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値段

2017-04-06 22:26:52 | 日記
家人宛に洋品のカタログが送られて来る。何種類かあるが、どれも似ている。週刊誌2冊分の厚さがある。表紙が似ている。75%引とあって、よく見ると小さな文字で最大と書いてある。送料無料なんていうのもある。1,2枚ページをめくってみると、すべての賞品に9の文字がついている。ヒダの細かい(プリーツと言うのか?)スカートは999円である。ちょっとした上衣が4,999円である。確かに安い。安いと思う。999円のスカートだって、充分に外出用になるだろう。布地のことはわからないが、たとえ化繊の割合が多くたって、誰も気にすることはない。「あら、ずいぶんお安いのを選んでいらっしゃるのね」とはならないはずだ。皆さん、たいていは9並びを着ているのだ。私は999円を軽蔑しない。1枚3千円のスカートを買うよりは、9な℟倍を3枚買う方が楽しいと思う。今日は何色で行こうかと考える時間は楽しいはずだと想像する。

家人宛にファックスが来る。小旅行の案内が来る。伊豆方面が多いようだ。8,900円の大きな文字があり、食べ物の写真がある。アワビ、カニ、エビが主力のようだ。呑み放題というのがあって、酎ハイ、発泡酒、日本酒、ハイボール、ソフトドリンクとなっている。どんな日本酒なのか。ハイボールに用いるウィスキーは何なのか、などと余計なことを考える。腰痛老人はヒマなのだ。

娘にもらった日本酒を50CCほどぬるめの燗にしてもらう。水割りは2杯呑む。サントリーオールドと角を混ぜて60CC、ジョニ黒を60CC、それぞれ1杯ずつ呑む。つまみのレギュラーはQBチーズとクラッカー、カズノコの入ったワサビ粕漬、冷奴、カボチャとレーズンのサラダで、あとはその日の主菜と、ヒトクチの味噌汁を待つ。この晩酌はいくらだろうか。ジョニ黒1本は2千円である。1本で12杯の水割りが出来る。ま、面倒なので計算はやめておくが、昔を考えれば安い、安い。呑み放題の宿ではジョニ黒もオールドも出ることはない。競馬の税金は25%である。50枚の馬券を買えば、1,250円取られてしまう。これを思えば安い、安い。この世で一番安いのは、自宅の食卓で呑む酒ではないだろうか。

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