2016/02/27
「俳句とは言葉で言える限界に達し言えない世界を覗く()」
「岩鼻の去来俳句の解釈で芭蕉はしめす物心一如
(『岩鼻やここにもひとり月の客~去来』で
この客は自分自身としないと面白くないと芭蕉は言った)」
「芭蕉には宇宙的なる孤独あり俳句としては『うしろ姿』が()」
「前向きや横向きの歌いろいろと芭蕉蕪村や子規の句例示
(暑き日を海にいれたり最上川:芭蕉
,五月雨や大河を前に家二軒:蕪村
,涼しさや鐘を離れるる鐘の声:蕪村
,赤き実一つこぼれぬ霜の庭:子規
,若鮎の二手になりて上りけり:子規)」
「現代の俳句は宇宙写すより小さきもののこだわり強い()」
「虚子の句に宇宙的なる広がりのない句もありて以下に例示を
(白牡丹といふといへども紅ほのか:虚子)」
「構造として俳句とはいかなもの円環構造なせると言える
(モノ←まなざし←まなざしの主←モノ=物心一如)」
「菜の花や月は東に日は西に(蕪村)」
「品川は『謂応せている』先のない句を嫌っているがきつい縛りか()」
「俳句にはリズムがあって一息にいえる語長だ十七音は()」
「それ的に聞こえたならば十七にこだわらなくてもいいと教える
(中七にすることにはこだわれ)」
「古池の句をぶちきれば七語から構成される文章なりき
(古池/や/蛙/飛び込む/水/の/音…七語)」
「二語+テニヲハによる組合せ一息でいう長さだという()」
「十七という長さ超え言外に『何か有る』こと表現をする()」
「共通にわかることなら削り取り最小限の表現にする()」
「武道では上達するに教えあり『守破籬』の順に定型を知れ
(守:師の教えを守る
,破:やがて師の教えを破り
,籬:師を離れて新しい世界を作る)」
「新しき表現するに新鮮な言葉のコンビや季語の用法()」
「行き着きて季語なかりせば自力にて季語作れればよしと考えるべし()」
「季がさなり初心は避けていくべきも上手は技として成り立てる()」
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