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司会

2012-03-14 23:46:04 | 日記
週日の朝6時50分から10分間、TBSテレビの『みのもんたの朝ズバッ!』に「けさ単」というコーナーがあって、これは最近のニュースに関する1ツの言葉(単語)を詳しく解説するもので、担当は井上貴博アナウンサー。その10分間、司会のみのもんた氏は、時々口をはさんだり、おかしくもないのに大袈裟に笑ったりして、先輩的な振る舞いをするが、それが却って老いを感じさせてしまう。 つまり、彼は(黙って後輩の言動を見ていればいいのに)、どうしても自分の存在をカメラに撮らせたいのだ。もっと言えば、みの氏は自分が司会者であり、かつ主役でいたいのだと思う。 この種の人間に、ほかには田原総一朗氏がいる。 片や、日曜朝の『サンデーモーニング』の関口宏氏は、司会進行に徹していて、主役を張ろうとはしない。みの型、関口型のどちらが良いかは、視聴者それぞれの好みだが、私は自分のアレコレの経験から、司会者は主役になるべからずと思っている。  10年ほど前になるが、家人の姪が結婚し、その披露宴の司会を娘が務めた。娘が何の練習もしないでいるのを見て、自信ありと見た。あとは、出過ぎない(自分が主役にならない)ことだ思っていた。 そして宴が始まり、娘が座の空気をリードしていくのを見て安心し、同時に、この手法をどこで習ったのかを考えた。前にも書いたが、私も結婚披露宴の司会を何度か経験していて、初めの頃は失敗も少なからずあった。娘はこれが初めてなのに~と考えていて、あ、そうかと気付いた。 娘はたぶん、会社の何かの会議で、自分よりはるか上の人間が揃ったテーブルで、進行役を務めることがあるのだろうと思った。 その席では当然に、みの型になることはなく、関口型だったはずであり、更には、エライさんばかりの場は、若い女性には泳ぎやすかったのではないだろうか。  司会という役は一度成功すると楽しくなるもので、そこのところはスポーツの、まず一勝に似ているのかもしれぬ。

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