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囲碁、将棋

2019-08-04 10:49:23 | 日記
囲碁は大名が打ち、将棋は馬役が指す…というような文を読んだ記憶があるが、これはなんとなく理解できる。たとえば、大名Aが何かの用で大名Bを訪れる。馬に乗って行くから当然馬の世話役がお供をする。ABは用事が終わると、「一局、いかがかな?」と碁盤を挟んで向かい合う。その間に殿待ち部屋ではABそれぞれの馬役下男が将棋を指す…といった図は想像に難くない。

囲碁の好きな人間には無口が多いような気がする。それに対して将棋好きは多弁である。縁台将棋という言葉があって、これは将棋の手軽さを物語っている。縁台将棋には必ず周囲に野次馬がいて、指し手の1つ1つに口を挟むことになっている。「その角打ちはムリだろう」「相手が香車を持っているのを忘れるな」といった具合だ。縁台囲碁は無い。あれは縁台向きではない。

私はいま、週に3,4回、テレビゲームの将棋を指す。相手はコンピュータだから、ムダ手はない。対局はどうなるか。1手見損じたら負け、である。惨敗する。ソフトがそういう風にできている。それでもたまには勝つ。相手にミスが無くてもこちらの攻めが巧くつながることがある。囲碁はとうとうおぼえられなかった。私は大名にはなれなかった。馬役をやる代わりに馬の競走に金を賭けたりしている。

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