日本絹の里 特別展での広報活動
6月2日(土)から7月8日(日)までの毎週土曜日・日曜日に、日本絹の里で開催している特別展「富岡製糸場と絹産業遺産群」において毎回2名体制で広報活動を行っています。
特別展の主な展示内容は富岡製糸場・高山社跡・荒船風穴蚕種棚の模型展示、田島弥平関係資料の展示、製糸技術の紹介など、および伝道師協会受け持ちの「富岡製糸場と絹産業遺産群」のパネル解説です。貴重な資料や豊富な展示で技術の変遷や日本の技術革新の有様を実感することができます。また、8種類の無料体験が各週末に交代でどれか一つを開催しています。
6月9日(土)は朝からあいにくの本降りの雨で来館者数は限られました。しかし、それでも「みごぼうき作りと座繰り体験」では、自分で巻き取った生糸をお土産にもらって、みなさんうれしそうな顔で、午前・午後とも定員いっぱいの人気でした。6月10日(日)は天気にも恵まれて大勢の来館者でにぎわいました。この日の無料体験は「真綿でかわいい子犬さんを作る体験」で、さすがに家族連れが目立ち午前・午後とも各回先着20名の定員を大幅に上回る大盛況でした。
大盛況の無料体験順番待ちをしている親に世界遺産のパネル解説をしたり、小学生向け世界遺産クイズで回答に苦慮している子どもたちに、ヒントをあげよう、と言ってパネルでわかりやすく解説をしたり、われわれも楽しんで活動をしました。来館者の中には、高山社の屋根・鬼瓦の形・材質の変遷など特定の課題に深く専門的に質問をされる方もいたり、何組かは30分以上も真剣に解説を聞いたり質問をしたり、みなさんの意識の高さが伝わってきました。
(M.K 記)