「どうしてかしらねぇ」、家人がテレビのニュースの犯罪報道を観ながら言った。たしかに、犯罪には、わかり易いものと不可解なものがあって、たとえばネットを利用した事件なんかは、私も家人もチンプンカンプンだが、「なんで、こんなことが殺人に結びついてしまうのか」といったことも、毎日のように繰り返されている。 これは犯罪ではないだろうが、プロ野球の「よく飛ぶボール騒動」もナンデヤネンと首をかしげてしまう。 この「飛ぶ球」を採用したのだが誰で、その目的は何かと言うことが全くわからない。 前者はやがて判明するだろうが、後者は、試合をおもしろくするためだと考えるのが普通だろう。 「野球は8対7のゲームがいちばんおもしろい」と言ったのは、たしかルーズベルト大統領だったかと思うが、私は反対に、0対0の息詰まる投手戦が(特に甲子園の高校野球では)好きだ。でも、この問題もナンデヤネンばかりである。 午後9時からの粗食で健康になる~という本を家人が読んでいるが、この種の本は「朝食が基本」「朝食を抜けば、身体がよみがえる」というのもある。しかし、このことはナンデヤネン、ようわからんわ~とは思わない。それぞれに意見が異なるのは当然であり、それ以前に、毎日の食事のことぐらい、赤ちゃんを除けば自分で決めることであって、そのために自分の胃袋とマイメニューがあるのだ。ナンデヤネンという名の馬がJRAにいて、好い命名だと思っている。本命に推されて惨敗しても、ナンデヤネンと呟いてあきらめがつく。