「バンダのなんとかカンペイなんとかって歌があるでしょ?あれ、なんていうの?」、床の中で、日課の脚の手入れ(電動機で叩く)をしているところに家人が訊きに来た。「それは、万朶(ばんだ)の桜か衿の色 花は吉野に嵐吹く 大和男子と生まれたら 散兵戦の花と散れ~だ・カンペイは、間 寛平さんではなくて散兵戦だ」と応えると、「お隣のおじいちゃんが唄っていたのよ」と言う。隣家には3ツぐらいのかわいい娘さんがいて、おじいちゃん(祖父)は毎月1週間ほど連泊して遊びに来るのだそうだ。年齢は70だそうで、なんでこの歌を知っているのか不思議だった。私の終戦は9歳のときであり、お隣の老人は2歳だったはずで、この歌(題は『歩兵の本領』か)を唄える世代ではないと思うのだが。 今年もまた、冷やしタヌキの季節が来た。ソバと細めのウドンを半分ずつ混ぜる。おかずには、厚焼き卵が最高だと、去年も書いたかな? 競馬はラジオ日経賞。昨日の福島テレビ賞で16番から馬連で流し、2着が4番、9番の写真判定になった。両方とも同じ枚数を買っていたが、配当は2倍近く異なる。 結局は高い方が的中して、39.6倍。 そのツキを今日も続けたかったが、1着に来た11番はどう考えても買えなかった。 先週末のニューヨークダウは100ドル余りの下げ。ドル円は98円台で悪くないが、金曜日の上げが大きすぎた感じもあって、明日の東京マーケットの寄り付きは、いささかシンドいか。 部屋が3階なので、快い風が入る。それでも足りずに扇風機も回す。暑がり体質は、老いても不変のようだ。
孫娘が今日、満19歳の誕生日を迎えたが、私は、20歳になったと思っている。赤ちゃんは母親のおなかの中で280日間育つわけで、これを1歳(1年)とカウントしないというのが、どうしてもわからない。 生まれてきた赤ちゃんは、ゼロ歳児と呼ばれるが、ゼロとは無である。赤ちゃん誕生は、ゼロどころか3kg前後の体重があるではないか。 その重みは280日間の母と子の頑張りによるもので、それをゼロとするのは赤ちゃんにも、もちろん母親にも大変な失礼にあたるのではないだろうか。ほかのことでは、やたらと女性の権利を主張する女性議員達なぜこのことを黙っているのかが不思議だ。 娘達が大学生だった頃(それがちょうど19歳であったかどうかは確かではないが)、自分達の時代より幼いと感じることがあった。たしかに体は立派だが、どこか考え方(モノの見方)はコドモの印象があった。だが、これは繰り返される歴史であろう。孫娘の母親である次女も、いま同じ思いを抱いているだろう。人は常に、自分達のあの頃と較べれば、今の若者は低く映るのではないか。 学生仲間との麻雀に飽きて、時々、オトナ相手の街の雀荘で打つことがあった。7,8卓ある(つまり30人前後の客がいる)部屋で、自分が最年少であることに気付くことがあった。 壁に「未成年お断り」の貼り紙があって、19歳とは未成年かと心中で呟いたりした。むろん、誰も手加減してくれることはなかったし、相手にはヤクザも少なくなかった。それでも(ケンカではないから)怖くはなかったし、そのときの経験が後になって大きく役立つことになる。