立憲民主党 山としひろ「パワフル日記」

立憲民主党 衆議院富山1区公認内定者
44歳 
人にやさしい政治

指定管理者制度の難しさ

2014年08月19日 | Weblog

 午前9時から、市議会全員協議会が開催され出席しました。

 協議事項の一つは「第3期江南市立図書館指定管理者について」でした。

 まず、指定管理者制度とは、簡単に言うと、公の施設の管理運営を民間にゆだねる制度です。江南市が市立図書館に指定管理者制度を導入してから、2期8年目を迎えます。今年度末(2015年3月31日)に第2期の期間が終了することから、先日、第3期(次年度から5年間)の指定管理者を公募のプロポーザル方式で選定しました。

 今回、名乗りを上げたのは2事業者であり、選定の結果、「大成株式会社」が優先候補者に選ばれました。同社は現在の指定管理者であり、引き続き事業を担うことになります。

 市立図書館は老朽化しており、他自治体に比べて非常に手狭という物理的制約があります。その上、指定管理者制度は、制度の性質上、経費削減(公費支出削減)と創意工夫・サービス向上を同時に目指さなければなりません。そこに、指定管理者制度の難しさがあります。

 私はかねてより、経費削減のしわよせが人件費に及ぶという点を問題視してきました。事実、大成株式会社が申請した経費支出の内訳をみると、人件費の水準が非常に低くなっています。これを根本的に改善するには、指定管理料をアップするしかないと思います。

 また、仮に人件費分を充分に見込んで指定管理料を積算しても、必ずしも労働者に還元されるか分かりません。指定管理料の原資は税金ですから、そこをチェックするため、公契約法や公契約条例を制定する必要がありますが、全国的にはなかなか進んでいません。

 この点を含めて、いくつかの疑問点を9月定例会の議案質疑で取り上げていきます。

 

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