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睡眠法

2020-08-28 15:02:00 | 日記
<私はいま、初夏の海辺にいる。デッキチェアに長々と寝そべっている。静かだ。波の音も静かである。海辺は左の方向で沖に向かってカーブしていて、先の方は松林になっている。暖かい。右手が暖かい。左の腕も暖かい。その暖かさが体全体に伝わって来る。暖かい・・・>これを布団の中で思い浮かべる。二度でも三度でもその空想を繰り返す。これが私の自己催眠法だた。35,6歳のころだったか、自律神経失調症とやらになったときに体得したものであって、今でももし不眠症になったら、この方法でなおす自信がある。

幼い頃は眠るときにいろいろな空想をしていたような気がする。よく読んでいた講談社の絵本の中の物語を自分で脚色して、空想図を作っていたのではなかったか。空想の中では、ヒーローは絶対だ。広瀬中佐が死ぬことはない。楠木正成が死ぬことはない。

先日、家人が頭の出血で入院した。入院期間は10日だったが、眠れぬ夜があって困ったと言う。前記の催眠法を教えようかと何度か家人に言ったことがあるが、やる気はないようだった。考えてみると、自己催眠ができる人とそうでない人がいると思えて来る。つまりは、性格によるのである。家人に、自分が、いちばん気持ちが良い情景を思い浮かべるのがよいと話しても、そんなのは無理だと答えるだろうとわかる。空想の下手な人がいる。家人はその一人だと思っている。

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