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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

岸本葉子さんの吟行修行の巻

2016年02月23日 | 俳句

2016/02/23


岸本葉子さんの『俳句、はじめました。~吟行修行の巻』を図書館で借りて読みました。名うてのエッセイスト、俳句上達のこころの動きが活写されていてすごく参考になる。習い事の上達には二つあって、ひとつは素直に上達するパターン、もうひとつはあれやこれや考えて紆余曲折しながら上達するパターン。岸本さんは前者、わたしは後者。勝ちにいく岸本さんと、負けにいくわたし。俳句には私のやり方は似合わないので、岸本さんを大いにまねしたい。
今回の吟行修行については、俳句をはじめてかれこれ五年になり、吟行の回数が少ないのに一発奮起して吟行中心の句会に出ることにした、その記録である。
吟行地は、
・新宿御苑
・慶応大学日吉キャンパス
・穴八幡神社
・葛西臨海公園
・湯島天神
・東京大学駒場キャンパス
・東京駅
・多摩動物公園
・靖国神社
・川崎大師
である。それぞれ吟行地でものにした俳句をあげて内容を比較する。
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花と七十二候(0223)

2016年02月23日 | 日めくり帖

2016/02/23

「迎春花咲いたと手招く父がいしかの日のままのオウバイ咲けり(鳥海明子)」
「白梅や紅梅ならばよく聞けど黄梅なるは珍しきかな
 (花言葉:恩恵)」

「黄梅は迎春花ともいい黄色なる花咲かせおり春を告げつつ()」
「凍てついた土がゆるみてぬかるみに春のどろんこうれしきものに
 (『春泥散歩』)」

「ゆるゆると児の手を引いて春の泥(杉田久女)」