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表情(カオ)に出る

2019-10-26 12:05:48 | 日記
忍ぶれど色に出にけり わが恋は・・・とは、百人一首の中の
一つだが、人はいろいろ場面で己の喜怒哀楽を隠そうとして、どうしてもそれが隠しきれずに表情に出てしまうことがある。私の経験で、そのことがいちばんおもしろかったのが麻雀である。麻雀には人柄が出ると言われるが、それも重なる。

麻雀のスタートは配牌だ。配られた13枚を見ると、これはイケる、これはアカン、まぁまぁだ、ツモに期待するしかないわといいう4種に分かれる。大雑把に言うとそういうことになる。このとき自分の手牌ばかり見て、相手3人のカオを見ていない人がいるが、これは、ゲーム進行中も同じことで、テキのカオ色は見ておかねばならぬ。テキにリーチがかかったときに、ああ、彼は配牌のときから景気の好さそうな雰囲気だったなぁと感じ取れたら、まず大きい手と考えて間違いない。

全くのポーカーフェイスで打てる人が稀にいる。以前、プロ野球の監督で、いちばんイヤな麻雀の相手は落合博満さんだと書いたが、落合さんは徹夜で打っても、一晩中、無表情で通すと思う。野村克也さんは野球同様にボヤキを入れながら満貫をテンパイすると急に黙ったりするだろう。星野仙一さんは反対に満貫の手ながら笑いが口許に広がると思う。

ただし、最近の麻雀はルールがインフレに過ぎる(たとえばリーチ一発の裏ドラあり)ので、リーチの場合はゴミの手が跳満になったりするので、テキの表情を読んでもあまり意味がないことが多くなって来た。「それ、アガリだけど安いみたい」と長良川のお婆ちゃんが手を開けてみると、リーチ、ドラ5枚なんていうことがある。長良川のおばあちゃんは手役がよくわからないので、いつもポーカーフェイスで打っている。

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