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森の中のティータイム

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 映画「消されたヘッドライン」よりも怖い現実

2015-07-14 | 社会問題・政治関連

今朝の朝日新聞デジタルのトピックに「安倍内閣の支持・不支持率が逆転」と
ありました。
朝日新聞社が11、12両日に行った全国世論調査(電話)によるものだそう
です。

(以下、記事から一部抜粋)
安全保障関連法案への賛否は、「賛成」26%に対し、「反対」は56%。
法案が憲法に違反していると思うかは、「違反している」は48%、「違反し
ていない」は24%。

今国会で法案を成立させる必要があるかは、「必要はない」66%、「必要が
ある」は19%。

安保関連法が成立したら、日本の平和と安全を守ることに「役立つ」は31%
「役立たない」は42%。

安倍政権になってから景気が回復したとの実感があるかとの問いには、「実感
がある」が19%にとどまったのに対し、「実感がない」は74%に達した。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私が思う以上に、世間の人々にも安倍政権への不信が募っているようです。
先日の老人による新幹線焼身自殺も、数十年払ったにも拘らず年金受給額の少
なさが引き金だとありました。世間ではもっと少ない年金額で細々と暮らして
いるお年寄りが大勢いるのですから、暮らし向きが良くなったと思えるはずも
ありません。

昨日竹田圭吾氏のツイッターでもリンクされ、Yahooニュースで取り上げられ
ていた記事、
「日本最大の右派団体「日本会議」と安倍政権のただならぬ関係 みんな、そ
こでつながっている」

これが本当なら、恐らく私たちが想像する以上に大きな組織が政治だけにと
どまらず経済や教育などの分野を動かしているのだろうと感じ取れます。

というのも、そこに挙げられた宗教団体の一つに昔加盟していた友人の発言に
当時驚いてしまった私は「それって右翼団体?」と尋ねたことがあったからで
その教団をwikiで調べると、「日本会議」との繋がりがハッキリと明記されて
いました。
もちろん、最近の彼女が安倍政権が進める法案には「反対」の意向であること
は、彼女の名誉のために付け加えておきますが(笑)

昨日は録りためていた映画を深夜に観ることが出来たのですが、その中に
(私があまり好きではない俳優さんラッセル・クロウ主演の)「決されたヘッ
ドライン」という映画がありました。

政治家と民間の軍事会社の癒着を暴こうと立ち向かうベン・アフレック演じる
議員が陥れられた罠から、必死で助けようと奔走するラッセル・クロウ演じる
友人の新聞記者。けれども事態は二転三転して・・。
まあ映画ですから殺人も次々に起こるのですが、その結末はともかく、「政治
と金」の問題はいずれの国にもあるのが現実です。

ただ、この政権のあまりにも露骨な右傾化には驚かされています。
先日はメディアを牛耳る上で、邪魔な発言だけは封じようとしたことが明るみ
に出たけれども、それ以前はネット上などでのメディア操作で、若者の票を取
り込めると踏んでいる安倍陣営の戦略を、西田亮介・立命館大学特別招聘(し
ょうへい)准教授(情報社会論)が語っています。

「 政治とメディアの関係性は変化している。自民党は戦後、メディアと協調
体制をとって言論を統制しようとしてきたが、最近は露骨な「圧力」が目立って
きた。
ネットを介して有権者に直接訴えられる時代になり、2000年代から力を入れ
てきたマーケティングやPRが選挙などで実を結んできたことが背景にある。い
まや発信力に長(た)けた政治のメディア戦略が、メディアの権力監視機能を上
回っている。勉強会の発言への批判が燃え広がったのはたまたま」と。

映画より怖い現実・・。

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