石川ひとみ 私はかもめ(New Version)
♪http://blog-imgs-75.fc2.com/t/o/s/toshiichi/20150604134920fc2.mp3
海は青いとおもってた、
かもめは白いと思ってた。
だのに、今見る、この海も、
かもめの羽も、ねずみ色。
みな知ってるとおもってた。
だけどもそれはうそでした。
空は青いと知ってます。
雲は白いと知ってます。
みんな見てます、知ってます、
けれどもそれもうそか知しら。
これは、金子みすゞさんの「海とかもめ」という詩です。
味わい深い詩ですよね。
行間からは幾通りもの解釈を引き出すことができます。
空と言えば「青い」、雪と言えば「白い」、・・・この種の紋切型の常套句には気をつける必要があります。
物事を概念で判断していると、やはり感性が鈍くなるからです。
実のところ、わたしたちはあまり真剣にモノを見てはいない、それで生活に支障はないからです。
美術館で絵画の前に立っても、すぐに飽きてしまう人は多いと思います。
しかし、絵画の観賞方法にも一定のコツがあり、主題の選び方や構図、タイトルの付け方、歴史的背景や画家の人生との重なり具合など、一定の補助線を引いてみると、非常に面白い世界が広がります。
まっとうな大人であれば、金子みすゞさんの「みんな見てます、知ってます」という言葉が刺さるのではないでしょうか。
「何か勘違いしていないか?」という無言の問いかけが迫っているようです。
おそらく、わたしたちの日々の生活の中にも、「青いと思っている海」があり、「白いと思っているかもめ」がいる、そのことを自覚しておきたいものです。
どうしても、石川ひとみさんの「私はかもめ」の歌詞が見つからず、金子みすゞさんの「海とかもめ」で代用してしまいました。
これって、ダメかもめ。(笑)
♪http://blog-imgs-75.fc2.com/t/o/s/toshiichi/20150604134920fc2.mp3
海は青いとおもってた、
かもめは白いと思ってた。
だのに、今見る、この海も、
かもめの羽も、ねずみ色。
みな知ってるとおもってた。
だけどもそれはうそでした。
空は青いと知ってます。
雲は白いと知ってます。
みんな見てます、知ってます、
けれどもそれもうそか知しら。
これは、金子みすゞさんの「海とかもめ」という詩です。
味わい深い詩ですよね。
行間からは幾通りもの解釈を引き出すことができます。
空と言えば「青い」、雪と言えば「白い」、・・・この種の紋切型の常套句には気をつける必要があります。
物事を概念で判断していると、やはり感性が鈍くなるからです。
実のところ、わたしたちはあまり真剣にモノを見てはいない、それで生活に支障はないからです。
美術館で絵画の前に立っても、すぐに飽きてしまう人は多いと思います。
しかし、絵画の観賞方法にも一定のコツがあり、主題の選び方や構図、タイトルの付け方、歴史的背景や画家の人生との重なり具合など、一定の補助線を引いてみると、非常に面白い世界が広がります。
まっとうな大人であれば、金子みすゞさんの「みんな見てます、知ってます」という言葉が刺さるのではないでしょうか。
「何か勘違いしていないか?」という無言の問いかけが迫っているようです。
おそらく、わたしたちの日々の生活の中にも、「青いと思っている海」があり、「白いと思っているかもめ」がいる、そのことを自覚しておきたいものです。
どうしても、石川ひとみさんの「私はかもめ」の歌詞が見つからず、金子みすゞさんの「海とかもめ」で代用してしまいました。
これって、ダメかもめ。(笑)