谷山浩子「すずかけ通り三丁目」
何気ない町の角を ふとまがったら
そこはまるで 静かな夢
けむるような 陽射しの中で
突然 思い出してしまった
朝のにおい 水の音
突然 よみがえるあの頃の
しあわせな あの子と私
※思い出は 眠っている心の奥に
だけど きょうはたずねてきた
時の彼方 すずかけ通り三丁目の白い家※
突然 思い出してしまった
雨のやさしさ 雲の色
かすかな 記憶のかたすみに
風の中 あの子の鐘
(※くり返し)
そこはまるで 静かな夢
けむるような 陽射しの中で
突然 思い出してしまった
朝のにおい 水の音
突然 よみがえるあの頃の
しあわせな あの子と私
※思い出は 眠っている心の奥に
だけど きょうはたずねてきた
時の彼方 すずかけ通り三丁目の白い家※
突然 思い出してしまった
雨のやさしさ 雲の色
かすかな 記憶のかたすみに
風の中 あの子の鐘
(※くり返し)
ある6月の暑い日のこと。
松井さんは、田舎のお母さんから夏みかんが届いたことが嬉しくて、1番大きいものを選び、タクシーに乗せて走っていました。
乗客の紳士を降ろした後、松井さんは道ばたに小さな白い帽子を見つけます。
すっとつまみ上げてみると、中からふわっとモンシロチョウが羽ばたきました。
松井さんは、せっかくの獲物がいなくなっていては帽子の主が残念がるだろうと、帽子の下に夏みかんを置いておきます。
そうして車に戻ると、いつのまにかおかっぱの女の子が乗車していて・・・。