gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

老人

2017-09-18 17:54:31 | 日記
15歳のとき住んでいた6軒集落には27人の老若男女が棲んでいた。最長老が私の祖父で73歳だった。その次が隣家の主人で60ぐらいだった。最大家族は8人だった。それは普通のことだった。とにかく老人は少なかったのである。そのことは10年後でもあまり変わらなかった気がする。私の25歳は昭和35年であるが、その3年後に入居した公団住宅でも老人を見かけることは少なかった。そこの住人は約1,500人である。

今日は敬老の日だが、この祝日の意味が薄れつつあるという。老人が、老人と言われることを嫌うようになってきたからだそうで、敬とか祝の字がつくのは90を超えるか100に至るかのことであるらしい。それでいいと思う。私は81歳だが、今日の夕食に孫たちがやって来て、おめでとう!と言いながら肩をもんでもらいたいとは思わない。敬老ケーキを欲しいとも思わない。老いを認めるのがイヤなのではない。私は確実に老人である。腰痛も加わって、つまり老いぼれである。それでも敬老はシンドい言葉だ。軽老ならいいけれど。

祝日であるが、重田名人の指圧治療は休まずに行われた。名人の所属する組織の名はKEIROWである。当然に敬老からとったものであるだろう。指圧を受けると役3時間、腰痛が消える。何か不思議な感じになる。しかし、すぐにスイスイと歩き出せるわけではない。痛みがなくても、腰を曲げたヨチヨチ歩きしかできない。背筋を伸ばすには支えが要る。その支柱がステッキ1本では不安である。やはり私は、まだまだ老病人である。