山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習日誌91-vol.2(中島記)

2024-03-21 23:59:59 | 練習日誌

 まだまだ寒い山形。春分の日も過ぎましたが、雪がちらつく日々が続いています。暖かかった先月を経ているので、もう季節感がよくわからなくなってきています。

 しかし、コンサートの予定は確実に過ぎて行きます。そうでないと困る。コロナの頃は、いつ、休日になるかわからない期間が続きましたが、あれは逆に疲れます。
 
 ということで、いよいよ今日から、山形Q第91回定期演奏会に向けてのリハーサルが、予定通りにスタート。
 
 お伝えしている通り、今回は山響の首席コンサートマスターの犬伏亜里さんと、ヴィオラのおなじみ田中知子さんをゲストに迎えて、メインはモーツァルト「弦楽五重奏曲第1番」、そのほかは弦楽四重奏で、モーツァルト「第2番」、シューベルト「第2番」。
 
 今日は、前半の四重奏曲2曲のリハーサル。
 
 まずはモーツァルト。前々回の「第1番」とはだいぶ違います。前作が14歳、今回は16歳。
 
 …2年?大して違わないじゃん。
 
 というのは、われわれ一般人の感覚です。
 
 モーツァルトの場合は全然違います。そもそも短い生涯だということもありますが、密度が違うのでしょう。
 
 この「第2番」は、どこをとってもモーツァルト。その後の作品群と「どこか似ている」断片が散りばめられている。まさに「モーツァルトのはじまり」と言えるような曲です。私は2ndヴァイオリンですが、随所で突然に大役が回ってくる。これも、モーツァルトらしいところです。
 
  そしてシューベルト。これも前々回の「第1番」とまったく違う。前作がやはり14歳、今作は15歳。…シューベルトも短命ですが、天才の成長は本当に速い。
 
 しかし、楽譜の指示があいまいなところは、シューベルトならでは。これは演奏者が考えて、整合性を見出していかないといけない。今日のリハーサルでも、その作業が中心でした。
 
   天才の若い時代の作品ですが、すでにその魅力が詰まっています。私たちも、これから4月の本番まで、しっかりと詰めていきます。
 
 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま23箇所

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