森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

総理の嘘

2017-07-26 | 思い・つれづれ
本当は政治に絡むことには触れたくないと思っているのに、「おかしい」と感じた
ことを自分の場所に吐き出したくなるのは、やはり私たちには子供たちの未来を
担う責任があると感じているからかもしれない。

そして最近の「国家の暴走」ぶりには、私のように戦後生まれでも身近な人間から
戦前戦中時の「罪のない人々が本音を吐いただけで権力により罪に問われた」事実
をある程度聴いている者には、空恐ろしささえ感じるのだ。

計画段階での処罰を可能とする「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案
を閣議決定したことなど、私や私の周囲の人もこれまで犯罪者と呼ばれた人は一人も
いないから「自分はその対象にならない」と侮っていたけど、蓋を開けてみればその
基準さえも明らかではないのだからコワイ。

近頃の強行採決などを観ていると「これが本当に民主主義国家なのだろうか」と疑わし
くなる。 特に、右寄りの人々を取りこんできた安倍政権に変わってからというもの、
着々と地固めしてきたその戦前回帰ぶりが露わになっている気がしてならない。
森友学園の籠池氏などは、総理のそういった部分に傾倒していたとハッキリ述べている。
籠池氏と癒着があったのでは?との疑いはそういう経緯があるからだ。

その安倍総理、ここへきて様々な問題が取り沙汰されている。野党も一気に引きずり
おろそうと躍起だ。
しかし国民は総理を引きずり下ろそうとしているのではない。彼が権力を使って「お
友達優遇」や周囲の人たちの利益だけを考えて国の政治を動かしているのだろうかと
いう国民の疑問に対して、真摯な態度で臨むどころか、「高支持率を盾に」疑念を持
つ人の感情を逆なでし、軽んじたからだ。国民はただ「真実」を知りたいだけなのだ。

一昨日までの閉会中審査での質疑応答をリアルタイムの中継でほぼ観ていたが、総理
を含めこれまで総理を囲む周辺の人々の数々の嘘が露呈したにもかかわらず、ここで
の野党の質問は、私を含む国民の殆どが「生ぬるい」と感じたと思う。

それでも「お友達」の「加計学園」の獣医学部新設計画を、安倍晋三首相が25日の
参院予算委員会でも 「計画を知ったのは事業者選定当日の今年1月20日だった」と
何度も繰り返し答えたことだけは、この疑惑に関する「真実」を見破る糸口になるはず。

これまで安倍氏を擁護してきた人々でさえも、この苦し紛れの「嘘」には庇い切れない
何かを正直感じただろうと思う。もしもそうでないなら、恐らくこれまでの「安倍氏
ヨイショ」の政治評論家やなぜか偏向報道に終始したマスコミのせいかもしれない。
そういうネットや報道による「印象操作」は、「総理の側こそ」がしてきたことのよう
に感じられてならない。

これまで安倍さんが不利になりそうなことが露呈するたびに打ち消すコメンテーターを
わざわざ番組に呼び、「なぜこの人に訊くのだろう」と不思議に思ったその人さえ今回
ばかりは沈黙をしたり一部について「これは良くないですね」と口ごもったりしている。

「総理」という最も「安倍さんヨイショ」の本を著したこの人にも、こんな疑惑があり
安倍政権の恐ろしさを感じていた私だが、事が事だけに真実はいかに?


コメント (2)