町田睦伝道師が『群馬の養蚕民家』を発行
町田睦伝道師が自主研究調査をまとめた『群馬の養蚕民家』を発行しました。
(調査研究の主旨)
繭価格の低迷等により養蚕農家が激変している中、昭和末期頃から養蚕民家の改築や新築が急速に進み、都市型住宅へと変貌する状況が続いています。
先人の英知によって総意と工夫をこらし、地域性を活かして建てられた養蚕民家は貴重な文化遺産であり、後世に残しておきたい財産でもあります。
こうしたことから、県下各地の特徴ある養蚕民家を訪ね歩いて調べ、郷上の文化遺産としての価値を見つめ直すとともに、その素晴らしさを多くの人に知ってもらうことと、後世に残しておきたい養蚕民家などを『群馬の養蚕民家』と題して発行し、伝道師の活動や関係者の参考に供するものです。
書籍名『群馬の養蚕民家』
まえがき
Ⅰ.群馬の養蚕民家概説
1 養蚕の始まり
2 養蚕農家の動向
3 養蚕民家形式の変容
4 群馬における養蚕民家の特徴
(1)屋根の形式
(2)養蚕民家の形式と所在地域
(3)養蚕民家の構造
Ⅱ.特徴ある群馬の養蚕民家100
(外観等において特徴ある養蚕民家100棟を選定の上、写真と一口解説で紹介)
Ⅲ.群馬の養蚕民家群
(養蚕民家が密集している28地区を選定し紹介)
Ⅳ.他県の養蚕民家
(全国に残存している特徴ある養蚕民家27棟を写真と一口解説で紹介)
【参考資料】養蚕民家の文化財等指定一覧(群馬県)
(発行日令和5年12月15日、A4版、108ページ、フルカラー)
※発行に際しては伝道師協会の『調査研究奨励事業』に採択され、印刷費の一部助成が行われました。