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女性の顔

2019-10-26 17:04:29 | 日記
イギリスのメイ首相の顔がどんどん変わって行った。短い時間のうちに変わった。現在のジョンソン首相に替わるまで、気の毒なように、である。メイ首相は彫りの深い、上品な顔立ちである。そして目が強い。意志的な印象がある。彼女の顔を見るのはテレビのニュースだけだった。ニュースが伝えるのはすべてEUからの離脱とそれに関する自国の議会(世論)との璃トンである。それがうまくいかない。首相の頬にタテ線のようなものが入る。シワではない。シワとは違った深い線だ。苦悩が顔に出ることはある。強い怒り、深い悲しみといったものが短時間のうちに人の顔を変えるということはある。それにしても、メイ首相のそれは激しかった。彼女が美人であったことも、変化を目立たせる一因だっただろう。私はメイ首相の顔がテレビに写るたびに、人の顔がこんなに変わって行くものなのだと驚いていた。

22日に天皇陛下即位の儀が行われ、そこに招かれた一人の沖縄の女子高校生のことがテレビで紹介されていた。名前を倫子さんという。倫子さんは「生きる」という題の自作の詩を朗読した。朗読と言っても、紙に書かれたものに視線を落として読み上げるのではない。暗記している素晴らしい文を声にして発するのである。その顔が好かった。真剣さが伝わって来る。真剣さを訴える目が美しく澄んでいた。これほどの17歳の娘さんを見るのは何年、何十年ぶりか、いや初めてかもしれない。倫子さんへの賛辞は日本中からマスコミに寄せられ、それらはテレビや新聞・雑誌で紹介されていくだろうから、私の下手な拍手はこの辺にしておこう。

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