
最近の世の中はコンプライアンスとかがよく言われるようになり、なかなか会社生活もやりにくい時代になった。最近の年金問題のようにいい加減な状態をなあなあで放置しておくことはもっての他だが、何から何まで利益至上主義、株主のご機嫌をとるような会社経営ばかりがはびこる社会が、我々の日常生活で住みよい社会にはならないと思う。
一方では、企業の社会的な貢献というのもうたわれており、特に昨今では環境問題への取り組みの姿勢が問われる時代になっている。ここでの環境とは人間が勝手に破壊してしまった自然環境のこと。
しかし、社会が安定して人々が心休まる生活をおくれる世の中も大事である。最近常軌を逸する事件が多発するが、こえは人の心の中が病んでいる証拠。どんな自然環境の変化にこれまで耐え忍んできた、人の内面を支える環境がもっと大事なのかもしれない。
こんな時こそ、文化活動に対する企業の貢献が今問われる時代だと思う。
日本のアマチュアスポーツを支えていた企業のスポーツチームの維持も、コスト削減が一番の目的になってしまった企業ではなかなか維持が難しくなっている。
アマチュアスポーツの火が消えつつなかで、プロが育つわけがない。
音楽活動に対する企業のスポンサードもしかりである。
昔は、企業の名を関した大きなJAZZフェスティバルがいくつも開催され、大聴衆を集めていた。自分も何度も足を運んだものだ。
なかなかお目にかかれない大スターの目の前にして、遠くのステージに目をこらし、聴き入ったものだ。
その中のひとつが、Aurexジャスフェスティバル。
ニューポートジャズフェスティバルのプロモーターである、ジョージウェインのプロデュースで開催された。このブランド(企業)は、クラッシックのコンサートも継続的に行っていたので、当時、音楽の世界には大きく貢献していた。
今では、オーディ機器自体が電機メーカーの商品の中ではマイナーになってしまったが当時はメイン商品の一つ。
当時は企業経営もバブル時代。社会貢献というよりは、プランド戦略のマーケティングコストでこんな活動ができた時代だったのだ。
今時、こんなコンサート企画をしてもスポンサードするような企業はないであろうし、やったところで果たして客が集まるかどうか、余計な心配をしてしまう。
まあ、我々世代は隠れファンが結構いるので、今後の日本の文化程度を守るためにも、そろそろ考えなくてはいけない時期かもしれない。
さて、この80年のAurexジャズフェスティバルに、“KING of SWING”BENNY GOODMANが登場した。ピアノのテディウィルソンとの再会も話題であった。
この手のお祭りでの演奏は、あまり内容をとやかくいうのはお門違い。実に楽しいステージの模様が収録されている。
ただし、聴衆が調子にのって手拍子をするのはいいが、「前ノリの手拍子」は今ひとついただけない。
ジャズはやはりアフタービートでなくては。
日本のライブは、これですぐに分かる。先日のエディーコンドンでもそうだった。
昔のアルバムをじっくり聴きなおすと新たな発見がある。
この、コンサートにベニーグッドマンが数ヶ月前に見つけてきたという”Rare Silk”のコーラスが加わっていた。
それにしても、この演奏会、横浜スタジアムでは3万人を集めジャズのコンサートでは新記録を上げ、その模様はNHK総合のゴールデンアワーに放映されて高視聴率を上げたとは改めて驚きだ。
JAZZで大観衆を集めた時代が確かにあった。
AVALON
BODY AND SOUL
Oh,LADY BE GOOD
THE WORLD IS WAITHING FOR THE SUNRISE
THAT’S A PLENTY
BROARDWAY
GOODY GOODY
DON’T BE THAT WAY /STOMPIN’ AT THE SAVOY
AIR MAIL SPECIAL
MEMORIES OF YOU
SING,SING SING
SWEET GEORGEA BROWN
GOODBY
Benny Goodman (cl)
Teddy Willson (p)
Eddie Duran (g)
Tony Terran (tp)
Dick Nash (tb)
Al Obidenski (b)
John Markham(ds)
Rare Silk (vocal)
Recorded on 3(Budokan) ,6(Osaka Expo Park), 7(Yokohama Stadium) September 1980