『富岡市額部小学校座繰り体験授業』報告
9月6日(火)額部小学校で座繰り体験授業が行われました。
初めて訪れる学校でしたが、ナビに従い無事到着しました。
正門前に到着しましたが、さて、車はどこから入ってよいのか分からず、掃き掃除をされている先生がいらっしゃいましたので、車から降りてご挨拶しました。
庭掃除をされていたのは校長先生で、丁寧に駐車場を教えてくださいました。
今日の座繰り体験授業は四年生21名の生徒さんです。
校長室でご挨拶してから準備に取り掛かりました。
学校で養蚕した繭100g(63個)をお預かりしポット煮繭をしましたが、心配なく使えそうで安心しました。
この四年生のクラスは、二学期から担任の先生が交代されたそうで、その為でしょうか「四年生はこんなにも静かで大人しかったかしら」と思ったほどでした。
今日も2人1組になって、座繰り器のハンドルを回す役目と、みご箒を持つ役目を交代で体験しました。
全員が交代して体験が終わりましたが、授業時間が95分あったために少しゆとりができまして、適温に冷めた繭を煮たお湯を触ってみてもらいました。
座繰り体験中は、担任の長野絹枝先生が生徒さんたちを鼓舞して、何とか生き生きした反応を引き出そうとしていた時は中々『笛吹けど踊らず』状態でした。
しかし緊張がほぐれたのでしょうか、急に元気が出てきました。
お鍋のお湯を手につけて「あっスベスベする」「本当だ、どうして」などと言いながら、中にはお湯を指で頬につけたりして賑やかになりました。
又、友達同士で残った繭から糸を引き出して「まだ切れない、まだ切れない」と楽しそうに遊ぶ姿に心和みました。
片付けが終わって校長室でご挨拶いたしましたが、壁に歴代校長の写真が掛かっていまして、第9代校長が今井幹夫先生でした。
廊下の踊り場には花器に花が活けられていて、壁には富岡製糸場の最盛期明治41年頃の珍しい写真が7~8枚飾ってありました。
本日は4名の伝道師で担当いたしました。
H岡伝道師はずっと教室に留まっていた校長先生にしっかりレクチャーし、S井伝道師は足りなかった物を急遽町中まで取りに行ったり、Y村伝道師は座繰り器の面倒をほぼ一人でこなしたりしました。
皆様大変お疲れ様でした。(S.Y記)