森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

母の日によせて

2009-05-11 | 家族友人
昨日は「母の日」。
母が亡くなって9年という歳月が過ぎても、
私の中で、母はずっと生きている。

優しく、厳しく、情にもろく、強い人だった。
末っ子だったためか、私自身は母にあまり叱られた
記憶がない。 多分、たまに姉たちが厳しく叱られて
いる時にそれを自分も神妙に受け止めて、同じことを
してはダメなのだと肝に命じていたせいかもしれない。

私は母にとって、わりと問題のない素直で扱いやすい子だった
と思う。成績のことで叱られたこともなく、大人しいが責任感
があるとか、小中時代は特に良いことばかり成績表に書かれた。

良い企業にも就けて、恐らくそれはあの夫だった人との結婚を
決めるまで続いたと思う。
親に逆らわねばならない事情があるときも、言葉を選び
一生懸命説得し、自分で責任を取ることを覚悟した。

それでも、後悔はいっぱいある。
あれもこれも、もっと母の気持ちに寄り添ってあげれば
よかったと。何より、離婚のことでは私が一番母に心配を
かけたのだ。

今の時代はどうだろう。子が邪魔になると殺す親もいれば
子の方が親を疎ましくなると、殺してしまったりもする。
一体親子の情なんて何処にいったのかと、悲しくなる。
いや、他人事ではないかもしれない。


その母の日に、我が家では朝寝坊する娘たちの朝食を急いで
作って、(と言ってもパンにサンドする材料を切っただけ)
私は町内の掃除に出た。

朝9時にして既に炎天下、おしゃべりしている人も
いるけど、2時間弱黙々と草むしり。
帰ったらすぐ汗を落として、ついでに着ていたものも
洗濯。

娘たちはようやく朝食を摂ったばかりのようで
一人はまだパジャマ姿だ・・・;
私は昼食を簡単に済ませて、ホットケーキミックスで
作るカップケーキを作る。

そう、「母の日」だから自分のために(笑)
娘たちはそれを平らげると何処かに出かけてしまったので、
私は一人本屋に行き、自分の為に「おばさんとトメ」
買った。読んだ後は、いつものようにシッポちゃんのご飯や
りのため駐輪場へ。

そこではご近所の奥さんが人待ちをしていた。
子供たちと食事に行くところなのだそうだ・・・。
そう言えば草むしり中も、皆あれこれ子供のしてくれたことなど
自慢し合っていたな・・。
私も少し前に上の娘からプレゼントを貰っていたし
下の娘からはゆで卵を作ってもらった(笑)
自慢すれば良かった?
でも、大事なのはモノじゃなく心だよね。

人と比べるのは好きじゃないし、人にはそれぞれの
事情がある。
人からしてもらうことも嬉しいかもしれないけど、
これから先、自分で何とかして人生を切り開かねばと
心に刻む。


母の日様々。
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