１０月３１日（金）、東京の日比谷野外音楽堂にて「狭山事件の再審を求める市民集会 不当有罪判決から４０年！ いまこそ事実調べ・再審開始を！」に参加し、集会後デモ行進しました。
今日、地元の友人から「Facebookで石川一雄さんと一緒に撮った写真がアップされていたけれど、石川さんってどんな人なの」と尋ねられました。
今から５１年前、埼玉県狭山（さやま）市で女子高校生殺害事件、いわゆる「狭山事件」が発生しました。警察の見込み捜査で「被差別」の石川さんが逮捕されました。そして、強引な取り調べによってうその自白を強要され、犯人にでっち上げられたのです。石川さんは裁判で無罪を主張するも、いわゆる「寺尾差別判決」により無期懲役となり、３１年間も投獄されました。仮釈放後も無実を叫び続け、２００６年５月、東京高裁に第３次再審請求を申し立て、再審開始・無罪判決を求めて闘っています。
この間、１３６点の証拠が開示され、また弁護団から石川さんの無実を示す新証拠が１３８点も提出されています。さらに、弁護側が求める証拠開示、証拠リストの開示、事実調べが必要不可欠であり、今回、それを求める世論を広げていく趣旨で集会が開催されました。
足利事件、府川事件、袴田事件など最近の冤罪事件の教訓は、徹底した証拠開示と事実調べこそが冤罪を訴える人を救う道だということです。事件からすでに半世紀、石川さんは７６歳になりました。これ以上、石川さんを苦しめることがあってはなりません。一刻も早い再審開始を勝ち取りましょう。
石川大我 @ishikawataiga
山としひろ 愛知県江南市議会議員 @toshihiroyama