立憲民主党 山としひろ「パワフル日記」

立憲民主党 衆議院富山1区公認内定者
44歳 
人にやさしい政治

ブラックバイトと全身〇活時代

2014年08月24日 | Weblog

 21日夕方、参議院議員会館で「福島みずほと市民政治スクール」主催の「ブラックバイトと全身〇活時代~戦争できる国へ向けた若者の働かせ方」と題する講座を聴講してきました。

 ジャーナリスト(元朝日新聞記者)の竹信美恵子さんと中京大学教授の大内裕和さんの熱のこもったお話しを聴くことができました。

 大内さんによると、最近、「ブラックバイト」が社会問題となっていますが、「ブラックバイト」とは学生を尊重しないアルバイトのことをいいます。フリーターの増加や非正規雇用労働の基幹化が進む中で登場しました。低賃金であるにもかかわらず、正規雇用労働者並みの義務やノルマを課せられたり、学生生活に支障をきたすほどの重労働を強いられることが多くあります。

 竹信さんいよると、「バイ活」という言葉も使われるようになっています。学生側から働き方の希望を出すと、何社回っても採用されません。また、採用されても無理なシフトや働き方を押し付けられます。しかし、生活が苦しいので働かざるを得ず、重労働のせいで体調を不良となり、学業成績も不振となります。

 

 およそ一昔前の「学生バイト」とのイメージとは全く違って、学生が厳しい労働環境に置かれていることを改めて認識しました。

 働く目的は、お小遣い稼ぎ(買い物や旅行のため)や長期休暇の暇つぶしではありません。実家からの仕送りが少なく、奨学金という名のローンを借りているため、生活費を稼がなくてはならないのです。そのため、「ブラックバイト」であっても簡単には辞められず、泣き寝入りを強いられています。また、「バイ活」をして必死に仕事を探します。学校の授業と重なってもバイトに行かなくてはならず、だんだん成績が落ち、留年したという事例もあるそうです。

 異常な事態があちこちで起こっているので、それが異常と感じられなくなっている気がしてなりません。現状を放置していたら、若者をもっと追いつめることになります。講座のタイトルにある通り、若者を戦争に送り込む体制が出来上がってしまいます。

 自治体議員として、あるいは自治体行政としてできることはないかを考えていきたいと思います。

 

コメント (1)
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