立憲民主党 山としひろ「パワフル日記」

立憲民主党 衆議院富山1区公認内定者
44歳 
人にやさしい政治

「ビラ配布で住居不法侵入」は絶対におかしい!!

2008年07月03日 | Weblog
 集合ポストへ議会報告投函 共産市議に住居侵入容疑

 マンションの集合ポストに市議会報告を投函した共産党市議が、住居不法侵入で書類送検されました。

 この記事を読んで、率直に恐ろしい世の中になりつつあると強く感じます。というのは、私も市政レポート(社会新報号外)や党の宣伝ビラを地域のマンションやアパートに投函しており、とてもひとごとではないからです。

 どうして集合ポスト(しかもオートロック扉の外にあるポスト)にビラを投函しただけで罪に問われるのでしょうか?確かに、集合住宅の防犯や住民の安全・安心を確保することは極めて大切です。だからといって、安直に「ビラ配布のための立ち入り=住居不法侵入」としていいのでしょうか?そんなことを認めれば、もうこれからは、集合住宅にビラを投函することができなくなってしまいます。

 そもそも、ビラといっても有害情報を掲載したビラ(ピンクチラシなど)からピザ屋さんや不動産屋さん、フリーマガジンなどの商業ビラ、宗教ビラ、政治ビラとさまざまです。自分が必要としないビラもたくさんあるでしょう。毎日多くのビラでポストがいっぱいになって、不快に思うことがあるでしょう。しかし、政治ビラを商業ビラと同じレベルで考えていいのでしょうか?表現の自由、言論の自由の保障との関係で、政治や宗教に関わるビラには優越性が認められるべきです。マンション住民にとっても、政治と無関係ではありません。今回の件は、警察沙汰にするのは間違っており、ゴミ箱にポイすれば済む話です。

 防犯を重視する一方で、自由が失われていく。そして、だんだん息苦しい社会になっていくのではないだろうか、と憂慮せざるを得ません。マンション住民にとっても利益よりも不利益の方が大きいのではないでしょうか。「ビラ配布で住居不法侵入」とするのは絶対におかしいです。危険です。この問題は、党派、思想信条を超えて真剣に受け止めるべきです。勇気を持って、声をあげていきましょう。