そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

小池光氏の読売文学賞受賞

2016年02月19日 | 三十一文字

2016/02/19

「掃除機のコードひつぱり出す途中にてむなしくなりぬああ生きて何せむ
 (小池光歌集『思川の岸辺』)」

「ご夫人を亡くし五年が経つという『前に進まねば』と歌集編む()」
「ふみあとのかすかになりしいつぽんの道つづきゐてわれはゆくべし(小池光)」
「愛読の茂吉の踏み跡たどりては『魂極タマキワル』命歌に捧げむ()」
「あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり(斎藤茂吉)」

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津島佑子さん逝く

2016年02月19日 | 挽歌もどき

2016/02/19

「津島さん太宰治の次女らしいガン患いて早く逝きたり(享年68才)」
「太宰の子ただそれだけで避けてきた少しは読んで見んかと思う()」
「文学賞たくさん取りて選考の委員もしたり読売文学賞は
 (中上健次と同じ頃に注目)」

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花と七十二候(0219)

2016年02月19日 | 日めくり帖

2016/02/19

「信じあう美しさありアネモネの色とりどりに咲きそろいたり(鳥海明子)」
「アネモネを牡丹一華と別の名も深紅の花弁花らしい花
 (花言葉:信じて従う)」

「今日からは雨水初候となりました農作業する始める時期と
 (『雪消ゲの水』)」

「山の雪解けて流れる河川へと雪ゲの水は雪代という(雪汁とも)」
「春が来て時に雪崩を起こしたり川を濁らすこともあり(雪濁りともいう)」







 

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春蘭

2016年02月19日 | 俳句

2016/02/19

「赤みある茎の先にと黄緑の花をつけたり割りと貧相(野草)」
「爺婆とあだ名がつくもその姿名にしおう姿に見えず()」
「師を慕い句碑の辺春蘭植えもして(華)」


 

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