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河のほとりに

2023-03-18 18:37:51 | 谷山浩子
河のほとりに 谷山浩子




河のほとりに ふたり坐れば
さざ波のかすかな 歌がきこえる
黙ってこのまま そばにいてください
悲しい思い出 流してしまうまで
ずっと昔から 知っていたような
そんな気がする あなたが好きです

 (ナレーション)
   たくさんの時代が
   水の面を走りぬけていったのが
   見えるような気がします
   そして今 こんなにちっぽけな
   あなたとわたしを
   河はやっぱりやさしく
   つつんでくれるのです

河のほとりに ふたり坐れば
たそがれ風さえ ふと立ち止まる
黙ってこのまま そばにいてください
あなたの肩に もたれていたいのです
はじめからずっと 知っていたような
そんな気がする あなたが好きです





「安心してください、貶してはいませんよ」(笑)

「なごり雪」のイルカさんと同じように、谷山浩子さんも、なぜか容姿と声とが、非常にミスマッチで、アンバランスな感じがするのは、はたして、ぼくだけかしら。(笑)

しかし、非常にさわやかで、清涼感、透明感のある声です。

かって、胃薬のCMに採用(「風になれ~みどりのために~」)されたのも、頷けることです。(笑)

15歳でデビューして、17歳で「お早うございますの帽子屋さん」で、ポプコンに入賞しました。

この「河のほとり」は、20歳のときの歌で、「ねこの森には帰れない」というLPに収録されています。

谷山さんの歌は、童話をイメージするような、幻想的な歌が多いのですが、ひとことで言えば、やはり少女趣味っぽいですね。

しかし、それは彼女がぶりっ子(懐かしい言い回し(笑))ということではなく、彼女自身が永遠の少女だからという感じがします。

少女、それも、純朴な「カントリーガール」のような気がします。

だから、シティボーイのマスター(誰も言ってくれないけどね(^^ゞ )が、なぜか、憧れるのかもしれません。(笑)

河のほとりに ふたり坐れば
さざ波のかすかな 歌がきこえる


この河も、まるで夢の中に出てくるような河のイメージです。

もちろん、三途の川じゃありませんよ。(笑)

それにも、まして、決して、男と女の間にある暗くて深い河ではありません。(笑)

深い河については、長谷川きよしさんか、野坂昭如さんに、ローアンドロー(注:「黒の舟歌」)してもらいましょうね。(笑)

そうそう、もちろんこの河は、万里の河でもないよね…、万里の河はチャゲ&飛鳥やったね…、えっと、それとイムジン河は……と…、そうです、どうでもいいことは饒舌なくせに、肝心なことは、語りかけてくれない男の子に…浩子ちゃんは歌います。

黙ってこのまま そばにいてください
悲しい思い出 流してしまうまで


少年少女から、大人になっていく思春期。

言葉が真実(ほんとう)の気持ちを伝えられない、もどかしさに、二人の間に流れる気まずい沈黙…。

そして、言葉はいらない、ただ貴方の温もりだけがほしいと、素直に思えるようになったとき、少女は女になっていくのです…。

ずっと昔から 知っていたような
そんな気がする あなたが好きです


人が恋の相手を求めるのは、かって引き裂かれた自分の片身、分身を求めるからだ…というのが、神話や伝説に出てきます。

まさしく、二分の一の神話、ベターハーフですね。

恋人同士が、お互いずっと昔から知っていたような気がするのは、そのせい…、だからかも、しれませんね。

_(^^;)ゞイヤー、さすが、フィニッシュっの言葉、往年のシティボーイらしく、かっこよく決めたでしょ?

えっ?だから、男は、そんな、いらんことばかり言うんやったら、ただ、そばに黙って座っとき!ですかね。(^^ゞ

かあちゃん、((^^))ごめんちゃい!!(笑)

































































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