競馬「阿武隈ステークス」を、電話投票するのだが、部屋に備えてある固定電話は、０５０－３１６１－７７７７（ＪＲＡの呼び出しナンバー）がうまくつながらない。 仕方がないので、家人の携帯電話を借りて試みるも、これが、菜箸でひとつひとつ米粒を拾うのに似て難しく、やり直しの繰り返しで面倒になり、結局は、馬連４点を買うのがやっとで、こういうときは当たらないものだ。夕方、孫達が来てくれる。２人とも（高１の女子、中２の男子）伸び盛りで、会うたびに印象が異なる。 病院食に飽きてきたので、少しずつヤミ食（差し入れ）を家人に頼むようになった。 おとといは高野豆腐の煮物、昨日がだし巻玉子、今日はメンチカツ・・・と、わずかなプラス１だが、それだけでも助かる。ざっと考えて１日1,200キロカロリーほどしか食べていないと思うのだが、体が軽くなったという感じはない。 今夜の担当は、あのオペと寒気のときのＢ子さんで、なんとなく安心感がある。 ここの看護婦さん達はみんな元気だが、将に和気藹々の感じがあって、病院中が明るくなっているのがいい。 （７月４日）
病院に注文があって、その第一がトイレの面積。排便中の約300秒から350秒の間、漢字ゲームの雑誌に取り組んでいるのだが、便器の横に立つ配水管が邪魔になって、右手が自由に動かず、誌に書き込む「緑」と「縁」が全く同じ文字になり、「娘」と「狼」もわからなくなってしまう。その第二は、料理に工夫がないことで、たとえば、鶏肉と野菜のケチャップ煮は、肉と野菜を別々に炒め、がら味スープで水分をとばすまで煮て、最後にケチャップで仕上げればいいのだが、炒め+がらスープを省略しているので、冴えない味になってしまう。 更にベッドの狭さがあって、これはもう全国的な問題だろうが、こんなもの、わずか（あと20センチの幅と長さ）の話で、今度の参院選で、病院の入院床の幅と長さを広げると公約する立候補者がいたら、真っ先に投票する。 話は変わるが、入院していても投票ができるようで、「ガリ勉で、中・高校時代は常にクラスで５番以内」と思われるマジメ顔の事務課のお姉ちゃんが、繰上げ投票の説明に来たので、「もちろん投票します」と応えおいた。病中だから投票できないのではなく、病気のおかげで選挙に参加できる、というのがおもしろい。 （７月３日）